Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
お問い合わせ

製品とサービス  >  ソフトウェアとOS  >  HP-UX   >  Knowledge-on-Demand

仮想化の“常識”を覆す、vPars+Oracleのポテンシャル

HP-UX 11i Knowledge-on-Demand - 特集
HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
仮想化の“常識”を覆す、vPars+Oracleのポテンシャル
一般的な仮想化技術の「弱点」は、とりわけディスクI/O処理について物理サーバーの能力をフルに引き出せないケースが多いという点。しかし、そうした仮想化技術の“常識”を打ち破るのが、ミッドレンジおよびハイエンドのHP Integrityサーバーに備わる仮想化技術「Virtual Partitions(vPars)」だ。vParsではCPUやメモリ、I/Oリソースは各仮想パーティションに排他的に割り当てられる。そのため、vParsの各仮想パーティション(vPar)上で動くOSは自分に割り当てられたハードウェアリソースを独占して使うことができ、物理サーバーとほぼ同等のパフォーマンスを発揮できる。本稿では、日本HPによる実地検証を通じて、vPars+Oracleのポテンシャルを明らかにする。
仮想化の“常識”を覆す、
vPars+Oracleのポテンシャル
IT社会に着実に浸透しつつある仮想化
vPars+Oracleの検証結果
2009年7月
テクニカルライター 吉川 和巳

IT社会に着実に浸透しつつある仮想化

まずは以下の図を見ていただこう。この図は、仮想化によって構築された「論理サーバー(仮想サーバー)」の数と、一般的な物理サーバーの数を比較したグラフである。

急増する論理サーバー数
図1:急増する論理サーバー数

このグラフを見てもわかるとおり、ここ数年にわたって、仮想化によって実現された仮想サーバーの数は急速に増えている。その一方、黄色で示されている「新規サーバー導入コスト」はほとんど増加していない。つまり仮想化は、「サーバー導入コストを増やさずにサーバー台数を増やす手段」として着実に成果を上げつつあることがわかる。
ここで、仮想化がもたらすメリットを再確認しておこう。

●物理サーバー台数の削減
世の中で稼動しているUNIXサーバーの多くは、そのサーバーリソースの20〜40%程度しか有効活用されていないと言われる。仮想化技術を導入することでこの余剰なリソースを有効活用でき、サーバー台数、設置スペース、および電力消費が削減できる。また少数のシステム管理者がより多くの仮想サーバー(業務サーバー)を管理することにより、運用人件費を削減できる。

●レガシーシステムのサポート
ハードウェアやOSの保守が切れた既存のサーバーを新規のプラットフォームに移行するためには、システム環境の構築、アプリケーションのコンバージョン、テストなどの膨大な工数がかかる。仮想化技術を導入することにより、こうしたレガシーシステムも容易に移行が可能となる。

●可用性の向上
仮想化機能を使うことにより、クラスターなどの冗長化をとらなくても可用性を向上させることが可能となる。さらにクラスター環境を構築すれば、フェイルオーバーの自動化が実現する。

●開発/テスト環境の効率化
一般に開発環境やテスト環境は、運用フェーズに入ると稼動率が低くなる。とはいえ、サポート体制を維持するためには、それらを撤去することはできない。仮想化技術を使うことで、他のプロジェクトとの間でサーバーリソースを共有し、リリース後は開発環境を縮小したり、あるいは必要な都度環境を起動したりといった運用が可能になる。また、テストフェーズではテスト前の環境を簡単にコピーし再現する方法もあり、効率的にテストを実施することが可能だ。

●新規サーバーの迅速な立ち上げ
システムを新たに構築する場合、ハードウェアベンダーとの見積・発注処理や、新規システムの構築に膨大な工数、時間が掛かってしまう。一方、仮想化環境では新規の仮想サーバーを簡単・迅速に構築することも可能となる。また、必要なリソースが予測できずサイジング不可な場合でも、サーバー構築後、必要リソースの追加・削除が可能なため無駄がなくなる。

●ビジネスニーズに即座に対応
ビジネス状況の変化に伴い、処理量の増加や、急激な変動があった場合でも、CPU数、メモリ容量、データベースライセンスを含めたサーバー間でのリソース調整ができるため、即座に対応が可能だ。

データベース利用に最適な仮想化技術vPars

こうした数々のメリットのある仮想化技術だが、ひとつ「弱点」がある。仮想化技術として広く利用されている「仮想マシン」方式で実装された仮想サーバーは、ホストOSやハイパーバイザー部分のオーバーヘッドが発生するため、とりわけディスクI/O処理について物理サーバーの能力をフルに引き出せないケースも多いということだ。そのため、これまでの仮想化技術は、ディスクI/O負荷の高いデータベースサーバーのような用途に積極的に使いにくい場合もあった。

しかし、そうした仮想化技術の“常識”を打ち破るのが、ミッドレンジおよびハイエンドのHP Integrityサーバーに備わる仮想化技術「Virtual Partitions(vPars)」だ。vParsの最大の特徴は、一般的な仮想マシン方式とは異なり、ホストOSやハイパーバイザーを仲介せずに仮想化を実現する点。「vParsモニター」によって配分されたCPUやメモリ、I/Oリソースを各vPar上のOSが直接制御するため、仮想化にともなうオーバーヘッドがほとんどゼロに抑えられ、物理サーバーと同等のパフォーマンスを発揮できる。

仮想マシン方式とvParsの比較
図2:仮想マシン方式とvParsの比較

またvParsは、こうした物理サーバー並のパフォーマンスを実現しつつも、仮想化技術としての優れた柔軟性を兼ね備えている。例えば、1つのvPar上で稼働しているアプリケーションやサービスを停止することなく、CPUやメモリを異なるvPar間で動的に移動することが可能だ。

vPars+Oracleのポテンシャル

このvParsの特性を最大限発揮できる用途の一例が、Oracleデータベースとの組み合わせである。例えば、複数のvPar上のそれぞれに、Oracle Database 10gあるいは11gのインスタンスを稼働させておく。この場合、物理サーバーで構成されたOracleデータベースサーバーと変わらぬパフォーマンスを提供しつつも、2つのインスタンスそれぞれの負荷状況の変化に応じて、CPUやメモリを動的に融通しあうことが可能になる。
vParsとOracleデータベースの組み合わせ
図3:vParsとOracleデータベースの組み合わせ

日本HPでは、このvParsとOracleデータベースの組み合わせにおいて、CPUやメモリの動的な配分が実際にOracleデータベースの性能にどのような影響を及ぼすのかを検証した。そこで後半では、この検証結果を紹介し、vPars+Oracleのポテンシャルを探ってみたい。

トップへ   1  |  2 次のページへ

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

オンラインサポート
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