日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫  お問い合わせ

製品とサービス >  ソフトウェアとOS >  OpenVMS

OpenVMS FAQ


≫ 

OpenVMS ドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
第 1 章:概要
第 2 章:ドキュメント
第 3 章:時間の管理
第 4 章:ネットワークとクラスタ
索引
OpenVMS ホーム

HP OpenVMS
FAQ


目次 索引



夏時間 (DST) のを使用するか (あるいはそもそも存在しないか) に関しては,個々の,ローカルの,あるいは地域的な違いはほとんど変ることはありませんが,特定の地域の DST 設定にに適用される規則の変更はしばしば発生します (たとえば,米国政府は 2007 年 3 月 1 に DST のルールを変更しました)。

ご使用の地域時間に対して DST ルールを追加,変更,あるいは削除する必要がある場合や,ローカル地域のルールを変更する必要がある場合は,おそらく既存のタイムゾーン・ルールを変更するか,新しい一連の DST ルール・セットをダウンロードすることになります。たとえば,ご利用のローカル地域でタイムゾーン・ルールを変更する場合には,このような作業が必要になります。

WhereEverLand という架空のタイムゾーンを新たにサポートするために必要なタイムゾーン行は次のようになります。


# Zone  NAME            GMTOFF  RULES/SAVE      FORMAT  [UNTIL] 
Zone    WhereEver       2:00    -               WhereEver 

タイムゾーン・ルールが記述されている OpenVMS のソース・ファイルは以下のディレクトリあります。


SYS$COMMON:[SYS$ZONEINFO.SYSTEM.SOURCES] 

ここに含まれているファイルに対して zic コンパイラを使用して,独自のタイムゾーン定義を作成することができます。あるいは,公開されているソース・ファイルをダウンロードして,一連の新しいタイムゾーン定義をコンパイルすることもできます。

zic コンパイラに関しては,OpenVMS のドキュメント・セットに含まれている『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

新しいタイムゾーン・ルールを作成しコンパイルした後 (あるいはダウンロードした一連の新しいタイムゾーン・ルールをコンパイルした後),必要に応じて SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM を使用して新しいタイムゾーンを選択します。 V7.3 以降のバージョンでは,このツールは新しいタイムゾーンを自動的に検出し,提供します。 V7.3 より前のバージョンでは,新しいタイムゾーン・ルールを有効にするためにツールのコードに多少変更を加える必要があります。単に既存のタイムゾーン・ルールが変更されただけであれば,この再選択の手順は必要ありません。

注意

第 3.4.2 項 で説明するように, TZ 論理名 (古い構成で定義されていた名前), SYS$TIMEZONE_NAME 論理名,あるいはその他の時刻関連/タイムゾーン関連の論理名を,直接修正あるいは再定義することは避けてください。 変更する場合は,zic コンパイラあるいは UTC$TIME_SETUP.COM プロシージャを使用してください。

公開されているさまざまなタイムゾーン・ルールあるいはタイムゾーン・ルールのアップデートについては,以下のサイトで提供されている tar.gz ファイルを参照してください。

  • ftp://elsie.nci.nih.gov/pub/

このサイトには gzip された tar アーカイブが置かれており, OpenVMS V7.3 以降の OpenVMS のタイムゾーン・ルールに使用された公開済みソースや,古い OpenVMS リリースで使用された C ランタイム環境の古いタイムゾーン・サポートが含まれています。ダウンロードしたこれらのファイルの中身にアクセスするには,まず gunzip で解凍したあと,vmstar を使用して展開します。

公開済みのタイムゾーン・ルールには個々のルールが有効になる日付の範囲が設定されているため,新しいルールの特定のセットが有効になる前に,現在のルールをリロードすることができます。さらに特定のタイムゾーン・ルールが有効になる日付は,古い日付と時間を適切に変換するためにも必要となります。

関連情報は 第 3.4.1 項 も参照してください。

3.4.2 タイムゾーンと時間関連の論理名について

時間とタイムゾーンの管理にはさまざまな論理名が使用されますが,これらの論理名を直接変更するのは避けてください。 第 3.4.3 項 で説明したように,次のコマンド・プロシージャを使用して時間とタイムゾーンを管理してください。

  • SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM

未知の領域に踏み入れ,古いバージョンの TCP/IP Services (V5.0 より前のバージョン) で使用していた TDF を修正したい場合は,ドキュメントには記載されていない以下のコマンドを使用して論理名 UCX$TDF の値を再設定することができます。


