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| 実践!<Solaris→HP-UX/Linux>アプリケーション移行ガイド Part.4 |
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2004年12月
テクニカルライター 大戸 英樹 |
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ミドルウェアを新しくしたことで、機種には依存しない問題が起きました。今回のポーティングにかかった日数は、表7のとおりです。ミドルウェアのインストールに時間がかかったのは前述した理由によります。
作業内容 |
日数 |
| サーバ構築 |
2日 |
| 「Webセミナー受付システム」ミドルウェアのインストール |
4日 |
| 「Webセミナー受付システム」のインストール |
1日 |
| 「会員管理・メール配信システム」ミドルウェアのインストール |
7日 |
| 「会員管理・メール配信システム」のインストール |
3日 |
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| 表7 それぞれの作業ごとの日数 |
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今回の性能測定では、マイクロソフト社の「MS Web Application Stress Tool」を利用し、秒間あたりのアクセス数およびコンテンツの取得に要した時間を計測しました。テスト方法は30
個のスレッドを使用して、コンテンツを取得し続けるというものです。それぞれのテスト内容は表8のとおりです。
テスト結果は表9のとおりです。1 行目のreq/sec は秒当たりのアクセス数、2 行目のms はコンテンツのデータを取得し始めた時間を指します。秒当たりのアクセス数は大きいほど良好な結果であることを意味し、コンテンツデータを取得し始めた時間は小さいほど良好な結果を意味します。
秒あたりのアクセス数の性能向上率は3.5 倍から34 倍となり、非常に大きなパフォーマンス向上であることが確認できました。
テスト番号
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テスト対象
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| テスト1 |
静的なHTMLコンテンツ |
| テスト2 |
決められた文字列を出力するPHPのコンテンツ |
| テスト3 |
データベース(PostgreSQL)に対してselect文を実行し、その結果を表示するPHPのコンテンツ |
| テスト4 |
決められた文字列を出力するServletのコンテンツ |
| テスト5 |
データベース(Oracle)に対してselect文を実行し、その結果を表示するServletのコンテンツ |
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| 表8 性能測定テストの内容 |
テスト番号
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Solaris |
HP-UX
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| テスト1 |
520.80 req/sec
56.30 ms |
1854.02 req/sec
14.27 ms |
| テスト2 |
260.28 req/sec
113.93 ms |
3005.67 req/sec
4.08 ms |
| テスト3 |
117.77 req/sec
252.92 ms |
1687.47 req/sec
16.12 ms |
| テスト4 |
2.85 req/sec
6,494.7 ms |
97.04 req/sec
27.14 ms |
| テスト5 |
3.78 req/sec
5,935.2 ms |
89.59 req/sec
62.32 ms |
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| 表9 性能測定テストの結果 |
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4〜5年前のサーバとの比較だからね。それを差し引いて考える必要はあるけど。 |
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いずれにしろ、サーバの置き換えは
しなくちゃならないからね。 |
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これからいろいろ比較していかなくちゃならないけれど、
参考データとして十分だろ。 |
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今回のポーティング作業を行った担当者Sは、HP-UXサーバを扱うのが初めてだったため、HP-UX特有のディレクトリ構造やコマンドオプションという点で少々つまずきましたが、同僚Hのアドバイスのおかげで無事に2種類のWeb
アプリケーションを移行することができました。HP-UXのインストール自体は、Solarisを扱ったことのあるエンジニアならば問題なく行うことができるでしょう。今回の実験は新しいCPU
とOS との組み合わせということで、オープンソースのミドルウェアのコンパイルに手間がかりましたが、今後はWebの情報も増えていくと予想されますし、今回行ったような作業もパッチとして提供されると思われます。Oracleの利用に関しては、ドキュメントが充実していることもあり、特に問題になるような点はありませんでした。性能測定テストの結果を見ればHP-UXサーバの優位は実感できるので、パフォーマンス面を重視するならばHP-UX
サーバは有力な選択肢と言えるでしょう。 |
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Linuxへのポーティング RedHat Linuxへのインストールの総括
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RedHat Linuxでの測定結果は、表10のとおりであった。
静的コンテンツを扱ったテスト1、PHPを扱ったテスト2および3の結果を見る限り、HP-UXのCコンパイラ(aCC)は、RedHat
LinuxのCコンパイラ(gcc)よりも、最適化において優秀なことがわかった。Javaを扱ったテスト4およびテスト5の結果では、RedHat
LinuxのJavaの方が、HP-UXのJavaよりも良好な結果が出た。この結果には理由がある。RedHat LinuxのJ2SEは、BEA社のWebLogic
JRockit 1.4.2SDK for Linux(64bit)をインストールしたが、このJRockitは、ポーティング作業時点(2004年5月)で、フリーのものでは最も高度な最適化を行うSDKだろうと思われる。HP-UXとBEAWebLogic
Server 8.1との組み合わせで測定していたら、結果はまた違ったものになっていただろう。
テスト番号
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RedHat
Linux
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| テスト1 |
1407.25 req/sec
19.52 ms |
| テスト2 |
2189.68 req/sec
11.24 ms |
| テスト3 |
1426.88 req/sec
18.87 ms |
| テスト4 |
154.19sec
22.49 ms |
| テスト5 |
123.87 req/sec
93.47 ms |
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| 表10 RedHat Linuxの測定結果 |
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| 本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。 |
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