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Integrity VMでやさしく学ぶサーバ仮想化

第2回:「Integrity VMをインストールする」

HP-UX 11i v3 Update 3
ミッションクリティカル環境での仮想化機能を強化
UNIXの教科書 応用編
2日目:ファイルの検索
HAクラスタの教科書
第2日目:ネットワークを設定する
特集:第4世代の仮想化ソフトウェアIntegrity VM4.0の魅力を徹底解剖
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Integrity VMでやさしく学ぶサーバ仮想化 第2回「Integrity VMをインストールする」
HPではIntegrity VMのトライアル版を無償で公開しており、HP IntegrityサーバとHP-UX 11i v2 2005年5月版以降さえあれば簡単に試してみることが可能です。そこで今回は、Integrity VMのトライアル版を用いて実際にインストールする手順を説明します。Integrity VMのVMホストとVMゲストそれぞれが消費するメモリ領域やディスク領域の計算方法を紹介し、Software Distributor(SD-UX)のswinstallコマンドによるIntegrity VMのインストール方法を解説します。また、インストール後に実施する仮想スイッチの作成コマンドの使い方を説明します。
Integrity VMでやさしく学ぶサーバ仮想化 第2回
HP Integrity VMのシステム要件
Integrity VMのインストール
テクニカルライター  小林聡史

Integrity VMのシステム要件

今回は、Integrity VMのトライアル版を用いて実際にインストールする手順を説明します。なお、Integrity VMのインストールや利用方法について詳しくは以下のドキュメント(英語)に記されていますので、合わせて参照してください。(日本語版は近日公開予定です。)
HP Integrity Virtual Machines Installation, Configuration, and Administration

まずは、Integrity VMの動作に必要とされるシステム要件を確認します。

<表:Integrity VMのシステム条件>
項目 条件
ハードウェア HP Integrityサーバ全機種
OS HP-UX 11i v2 2005年5月版(0505)以降
メモリ容量
  • VMホスト:750MB+オーバーヘッド(残りメモリ容量の7.5%)
  • VMゲスト:HP-UXのメモリ容量+オーバーヘッド(7%)
ディスク容量
  • VMホスト:50MB
  • VMゲスト:HP-UXのディスク容量
ネットワーク VMゲストへのネットワーク接続には最低1枚のNICが必要

Integrity VMは、HP Integrityサーバ全機種で動作可能です。一方、Integrity VMを動作させるためのOS(VMホストと呼びます)としては、HP-UX 11i v2 2005年5月版(0505)以降が必要となります。ちなみに、いま使用しているHP-UXのリリースIDを調べるには、以下のコマンドを入力します。

# swlist | grep HPUX11i

これにより、OSのリリースIDが次のように表示されます。

HPUX11i-OE     B.11.23.0603  HP-UX Foundation Operating Environment Component

この例では、「B.11.23.0603」という部分がリリースIDを示しており、このOSがHP-UX 11i v2(すなわちB.11.23)の2006年3月版(0603)であることが分かります。

メモリ容量とディスク容量の確認

続いて、メモリ容量について確認します。Integrity VM本体(VMホスト)は、およそ750MBのメモリ領域を消費します。また、全メモリ容量から750MBを差し引いた容量の7.5%をオーバーヘッドとして消費します。例えば16GBメモリを搭載したIntegrityサーバの場合、オーバーヘッドは(16GB−750MB)×7.5%=1.15GBとなり、VMホストが消費するメモリは1.15GB+750MB=1.9GBになります。

一方、VMホスト上で動作するゲストOS(VMゲストと呼びます)としては、HP-UXがまるごと一式動作しますので、HP-UXの最低メモリ容量(1GB)とアプリケーションのメモリ容量、さらにオーバーヘッドとして7%が消費されます。例えばVMゲスト用に3GBを確保するには、3GB+(3GB×7%)=3.21GBが必要です。これらの値をトータルすると、VMゲストをひとつ運用する場合、1.9GB+3.21GB=5.11GBのメモリを確保しなくてはなりません。

次にディスク容量を計算します。VMホストが50MBのディスク領域を消費するほか、VMゲストのHP-UXが必要とするディスク領域、さらにVMゲストのメモリサイズに合わせたスワップ領域が必要となります。

Integrity VMトライアル版のダウンロード

システム要件が確認できたところで、続いてはIntegrity VMのトライアル版のソフトウェア・バンドルを以下のサイトからダウンロードします。
Integrity Essentials evaluation download center

図1:Integrity VMトライアル版のダウンロードページ
図1:Integrity VMトライアル版のダウンロードページ

このページの一番下にある「Receive for Free」をクリックし、つづいて表示されるフォームに氏名や住所などを入力したのち「Next」をクリックします。これにより、Integrity VMトライアル版ソフトウェア・バンドルのdepotファイルをダウンロードするリンクが表示されます。  

後半では、ダウンロードしたdepotファイルをインストールする手順を紹介します。
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