SET TIME/DIFF=[positive or negative TDF integer] 
GENERATE TIME 

V7.3 より以前のバージョンでは,以下のコマンドを使用して, SYS$TIMEZONE_RULE をもとに,システム論理名 SYS$TIMEZONE_DAYLIGHT_SAVING, SYS$TIMEZONE_DIFFERENTIAL,および SYS$TIMEZONE_NAME の設定を変更することができます。


$ SETTZ :== $SYS$SYSTEM:DTSS$SET_TIMEZONE 
$ SETTZ MODIFY 

以下の例は,OpenVMS システムで使用できるその他の TDF 関連の論理名と,米国東部時間 (ET) タイムゾーンの典型的な夏時間および標準時間の設定を示しています。


$daylight_time: 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE MAIL$TIMEZONE EDT 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE NOTES$TIMEZONE "-0400 EDT" 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE LISP$DAYLIGHT_SAVING_TIME_P true  ! Not 'EDT' 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE LISP$TIME_ZONE 05   ! Constant 
$ 
$standard_time: 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE MAIL$TIMEZONE EST 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE NOTES$TIMEZONE "-0500 EST" 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE LISP$DAYLIGHT_SAVING_TIME_P false ! Not 'EST' 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE LISP$TIME_ZONE 05   ! Constant 
$ 
$ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE UCX$NFS_TIME_DIFFERENTIAL - 
    'f$integer(f$element(0," ",f$logical("notes$timezone"))/-100)' 

OpenVMS タイムゾーン・データベースの管理に使用される ZIC および関連ツールの詳細については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。このドキュメントは, HP C (以前の Compaq C,DEC C) のドキュメント・セットではなく OpenVMS のドキュメント・セットに含まれています。

3.4.3 OpenVMS で TDF に関連する問題に対処する方法を教えてください

V7.0 より前のバージョンの OpenVMS Alpha システムでは,スタートアップで以下のプロシージャが起動されません。


SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM 

V6.0 より前のバージョンの OpenVMS システムでは, OpenVMS TDF も UTC も使用できません。

アプリケーションが OpenVMS TDF を使用していない場合。たとえば,V5.0 より前のバージョンの TCP/IP Services を使用している場合, V7.0 より前の OpenVMS 上の HP C でビルドされたアプリケーションまたはV7.0 より前の OpenVMS をターゲットとしてビルドされたアプリケーション,さらには,OpenVMS V7.3 より前のリリースの DECnet-Plus DTSS メカニズムを使用しているシステムなどがこれに相当します。

以下の 2 つのタイムゾーン関連データベース・ファイルのいずれかが SYS$SPECIFIC:[SYSEXE] にある場合は,

  • SYS$SPECIFIC:[SYSEXE]SYS$TIMEZONE.DAT

  • SYS$SPECIFIC:[SYSEXE]SYS$TIMEZONE_SRC.DAT

これらの 2 つのファイルは誤った場所に格納されているため,適切なディレクトリに再作成する必要があります。


SYS$COMMON:[SYSEXE] 

以下の DCL コマンドを実行した結果,これらのファイルが SYS$SPECIFIC:[SYSEXE] に格納されていることがわかった場合は,ファイルを削除し, SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM を使用して再作成します。


$ DIRECTORY SYS$SYSTEM:SYS$TIMEZONE*.DAT 

OpenVMS V7.3 より前のバージョンで,以下のファイルがシステムに格納されている場合は,


$ SYS$STARTUP:DTSS$UTC_STARTUP.COM 

以下のプロシージャを起動して,タイムゾーン・ファイルを正しく再作成する必要があります。


$ @SYS$UPDATE:DTSS$INSTALL_TIMEZONE_RULE.COM 

このコマンドは, SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM を (再) 実行した直後に起動してください。

SYS$UPDATE:DTSS$INSTALL_TIMEZONE_RULE.COM がシステムにない場合は,以下のコマンドを実行する必要があります。


$ DELETE SYS$STARTUP:DTSS$UTC_STARTUP.COM 
$ DEASSIGN/SYSTEM/EXEC SYS$TIMEZONE_RULE. 

