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HAクラスタの達人に聞く
「HP Serviceguardが選ばれる理由」・前編

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HAクラスタの達人に聞く「HP Serviceguardが選ばれる理由」・前編
「ミッションクリティカル・システムの4台に1台は、クラスタウェアHP Serviceguardを搭載している」と述べるのは、過去15年余にわたってHP Serviceguardの開発を指揮してきたHPのアーキテクト、ボブ・サワーズ氏である。同氏は、高可用性クラスタ(HAクラスタ)分野におけるHP Serviceguardの圧倒的な実績が、通信事業者をはじめ、厳格な可用性を求める企業のニーズに応えてきた結果であると説明する。今回は、HAクラスタ・ソリューションとしてのHP Serviceguardの確固たる優位性がどのような経緯で培われてきたのかを明らかにすべく、この分野の第一人者であるボブ・サワーズ氏に話を伺った。
HAクラスタの達人に聞く「HP Serviceguardが選ばれる理由」・前編
SwitchOver/UX誕生のいきさつ
HP Serviceguardをつらぬく設計思想
2006年9月
テクニカルライター 吉川和巳

SwitchOver/UX誕生のいきさつ

HP Serviceguardの前身は、80年代後半に開発されたHP-UX対応クラスタウェアSwitchOver/UXである。サワーズ氏は、SwitchOver/UX誕生のいきさつについて次のように振り返る。

「SwitchOver/UXは第一世代のHAクラスタ製品です。その当時のHAクラスタ製品開発のおもな動機は、ハードウェア障害への対処でした。HPのサーバ製品は当時も十分な信頼性を備えていましたが、とりわけ通信分野ではさらなる高信頼性が必要とされていたことも、SwitchOver/UXの開発を後押しする要因となりました。実際に、初期の導入事例としてもっとも多かったのが通信事業者でした。2番目に多かったのは、データベースを運用する大企業です。当時は、この2つの用途に向けてHAクラスタのソリューションを提供していました。

年を追うごとにハードウェアの信頼性も向上しましたが、ハードウェア障害の可能性をゼロにすることはできません。またもちろん、ハードウェア障害だけがシステムダウンの要因ではなく、ソフトウェア障害やヒューマンエラーも原因となり得ます。統計では、現在のシステムダウンの2割がハードウェア障害によるもので、4割がソフトウェア障害、そして残る4割がヒューマンエラーによるものとされています。一方、SwitchOver/UXが登場した当時は、システムダウンの8割がハードウェア障害に起因していました。現在とはまったく異なる状況だったのです」
米国HP アーキテクト ボブ・サワーズ氏
HP アーキテクト
ボブ・サワーズ氏

またSwitchOver/UXの機能も、現在のHP Serviceguardとは大きく異なるものであったという。

「例えばSwitchOver/UXでは、障害の発生したサーバからサービスを引き継ぐために、サーバのリブートが必要でした。したがって、フェイルオーバには15分〜30分もの時間を要していました。一方、現在のHP Serviceguardではリブートの必要がなく、数10秒という格段に短い時間でフェイルオーバが可能になっています。もう一つ、当時のSwitchOver/UXが大きく異なる点は、それが『アクティブ/スタンバイ形式』にのみ対応しており、待機状態のスタンバイ・サーバを必ず必要としたことです。これに対しHP Serviceguardでは、クラスタ上のすべてのノードを実運用に利用できる『アクティブ/アクティブ形式』にも対応します」

HP ServiceguardによるHAクラスタの構成例
HP ServiceguardによるHAクラスタの構成例

通信分野にHP-UXが浸透

このSwitchOver/UXの成功をきっかけに、HP-UXは通信分野でのミッションクリティカル・システム構築に広く浸透し始めていく。

「通常、電話交換機そのものには、わずかな大きさのメモリしか搭載されていません。したがって、電話網の運用に必要な大量のデータの管理は、他のシステムに任されます。例えばHP-UXが通信事業者へ導入され始めた当初は、電話網を監視するシステムに利用されていました。また当時は、課金システムの大半がメインフレームによって構築されていました。

当時と現在で異なる点は、通信事業者が大半のアプリケーションをメインフレームからハイエンドのHP-UXシステムへと移行しつつあることです。なぜなら、メインフレームに比べて、HP-UX上ではよりすばやく簡単にアプリケーションを開発でき、さらにハードウェアのコストも抑えられるからです。例えば課金システムについても、その後はハイエンドUNIXシステムへの移行が進み、現在では通信事業者向けに出荷されるHP Serviceguardの大半が課金システムに用いられており、通話記録などの情報がHP-UXベースのシステムで管理されています。

現在の通信分野におけるHP-UXのもうひとつの用途は、CRM(Customer Relationship Management)システムやコールセンター・システムです。例えば、加入者が引っ越しをして新しい住まいに電話を移設する場合を考えてみます。加入者が通信事業者に移設を依頼すると、オペレータはCRMシステムを通じて新しい住所の登録などを行います。これらの情報はプロビジョニング・システムに渡され、そこから個々の交換機に対して、新しい電話番号は何番か、そしてどの回線がその番号に割り当てられたのかといった情報が届きます」

もちろん、こうしたメインフレームからUNIXへのオープン化は、一朝一夕になし得たものではないとサワーズ氏は説明する。

「HPでは、長い時間をかけてハードウェアの信頼性を高めてきたことに加えて、万が一のハードウェア障害に対しても、HP Serviceguardにより他のノード上でアプリケーションをすばやく再起動できることを示してきました。課金システムなどに求められる可用性は99.999%程度で、許容ダウンタイムは5分間に相当します。ちなみに、電話交換機に求められる可用性は99.99999%程度であり、1年間に許容されるダウンタイムが数秒間です」

ひきつづき後半では、HP Serviceguardをつらぬく設計思想について、サワーズ氏に話を伺う。

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