Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫  お問い合わせ

製品とサービス  >  ソフトウェアとOS  >  HP- UX Developer Edge

ジム・ヘイズが語るHP-UXの歴史と未来・後編

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
ジム・ヘイズが語るHP-UXの歴史と未来・後編
2000年以降、HP-UXは、インターネットの急激な成長やLinuxの台頭といったコンピューティングの世界の劇的な変化にも柔軟に適応してきた。それだけでなく、仮想化やユーティリティ・コンピューティングといったユニークな特徴を生かして、市場における役割を一段と広げつつある。インタビューの後半では、HP-UXの現在そして未来についてヘイズ氏に話を聞いた。パーティショニングやインテリジェントポリシーエンジンといったHP-UXの新しいテクノロジーが、HPのアダプティブ・エンタープライズのビジョンをいかにして実現していくのか、同氏による解説をレポートする。
ジム・ヘイズが語るHP-UXの歴史と未来・後編
HP-UXの現在と未来
アダプティブ・エンタープライズを実現するHP-UX

2006年3月
テクニカルライター 吉川和巳

HP-UXの現在と未来

2000年以降――次世代のコンピューティングへ

2000年代の初めにLinuxが市場に普及し始めると、HP-UXはしばしばその比較の対象とされた。しかしHP-UXは、エンタープライズ・コンピューティング分野におけるマーケット・リーダーであり続け、現在もその市場シェアを広げつつある。HP-UXがなぜこうした市場での成功を収めることができたのか。ヘイズ氏はその理由について説明する。

編集部: Linuxと比較して、HP-UXはおもにどうのような点に強みがあるのでしょうか? またLinuxやWindowsと比較して、HP-UXはどのような位置づけにあると言えますか?
ヘイズ氏:

Linuxは当初はデスクトップPCや2-wayサーバでの利用に特化していました。UNIXのような洗練された高可用性や信頼性、堅牢性、セキュリティ、管理性、そしてリソース管理機能に乏しく、動作する商用アプリケーションの数も限られていました。その後Linuxの地位は向上し、より多くのアプリケーションが利用可能になり、2-wayを超えるSMPサーバへのスケールアップも可能になりました。以前より機能面は向上しましたが、それでもなお堅牢性や高可用性、セキュリティ、リソース管理といった側面ではUNIXの完成度に及びません。これらが、HP-UXの強みです。

例えばスケーラビリティについて言えば、HP-UXは多種多様なワークロードに対してさまざまな面でのスケーラビリティを実現する、バランスのとれた実装がなされており、最大で128-wayまでスケールアップが可能です。LinuxがUNIXと同様のスケーラビリティを達成し、競合力を見せ始めるまでには時間がかかります。これまでHPでは、HP-UXのきわめて堅牢な実装を実現すべく、OS内部のさまざまなボトルネックを取り除くためのチューニングに何年もの時間をかけてきたのです。

また可用性については、OSコアの信頼性をはじめ、HP-UXは一段と優れた堅牢性を備えています。また(HAクラスタツールである)HP Serviceguardのようなソフトウェア製品についても、HP-UX版はトータルな高可用性機能をそろえています。さらに、新たに追加される高可用性機能や仮想化機能はつねにHP-UXで最初に実装されており、より統合化されたソリューションを提供しています。

LinuxやWindowsは、それぞれが得意とする分野を持ち、ある部分ではそれらがオーバーラップしています。Windowsはクライアント層やアプリケーション層で優れた威力を発揮するOSです。一方Linuxは、Webサーバやファイヤウォール、そしていくつかのエンタープライズ向けアプリケーションなど、エッジ用途やインフラ用途に強いOSです。そしてHP-UXは、ミッションクリティカル分野で主流を占めるOSであり、トータルなスケーラビリティや信頼性、高可用性、セキュリティの面で他を凌いでいます。


編集部: 2000年代の初め、次世代のコンピューティングを実現する上で、どのようなテクノロジーが求められていたのでしょうか?
ヘイズ氏: 2000年代の初めには、サーバ・コンソリデーションやサーバ仮想化が重要なテクノロジーとして認識され始めていました。複数のOSやアプリケーションを、いかにして互いに干渉させることなく1台のシステムにスタック(集約)していくか、検討を始めました。これは従来メインフレームが備えていた能力で、複数のアプリケーションを1台のメインフレームに効率的に集約可能でした。

HPでは、こうしたサーバ仮想化の実現に向けて、nPars(nPartitions)vPars(Virtual Partitions)WLM(Workload Manager)PRM(Process Resource Manager)psets(processor sets) といったテクノロジーの投入に注力してきました。これらのテクノロジーにより複数のワークロードを互いに分離することで、1台のサーバに多数のアプリケーションを集約したり、またはnParsやvParsの利用により複数のOSを集約したりできるようになりました。

HPでは、さまざまな顧客ニーズに対応する多彩なサーバ仮想化技術をそろえた豊富なポートフォリオを提供してきました。ユーザの要望に応じて、アプリケーションの集約とOSの集約のどちらにも対応できます。例えばnParsでは、電気的な分離までも実現するパーティション間の完全な隔離が可能です。そのため、いずれのコンポーネントに障害が発生しても、他のOSやアプリケーションに被害が及ぶことはありません。パーティションごとに個別にメンテナンスが可能です。IBMおよびSUNは、nParsに匹敵する隔離性を実現するに至っていません。vParsでは、ソフトウェア・パーティショニングの技術ながらも殆どそのオーバーヘッドはなく、逸早くOS環境間でのCPUリソースの移動を実装しました。リソース最適化を求める商用環境に積極的に適用されている技術です。

2000年から2004年にかけて、高度なスケーラビリティの達成がもうひとつの重要なテクノロジーとして認識されていました。システムが抱える負荷の規模が拡大するにつれ、ますます大規模なスケーラビリティが必要とされ始めていました。そうしたニーズに対応するため、64-wayまでスケールアップできるハイエンドサーバHP Superdomeをこの時期にリリースしました。こうした高レベルのSMPをHP-UXや主要なアプリケーションでサポートするための調整には時間を要しましたが、市場が必要とするタイミングに合わせて製品を投入することができました。

HP Superdomeはとても効率的に設計されたシステムで、他ベンダーのccNUMAアーキテクチャ製品とは異なり、メモリアクセスの遅延を低く抑えています。その後、HP Superdomeは128-wayまでサポートできるシステムにアップグレードされ、さらにccNUMA向けの最適化機能としてセルローカルメモリ(メモリアクセスをセル内部に制限する機能)をサポートすることで、大変多くのプロセッサ搭載した際のSMPパフォーマンスを強化しました。
 
HP superdomeのシステム・アーキテクチャ
HP superdomeのシステム・アーキテクチャ

現在のヘイズ氏は、仮想化技術やユーティリティ・コンピューティングに関連するインフラ製品およびソリューションの開発を担っている。後半では、HPのアダプティブ・エンタープライズのビジョンを実現していく上で取り組んだUDC(Utility Data Center)や現在のVSE(Virtual Server Environment)について話を伺う。
トップへ   次のページへ

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

オンラインサポート
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
来場予約(準備中)
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