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HP OpenVMS on Integrity

HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS V8.2-1 FAQ

HP Integrity サーバー対応 OpenVMS V8.2-1—よくあるご質問

  1. ミッドレンジおよびハイエンド・システムで稼働する OpenVMS が予定よりも 1 年近く早くリリースされることになったのはなぜですか?
  2. HP Integrity サーバーで全面的に OpenVMS が稼働するというのはまさに大ニュースです。 その他に,V8.2-1 の新機能は何かありますか?
  3. OpenVMS V8.2 から OpenVMS V8.2-1 へ アプリケーションを移行するにはどのような変更が必要ですか?
  4. 現在,セル・アーキテクチャーの HP Integrity サーバー (HP-UX,Linux,Windows) を所有しています。セル・アーキテクチャーの HP Integrity サーバー上で OpenVMS を稼働できますか?
  5. OpenVMS V8.2-1 がサポートする機能は?
  6. V8.2-1 は,次世代のミッドレンジおよびハイエンドの HP Integrity サーバーではサポートされないと聞いています。このことが私の計画にどのように影響するのか,その理由と共に教えていただけますか?
  7. HP Integrity サーバーにアップグレードするタイミングと,購入すべきサーバーを知るにはどうしたらよいでしょうか?

  8. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS はどのようなパッケージで提供されますか?
  9. オペレーティング環境 (OE) およびレイヤード・プロダクトのライセンス・ポリシーはどのようなものですか?
  10. 既存の VAX システムおよび AlphaServer システムのライセンスを HP Integrity サーバー用のライセンスと交換することはできますか?
  11. 現在 VAX システムで実行しているアプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するにはどうしたらよいでしょうか?
  12. 他社製アプリケーションのポーティング状況を確認するにはどうしたらよいでしょうか?
  13. OpenVMS の今後の計画はどのようになっていますか?
  14. 現在使用している OpenVMS/AlphaServer システム環境に HP Integrity サーバーを統合するにあたり,HP からはどのような支援が得られますか?
  15. AlphaServer 用の OpenVMS で提供しているオペレーティング・システムの機能は,すべて HP Integrity サーバーでも提供されますか?
  16. AlphaServer システム上の OpenVMS 向けに提供されている HP のレイヤード・プロダクトは,すべて HP Integrity サーバー上の OpenVMS でも使用できますか?
  17. 著名なアナリストの中には,OpenVMS は終焉を迎えていると言っている人がいます。もしそうなら,なぜ,現在使用中の OpenVMS 環境に,労力をかけて HP Integrity サーバーを組み込む必要があるのですか?
  18. どのような種類のパーティショニング機能がサポートされますか?
  19. UNIX® アプリケーションを OpenVMS にポーティングしました。HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングする場合は,何か違いはありますか?
  20. Oracle Rdb および 10gR2 が HP Integrity サーバー上の OpenVMS に対応するのはいつですか?
  21. ボードの交換で,AlphaServer システムを HP Integrity サーバーにアップグレードできますか?
  22. AlphaServer システム環境で使用中のアプリケーションを HP Integrity サーバーへ移行すると,実行性能はどの程度になりますか?
  23. 重要なアプリケーションのソース・コードがありません。トランスレーターやエミュレーターは用意されますか?
  24. HP Integrity サーバーで使用可能なコンパイラには何がありますか?
  25. 使用中のアプリケーションは,PL/1 (Programming Language 1) で書かれています。これらを HP Integrity サーバーにポーティングするにはどうしたらよいでしょうか?
  26. 現在の HP ネットワーク・スタック (DECnet,DECnet Plus,TCP/IP) は HP Integrity サーバー上でも使用できますか?
  27. IEEE 浮動小数点形式でないバイナリ・データがディスクに保存されています。HP Integrity サーバーで稼働するアプリケーションからそのデータにアクセスする必要があります。HP Integrity サーバーでは IEEE 浮動小数点演算しかサポートされていませんが,すべてのデータを変換する必要がありますか?
  28. 使用中のアプリケーションのいくつかは,AlphaServer システムのアセンブラー (MACRO-64) で書かれています。どうしたらよいでしょうか?
  29. 現在,いくつかの 32 ビットのアプリケーションを VAX システムで実行しています。VAX システム・アプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するためのエミュレーション・モードは何かありますか?ない場合,何か解決策はありますか? VAX システム・コードを AlphaServer システム・コードに変換した後に HP Integrity サーバー・コードに変換する作業は避けたいと考えています。
  30. OpenVMS は Opteron または Xeon64 で稼働しますか?
  31. HP Integrity サーバー上の OpenVMS がサポートしているスレッド・インタフェースには何がありますか?
  32. OpenVMS のアーキテクチャー混成クラスターではどのサーバー・アーキテクチャーがサポートされますか?
  33. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS で FDDI はサポートされますか?
  34. OpenVMS V8.2-1 は HP AlphaServer システムをサポートしますか?
  35. HP Integrity サーバーは AlphaServer と比べてメモリを 2 倍必要とするというのは本当ですか?

