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| HP Integrityサーバー上で仮想化を実現するソフトウェア「HP Integrity VM」がリリースされてから4年が経過した。ご存じのとおり、仮想マシンベースの仮想化技術はここ2、3年で急速にIT業界に広く浸透しており、中小規模の実運用環境を仮想マシン上で構築する事例ももはや珍しくはない。“ミッションクリティカル環境向けの仮想マシン”であるIntegrity VMも、当初は開発環境やテスト環境を中心に導入されていたが、最新バージョンの登場により実運用環境での本格導入が可能になり、実際にも検討され始めている。そこで本稿では、最新バージョンのIntegrity VMが備える機能や能力を改めて紹介し、実運用環境でも十分なパフォーマンスを引き出すための使いこなしのコツを紹介したい。 |
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| 連載 “まるごと仮想化”のここが「ツボ」 - 第1回 - |
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| 2009年5月 |
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2009年4月にリリースされたHP Integrity VM 4.1(以下、Integrity VM)では、以前からのHP-UX 11i v3サポートやAVIO(高速化仮想I/O)に加え、オンラインマイグレーション機能もサポートし、いよいよ本番機を含めた“まるごと仮想化”の機運が熟したといえる。加えて、クラスターウェアのServiceguard 11.19では、仮想マシン上で稼動するアプリケーション・プロセスの障害検知に対応した。そこで本稿では、最新バージョンのIntegrity VMが備える機能や能力を改めて紹介し、実運用環境でも十分なパフォーマンスを引き出すための使いこなしのコツを紹介したい。
Integrity VMのパフォーマンスをフルに引き出すには、以下の4つのサーバーリソースについて、最適な設定を施す必要がある。
これらのうち、本稿ではCPUリソースの割り当て方法について紹介する。
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まずは、Integrity VMにおけるCPUリソースの仮想化について改めて説明しよう。
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| 図1:Integrity VMによるCPUリソースの仮想化 |
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図1は、Integrity VMにおけるCPUリソースの仮想化を表したものである。この例では、4個のCPUを搭載したIntegrityサーバー上で、3つの仮想マシンを運用している。ここで、それぞれの仮想マシンに配分されている「仮想CPU」に注目していただきたい。仮想CPUとは、「それぞれの仮想マシンが利用するCPU数」を表している。よって図1の例では、左端のVM1は1個、VM2は3個、そしてVM3 は4個の物理CPUを用いて動作する。
ちなみに1つの仮想マシンには、サーバーの物理CPU数を超える仮想CPU数を割り当てることはできない。そのため、もし2-wayサーバーでIntegrity VMを利用する場合は、各仮想マシンに配分できる仮想CPU数は最大2個までとなる。また多数のCPUを搭載するサーバーの場合は、仮想CPU数を最大8個まで割り当てることが可能だ。
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| 図2:仮想CPU数の増加によるスケーラビリティの向上 |
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スケーラビリティが要求される用途に仮想マシンを用いる場合は、より多くの仮想CPUを仮想マシンに割り当てればよい。例えば上記のグラフは、アプリケーションサーバーのベンチマークであるSPECjbb2005を利用し、Integrity VMと物理マシンのスケーラビリティを比較したものである。ここで見るとおり、8個の仮想CPUを割り当てた仮想マシンで、物理マシンとほぼ同じスケーラビリティが得られることがわかる。
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