システム時刻が 1 時間 (またはローカル DST が変更した時間) だけずれていると報告された場合は, 第 3.7 節第 3.4 節 ,および英語版FAQの「OpenVMS Programming Information」の「Other common C issues」を参照してください。

3.5 SET TIME コマンドが正常に実行されない理由と, DTSS の管理について教えてください

SET TIME コマンドを使用してシステム時刻を設定しようとしたときに,以下のメッセージが表示されることがあります。


%SET-E-NOTSET, error modifying time 
-SYSTEM-F-IVSSRQ, invalid system service request 
 
%SET-E-NOTSET, error modifying time 
-SYSTEM-E-TIMENOTSET, time service enabled; enter a time service command to update the time 

この状況が発生するのは,ローカル・システムの時刻がタイム・サービス・ソフトウェア,たとえば,DECnet-Plus の一部として提供される DTSS (Distributed Time Service Software) などによって制御されている場合です。 DTSS ソフトウェアは 1 つ以上のタイム・サーバと通信して,現在の時刻を取得します。このソフトウェアはローカル・システム時刻を完全に制御するので (DECnet-Plus の場合は,このために DTSS$CLERK というプロセスがあります), SET TIME コマンド (およびその基礎になっている $SETTIM システム・サービス) の使用は禁止されています。

最初のメッセージは,DECnet-Plus V6.1 およびそれ以前のバージョンを実行しているシステムで表示されます。それより新しい DECnet-Plus ソフトウェアを実行しているシステムでは, 2 番目の (およびその他の情報を含む) メッセージが表示されます。

時刻を手動で変更する必要はありません。この操作はタイム・サーバを介して行いますが,どうしても時刻を変更する必要がある場合は, DTSS をシャットダウンしてください。


$ RUN SYS$SYSTEM:NCL 
DISABLE DTSS 
DELETE DTSS 

このコマンドは DTSS$CLERK をシャットダウンします。その後,通常の方法でシステム時刻を変更できます。 DTSS ソフトウェアを再起動するには,以下のコマンドを入力します。


$ @SYS$STARTUP:DTSS$STARTUP 

このコマンドを実行するには多くの特権が必要であり, DTSS のシャットダウンと再起動を行うには, NET$MANAGE 識別子も割り当てられている必要があります。

DECnet-Plus が実行されているシステムで「永久的」に DTSS を無効にするには,システムをブートするたびに,上記の NCL シーケンスを実行する必要があります。 DECnet-Plus V7.3 以降では,論理名 NET$DISABLE_DTSS を定義して DTSS が起動されないようにすることができます。 この論理名が正常に機能するには,論理名が OpenVMS システム・ブート・シーケンスの最初の段階で定義される必要があるため,論理名の定義はコマンド・プロシージャ SYLOGICALS.COM に指定しなければなりません。

DTSS が動作していて,タイム・サーバが構成されていない場合は,一定の間隔で以下のメッセージが表示されることがあります。


%%%%%%%%%%%  OPCOM   2-SEP-1999 19:41:20.29  %%%%%%%%%%% 
Message from user SYSTEM on UNHEDI 
Event: Too Few Servers Detected from: Node LOCAL:.mynode DTSS, 
        at: 1999-09-02-19:41:20.296-04:00Iinf 
        Number Detected=0, 
        Number Required=1 
        eventUid   5FA70F4F-616E-11D3-A80E-08002BBEDB0F 
        entityUid  DE9E97DE-6135-11D3-8004-AA000400BD1B 
        streamUid  D6513A46-6135-11D3-8003-AA000400BD1B 

適切な数だけタイム・サーバを構成することができ, DTSS を無効にするか,DTSS を無視して, (OPCOM が論理名を介して SYLOGICALS.COM/SYLOGICALS.TEMPLATE にログを書き込むように設定されている場合は) OPERATOR.LOG を定期的に整理することもできます。

また,これらのメッセージが単に表示されないようにすることもできます。


$ run sys$system:ncl 
block event dispatcher outbound stream local_stream global filter - 
    ((Node, DTSS), Too Few Servers Detected) 

