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私は製品開発チームの一員として、HPラボとともに「WideWord」と呼ばれるプロジェクトに参加していました。WideWordプロジェクトでは、マイクロプロセッサーの命令レベルの並列性を向上させることが焦点となりました。例えばコードの流れに含まれる並列性をより効果的に引き出すためには、チップ上の専用ハードウェアよりもコンパイラが重要な役目を担います。このWideWordプロジェクトにより開発されたアーキテクチャは、複数の実行ユニットを可能にしたアーキテクチャや大規模なレジスタ・ファイル、そしてプリフェッチヒントや投機実行によるメモリ・レイテンシーの制御といったユニークな特徴を数多く備えていました。いずれも、より多くの処理を並行して実行する上で効果を発揮します。
我々はこのアーキテクチャをインテルに持ち込み、共同開発の可能性について検討しました。インテルもまた同時期に新しいアーキテクチャ拡張の作業を進めていたのです。そこでHPとインテルそれぞれのチームが合流し、Itaniumと呼ばれるアーキテクチャの開発が始まりました。そこでの私の役割は、Itaniumのシステム・アーキテクチャについて、HPのエンジニアたちを主導することです。HPのシステムアーキテクチャ・グループでは、おもにItaniumの特権レベル命令セットや仮想記憶システム、割り込み、トラップ、そして例外モデルといった部分の開発を担当しました。 |