 |
≫ |
|
|
 |
 |
1社がシステム全体を垂直統合するメインフレームに対し、複数ベンダの製品が混在するのが一般的なオープンシステム。このようなシステムを成功させるには高度なスキルやノウハウを提供するサポート&サービスの活用が重要であることはすでに述べたとおりですが、もうひとつ見逃せないポイントがあります。それは製品を提供するベンダ同士の緊密な連携。各ベンダはそれぞれ得意分野を持っており、それを製品設計に活かすことで優れた製品を実現しています。しかし最終的には、複数の製品を組み合わせたトータルシステムでその能力が活かせなければ意味がありません。これを円滑かつ確実に実現するための基盤となるのが、ベンダ間のパートナーシップなのです。
HPはこのようなパートナーシップを非常に重視しています。当然ながらデータベース業界を代表するベンダであるオラクルとも、長年にわたって緊密な関係を築きあげてきました。両社のパートナーシップの歴史はすでに20
年を超えており、完璧なコンビネーションによって他にはない強さを生み出しているのです。
HP とオラクルのパートナーシップは、両社の製品の親和性を高める上で大きな貢献を果たしています。またお互いに自社システムにおいて相手の製品を積極的に採用することで、他のユーザー企業のリファレンスとなる事例も作り上げてきました。例えばオラクルでは56
ヶ国で運用されていた120 を超える電子メールデータベースを、HP のサーバ製品と技術支援によって4 台に統合することに成功。10
億ドル以上という大幅なコスト削減と生産性の向上、IT サービスの向上を実現しました。その一方でHP はOracle E-Business
Suite によって、より高いレベルのカスタマサービスを提供することに成功しています。 |
 |
|
 |
 |
この関係がOracle RAC でも活かされていることは言うまでもありません。HP は開発段階からすでに5 年以上にわたって、Oracle
RAC に対して積極的な関与を果たしてきたのです。
Oracle RAC のベーステクノロジーにHP TruCluster のクラスタ技術が活用されているのはその一例に過ぎません。その他にも、Oracle
RAC の開発・テスト用マシンとしてHP Servers やHP ProLiant を提供し、Oracle RAC に特化したインターコネクト技術としてHMP
の開発等に携わってきました。Oracle RAC は、オラクルとHP の協業によって生み出されたといっても、決して過言ではないのです。
HP がOracle RAC 向けのプラットフォーム提供やインテグレーションで高い優位性を発揮できるのも、このようなパートナーシップが存在するからです。HP
は開発段階からの積極的な関与を通じて、Oracle RAC に関する豊富なノウハウを蓄積しています。Oracle RAC のポテンシャルを引き出すにはどうしたらいいのか、熟知した技術者が豊富に揃っているのです。もちろんHP
のサーバ製品群はOracle RAC の開発プラットフォームとして利用されているため、製品間の親和性も極めて高いレベルに達しています。HP
がOracle RAC の世界をリードする存在になっているのは決して偶然ではなく、必然的な結果だといえるでしょう。
|
 |
|
 |
 |
HP はOracle RAC をベースにしたソリューション開拓でも、オラクルとの協業を積極的に進めています。その取り組みのひとつが「RAC
ソリューションセンター」の開設です。このセンターは2002 年4 月に日本オラクル本社内に設置され、日本HP と日本オラクルによって共同運用されています。目的はお客様やパートナー企業からのOracle
RAC 導入案件に対し、両社のエンジニアによって編成されたサポートチームによって支援を実施すること。Oracle RAC の稼働検証やサイジング、チューニングなどの技術的な協業はもちろんのこと、パートナー企業のエンジニアに対する教育支援、クラスタシステムの導入・構築・運用に関するコンサルティング、Oracle
RAC に関する各種情報提供などが行われています。日本HP と日本オラクルはすでに1996 年から、データベース環境をサポートする技術センターを開設していますが、RAC
ソリューションセンターはOracle RAC に特化している点が最大の特長になっています。
その一方でHP 独自の取り組みも進められています。その代表といえるのが、Oracle データベースによる“ミッションクリティカルシステム”を検証する「ミッション・クリティカル・サーティファイド・センター(MCCC)」の開設です。このセンターは2001
年2月に日本HP 市ヶ谷事業所に設置されており、HP Servers とOracle データベースを組み合わせたミッションクリティカルシステムに関して、技術的な検証やチューニング、システム構築方法論の確立などを行ってきました。これらの情報は日本HP
と日本オラクルのパートナー企業に提供されている他、日本HP と日本オラクルの共同Web サイト「HOVAC」でも一部の情報が公開されています。
MCCCは、新規ハードウェアの動作・検証以外にミッション・クリティカルなシステム構築に必要な構成情報をお客様にご提供します。従来から存在する同様のテストセンタでは、サーバ本体とDBによる構築のみ考えた非常に狭い範囲でのテストのみ実施しておりました。MC3では実際の環境を考慮して以下の部分までの動作・検証を実施します。
■ 動作検証済みネットワーク構成
■ 動作検証済みバックアップ方法
■ 障害発生時のクライアント運用
■ ミッション・クリティカルなシステム構築を目指すためのシステム運用
MCCCでは、お客様の使用する環境をモデリングし、実際に“使用に耐えうる”構成での動作・検証を実施します。
MCCCでは、HP-Oracle製品の一早い動作確認を実施します。新規製品はもとより、従来の製品に対して大規模な拡張が行われた場合、お客様にお出しする前にMCCCにて動作検証を実施いたします。より良い製品と、事前に蓄積されたノウハウと共にご提供いたします。 |
 |
|
 |
 |
オープンシステムの世界で力を発揮するには、“Best of Breed ”のひとつとしてユーザーから選ばれる製品を提供することが前提条件です。しかしそれだけではなく、他の“Best
of Breed ”の存在を意識した取り組みも欠かすことができません。そしてこの両面を強く意識したビジネス展開を進めてきたのが、HP
とオラクルなのです。 |
|