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SMHでらくらくHP-UXシステム管理

第1回:SMHを知る

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SMHでらくらくHP-UXシステム管理 第1回:SMHを知る
「XベースもしくはTUI(Terminal User Interface)ベースで利用するSAM」から、「Webベースで利用するSMH」へと、HP-UXのシステム管理は大きく変貌しようとしています。こうしたWeb化の流れの背景には、Linuxの「Webmin」に代表されるWebベースのシステム管理ツールが、新しい世代のエンジニアに浸透しつつある現状があります。これから新たにHP-UXに触れる若手エンジニアにとって、PCのWebブラウザから簡単に操作できるSMHは、より親しみやすいシステム管理ツールとなるはずです。今回は、次世代のHP-UXシステム管理ツールであるSMHの概要を紹介します。
SMHでらくらくHP-UXシステム管理 第1回
HP SMHとは
HP-UXシステム管理のロードマップ
関連ホワイトペーパー
(PDF、2.40MB)
2007年2月
テクニカルライター 小林聡史

HP SMHとは

HP-UXのシステム管理は、図1のようにマルチシステムを統合管理するHP Systems Insight Manager(SIM)に各種管理ツールがプラグインとして統合されています。このプラグインのひとつがSAM(System Administrator Manager)とHP SMH(System Management Homepage)でサーバの構成を統合管理するツールです。
ご存知の通り、HP-UXのシステム管理では「SAM」が広く利用されています。このSAMに代わる新しい世代のシステム管理ツールとして2005年5月よりHP-UXに搭載され始めたのがSMHです。

HP-UX 11i / Integrity サーバの管理
図1:HP-UX 11i / Integrity サーバの管理

SMHは、ひとことでいえば「WebベースのSAM」です。SMHでは、ハードウェア障害管理をはじめ、パフォーマンス情報の表示、システムの各種しきい値の管理、各種診断、そしてソフトウェアのバージョン管理などをSMHのWebインターフェースから実施できます。

HP System Management Homepage(SMH)の画面例
図2:HP System Management Homepage(SMH)の画面例

<表:SMHの管理機能>

ツール名

内容

HP-UX Accounts for Users and Groups (ugweb) ユーザおよびグループの管理
HP-UX Disks and File Systems (fsweb) ディスク、ファイルシステム、LVMの管理
HP-UX System Fault Management (evweb) イベント管理およびイベント表示
HP-UX Kernel Configuration (kcweb) カーネル構成管理
HP-UX Peripheral Device (pdweb) 周辺デバイス管理
HP-UX Security Attributes Configuration (secweb) セキュリティ管理
Partition Manager (parmgr) nPartitions管理
VM Manager Integrity VM管理

これらの他にも、プリンタ管理やネットワーク管理、監査機能、PAM設定、リソース管理、ソフトウェア管理、時刻設定など、これまでSAMから起動して利用していたX-Windowsベースの管理ツールも、SMHから起動可能です。さらにSMHでは、SMHプラグインと呼ばれる拡張メカニズムをサポートしており、kcwebやパーティション・マネージャといった既存のWebベースのツールもSMHに統合されています。ちなみに、これらXベースのツールはWebベースへの移行が随時進められており、将来的にはその大半がWebベースとなる予定です。

もともとSMHは、HP ProLiantサーバ向けのWindows/Linux対応システム管理ツールとして提供されていた製品です。HP-UX専用のツールであるSAMとは違い、SMHはマルチプラットフォーム対応である点が大きな特徴です。HP-UXをはじめ、WindowsおよびLinuxなど、HP IntegrityサーバとHP ProLiantサーバ上で動作する3種類のOSをサポートします。よって、これらのOS間でシステム管理ツールを統一化することで、OSごとに別々のツール操作を習得する必要もなくなります。

本連載では、このSMHを中心としたHP-UXのシステム管理手法を説明していく予定です。

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