OpenVMS V7.3 より前のバージョンで,夏時間のための自動的な TDF 調整を無効にする場合は,以下のコマンドを使用します。


$ run sys$system:ncl 
set dtss automatic TDF change = false 

また,ローカル・タイムゾーンを,自動的な夏時間の切り換えを含まないゾーンに設定することもできます。

OpenVMS V7.3 以降では,時刻およびタイムゾーンの管理は単純化されています。

3.6 AlphaServer ES47, ES80, GS1280 コンソールでの時間の設定

AlphaServer ES47,AlphaServer ES80,あるいは AlphaServer GS1280 シリーズ・システムで基本システム時間を設定するには, PMU (Platform Management Utility) にアクセスする必要があります。 PMU は,従来の Alpha SRM コンソール・レイヤーを越えてサービスを提供するレイヤーの一部としてこれらの AlphaServer システム内に実装されており,アーキテクチャ的には SRM コンソールの下位のレイヤーに実装されています。 PMU および関連する管理コンポーネントは,複数の vPar あるいは nPar パーティションに渡ってサービスを提供するのに使用されます。 SRM は,それぞれのシステムのローカル・システム時間を,ベースとなる基本システム時間からのデルタ時間の補正値として取得および管理します。 SRM コンソールも OpenVMS も,ベースとなる基本システム時間や PMU レイヤで管理しているその他の情報を,直接アクセスしたり変更したりすることはありません。

PMU は,各ドロアーにある Backplane Manager (MBM) モジュール,ユーザ・インタフェース,PCI および CPU 管理コンポーネント,および,プライベート・システム管理 LAN で提供されるこれらのコンポーネント間の相互接続などのシステム管理コンポーネントを使用します。システムの電源が入りメインブレーカがオンになるとMBM がアクティブになります。

PMU は,シリアル通信あるいは telnet 接続のためのコマンドライン・インタフェースを提供し, MBM とサーバへの命令と制御を可能にします。 PMU および MBM システム管理コンポーネントは,以下のような機能を提供します。

  • システムの構成を表示し,基本的なデバッグ機能を提供します。

  • ファームウェア・アップデートを開始し,テスト・ファームウェア・バージョンをロードします。

  • 電源のオン/オフ,システムあるいはパーティションの halt あるいはリセットを行います。

  • システムのパーティショニングおよびケーブリングを行います。

  • ファン,電源,環境/温度値など,ハードウェア環境の状態を表示します。

  • リモート・サーバの管理タスクを行います。

  • 仮想 SRM コンソールへの接続を行います。

  • 基本システム時間の設定および表示を行います。

MBM コマンド SHOW TIME および SET TIME を使用して,基本システム時間を表示および操作することができます。プライマリ MBM のデルタ時間値が示されますが,この時間が基本時間と組み合わされて SRM コンソールを介して OpenVMS で使用される時間を生成するのに使用されます。 OpenVMS から SET TIME=time コマンドを実行すると, MBM 基本システム時間ではなくデルタ時間が変更されます。 MBM 基本システム時間を変更すると, SRM コンソールを介して OpenVMS で利用される計算済み時間が変更されます (このため,基本時間を再設定すると基本システム時間が変更されることになります。その後,各 OpenVMS vPar あるいは nPar ごとに SET TIME=time コマンドを実行し,それぞれのデルタ時間値を調整します)。リブート,再設定,あるいは MBM SET TIME の実行で,システム時間が再設定されます。

一度 MBM 時間値を設定し,UTC などに設定したら,各パーティションを対話的にブートしてブート中のシステム環境内で時間を入力するように SETTIME システム・パラメータを設定することもできます。一度 MBM 時間値を設定したら,通常は再度それを変更することはありません。管理および修正するのは各パーティション内の時間値のみになります。

プライマリ MBM に保管されシステム内に存在するセカンダリ MBM にコピーされた時間および日付の値はうまく調整されます。

SRM コンソールから PMU に入り,PUM から SRM に戻る方法は以下のとおりです。


MBM - (PMU, Platform Management Utility) 
 
  From SRM P00> enter {Esc} {Esc} MBM 
  CTRL/[ CTRL/[ MBM           (MBM must be uppercase) 
  MBM> connect                (to exit to SRM) 

[CTRL/][ はエスケープ文字です。 PMU に入るには前述のキー・シーケンスを使用します。モデムを通して,あるいはターミナル,ターミナル・エミュレータ,またはサーバ管理 LAN に接続されたターミナル・サーバを通して PMU にアクセスすることもできます。サーバ管理 LAN を信頼できない LAN にブリッジさせるのは賢明ではありませんが, VAX あるいは Alpha コンソール・シリアル回線をオープンなターミナル・サーバあるいはダイアルイン・モデムに構成すると似たようなリスクがあります。

その他の情報は AlphaServer GS1280 のマニュアルを参照してください。


目次 索引

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項 ウェブマスターに連絡