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| HP Serviceguardを語るとき、サワーズ氏が強調する点は、HP-UXやHP Integrityサーバとの親和性の高さである。例えば、I/Oカードのバッファに残留したデータがディスクに書き込まれる現象「ゴーストI/O」への対処といった機能など、ハードウェアからカーネル、クラスタウェアまですべてを自社開発するHPならではのアドバンテージが現れているという。さらにインタビューでは、HP Serviceguardとは切っても切れない関係であるOracleとの連携について、サワーズ氏が教えるノウハウや勘どころを伺った。 |
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| HAクラスタの達人に聞く「HP Serviceguardが選ばれる理由」・後編 |
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| 2006年9月 |
| テクニカルライター 吉川和巳 |
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サワーズ氏は、LinuxベースのHAクラスタと比較しながら、HPが提供するソリューションのアドバンテージを説明する。
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「Linuxはオープンソース製品であるため、HAクラスタの機能がLinuxカーネルやLinux市場全体に大きく依存してしまうのです。これに対し、HP-UXのようなベンダー製OSの場合、システムの可用性と堅牢性を高める特定の機能を追加したいとき、すぐさまカーネルに変更を加えられます。
例えば、まもなく登場する最新バージョンのHP-UX であるHP-UX 11i v3では、オンラインでのリソース追加・削除機能を更に強化する予定です。セルボード、さらにI/Oやメモリ、そしてCPUといったコンポーネントのマイグレーションがパーティショニング環境上で実施できます。そのため、システムの運用を継続したまま、OSをリブートすることなくコンポーネントの増強を行えます。こうした機能を実現するには、OSカーネルに対して多大な投資を行わなくてはなりません。そのためオープンソースとしてのLinuxでは、オンラインでのリソースマイグレーション機能はベンダーが独自にカーネルを変更する必要があり、オープンとしての実装は難しいのが現状です」 |
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このように、クラスタウェアであるHP Serviceguardのみならず、OSであるHP-UXやハードウェアであるHP Integrityサーバにも多くの労力をつぎ込み、堅牢性と可用性の向上に努めている点がHPの優位性であると、サワーズ氏は強調する。
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| 図1:HP Integrity サーバの信頼性機能 |
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「もうひとつの例が、『ゴーストI/O』と呼ばれる現象への対処です。これは、ハードウェア障害の中でも例外的なケースで発生するもので、アプリケーション・プロセスやOSカーネルが停止した状態にもかかわらず、I/Oカードがバッファ上の残留データをディスクへ書き込み続けてしまう状況を指します。ドライバ・ソフトウェアに対する通常の操作だけでは、このゴーストI/Oは防げません。そこでHP-UX版のHP Serviceguardでは、非常に低レベルのハードウェア・コマンドをI/Oカードに直接送信し、ディスクへの書き込み処理を直ちに停止するよう指示します。これにより、データの破損を防止する仕組みです。こうしたメカニズムはカーネルとハードウェアが直接連携する必要があり、Linuxのような環境では実現できません。
Linuxが動作するハードウェアはさまざまなベンダーによって開発されていますが、Linuxそのものはオープンソース・コミュニティによって開発されています。つまりハードウェア・ベンダー各社は、それぞれに異なるLinuxを開発するわけにはいきません。そのため、ベンダー独自の機能を実装するのが難しく、特別な高信頼性機能などを提供することで差別化を図るのが困難なのです」 |
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ひきつづき後半では、HP Serviceguardとは切っても切れない関係であるOracleとの連携について、サワーズ氏に話を伺う。 |
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