重要な基幹業務アプリケーションが動作するOSには、アプリケーションが安定稼働するためのさまざまな機能・性能が求められる。
アプリケーション視点からは、OSの機能を比較することは意味のないことと捉えられるかもしれない。
しかし、実際には機能の違いが性能・信頼性の差につながることもある。
今、多くのOS、プラットフォームがミッションクリティカル・システムでの利用に耐え得る機能強化が進められているが、キャパシティやスケーラビリティに関しては、実績のあるHP-UX/Integrityサーバーに一日の長がある。今回は、そうした機能の違いを見てみよう。
第4回 キャパシティとスケーラビリティについて問う 前編
2010年12月
大神企画 富樫 純一
基幹業務アプリケーションが稼働するミッションクリティカル・システムでは、高い可用性を維持するためにピーク時の負荷を想定したシステム設計が行われることが多い。ハードウェア性能が急速な進化を遂げつつある現在、そうしたシステム設計の手法は、リソースを有効活用できず、無駄があると批判を受けることも多々ある。しかし、万一の事態を考えると、たとえオーバースペックであっても余裕を持ってシステムを構築することを選択する企業は、まだまだ多いのが実情だ。
同様に、OSにどれだけのキャパシティがあるかは、アプリケーションを設計する上で重要だ。たとえば、ビジネスインテリジェンスを実現する各種解析業務などは、システムやOSがどれだけのメモリ容量をサポートしているかによってパフォーマンスが大きく違ってくる。サポートされているプロセッサー数やボリュームサイズ、I/Oスロット数なども同様だ。
ただし、理論上対応できるという数値が必ずしも優位にはならないということは知っておかなければならない。本当に重要なのは、OSやシステムがどれだけのキャパシティまでベンダーが責任をもってテストし、サポートしているかということなのだ。
一方、システムのリソースを有効利用するための手段として、仮想化技術が注目されている。仮想化を採用する目的は、どんなサーバープラットフォームやハイパーバイザーを用いても変りない。しかし、同一の物理システム上で稼働する仮想サーバーに障害が発生した際、その影響範囲がどこまで及ぶかは、仮想化技術によって微妙な差がある。ミッションクリティカル・システムを仮想環境で稼働させようという場合、こうした機能差を重視することも大切になる。
OS/システムと同時にサポートされる機能の違いを見極める
1. OSがサポートするキャパシティに違いがあることを理解しよう!
2. 仮想化技術の違いで障害発生時の影響範囲に差が出ることを理解しよう!
3. ワンストップでサポートするHAクラスターの優位性を理解しよう!
OSのことならお任せ! 富樫先生
ハードウェアの進化とともに、システムに求められる性能もどんどん高まっている。それに伴い、OSやシステムがサポートするキャパシティもどんどん拡張され、現在は当面の間、十分に対応可能だろうと想定されるだけの容量がサポートされるようになった。マルチプロセッサーとして扱えるプロセッサー数、論理的に扱えるメモリ容量やディスクのボリューム容量、接続可能なI/Oポート数などがそれに相当する。
ミッションクリティカル・システムを非常に高い信頼性と性能で稼働させることを目的に開発されているHP-UX/Integrityサーバーでは、いずれのキャパシティも非常に大容量だ。たとえば、マルチプロセッサーは最大256ウェイ(コア数)まで対応。メモリ容量は最大2テラバイト、ボリュームサイズは最大256テラバイト、ファイルサイズは最大16テラバイトまでサポートされている。また、I/Oのキャパシティでは、最大192スロットまで拡張可能だ。
これらの数字は、理論的なものではない。HPが実際にテストを実施し、稼働することを保証したものだ。ここがポイントである。
OSの拡張性
HP-UX 11i V3 on Integrity
RedHat Enterprise Linux 5 on x86
最大サポート論理プロセッサー数
256
96
最大サポートメモリー容量
2TB
512GB
最大ボリューム容量
256TB
16TB
最大ファイルサイズ
16TB
2TB* (Ext3 ファイルシステム)
I/O キャパシティ
192 I/O スロット
28 I/O スロット
*XFSファイルシステムの制限を超える場合は、特別なサポート契約が必要です
表1: HP-UX 11i v3とRedHat Enterprise Linux 5とのスケーラビリティ比較
それに対し、Linux/x86サーバー(現時点でエンタープライズシステムに最も採用例が多いRedHat Enterprise Linux 5の場合)は、マルチプロセッサーが最大96ウェイ、メモリ容量が最大512ギガバイト、ボリュームサイズが最大16テラバイト、ファイルサイズが最大2テラバイト(Ext3ファイルシステム)にとどまっている。I/Oに至っては、最大28スロットに制限される。いずれも、公式にサポートされている数字だ。
これらは正直なところ、現時点では比較検討の必要性がないほどの数字ではある。しかし、システムの将来性を考えたとき、どこまでのキャパシティをベンダーが保証しているかによる安心感は、ずいぶん違ってくる。Linux/x86サーバーも、今後は新しいバージョンに更新されるたびに拡張性が高まると予想されるが、それに対応するためにはアプリケーションを作り直さなければならないこともあるだろう。信頼できるアプリケーションを長く使えるという意味からも、現時点でキャパシティに余裕があるほうが良いことは間違いない。
本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。
本特集記事を読んだ方は話題のTwitterを使って、ぜひあなたのお声を聞かせて下さい。
ミッションクリティカル・システムにはLinux
Linuxを選ぶ方は、以下の「投稿する」ボタンをクリックしてください。
ハッシュタグは「#ChoiceLinux」!
ミッションクリティカル・システムにはHP-UX
HP-UXを選ぶ方は、以下の「投稿する」ボタンをクリックしてください。
ハッシュタグは「#ChoiceHPUX」!
※Twitterアカウントをお持ちでない方はこちら から登録して下さい。
※記載されているハッシュタグ(Linuxの場合は#ChoiceLinux、HP-UXの場合は#ChoiceHPUX)は消さないでください。
ご購入前のお問い合わせ
エンタープライズ向け製品の
ご購入前のご相談
03-5749-8328
09:00-19:00 (月曜−金曜)
10:00-17:00 (土曜)
※祝祭日と5月1日は除く
製品・キャンペーンに関するお問い合わせ
ご購入後のお問い合わせ
オンラインサポート
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。
ショールーム
導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策 を実体験 して頂けます。