1. ミッドレンジおよびハイエンド・システムで稼働する OpenVMS が予定よりも 1 年近く早くリリースされることになったのはなぜですか?
エントリ・クラスの HP Integrity サーバー用 OpenVMS V8.2 のリリース後,お客様から,Superdome などのハイエンドおよびミッドレンジの HP Integrity サーバーで,当初の 2006 年の予定よりも早く OpenVMS をサポートして欲しいという要望がありました。

HP はこのご要望に応えて,HP Integrity サーバー用の V8.2-1 を OpenVMS のロードマップに追加しました。このリリースでは,HP Integrity Superdome サーバー,rx8620 サーバー,rx7620 サーバー,およびエントリ・クラスの各 HP Integrity サーバーをサポートします。これらのシステムでの OpenVMS のサポートは,当初の予定よりも 9 ヶ月早く提供したことになります。

OpenVMS による HP Integrity サーバーのサポートにより,アダプティブ・エンタープライズ,マルチ OS による柔軟性,および仮想化に向けた HP の戦略がさらに強化されます。お客様は,1 台のサーバーで完全なマルチ OS 統合環境を構築し,大幅な効率化を図ることができます。

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2. HP Integrity サーバーで全面的に OpenVMS が稼働するというのはまさに大ニュースです。 その他に,V8.2-1 の新機能は何かありますか?
V8.2-1 の一番の目的は,OpenVMS をすべての HP Integrity サーバーでなるべく早く稼働させたいというお客様の要望に応えることでした。この他に,このリリースで,オペレーティング・システムにさらにいくつかの拡張が行われています。たとえば,

1) HP Integrity サーバーでの実行性能を向上させるための変更が,オペレーティング・システムに組み込まれています。多くのアプリケーションは,OpenVMS V8.2 よりも性能が向上するはずです。

2) スケーラビリティ
  a. ミッドレンジおよびハイエンドの HP Integrity サーバーでのハード・パーティションのサポート。
  b. HP Integrity サーバーのみ,AlphaServer システムのみ,またはそれら両方の混成環境で最大 96 ノードをサポートする完全なクラスタリング機能。

3) 省電力機能
OpenVMS は,プロセッサーがアイドル状態のときに電力消費を抑えるための機能が提供されています。柔軟性に富んだこの機能は,お客様の電力コストの節約に役立ちます。

4) ミッドレンジおよびハイエンドのシステムでハード・パーティショニングをサポートし,1 台のサーバーで OpenVMS の複数のインスタンスを実行したり,種類の異なる複数のオペレーティング・システムを実行することが可能です。

5) その他の拡張については,HP OpenVMS V8.2-1 for HP Integrity server systems の新機能と利点のページにリストされています。

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3. OpenVMS V8.2 から OpenVMS V8.2-1 へアプリケーションを移行するにはどのような変更が必要ですか?
V8.2 の要件を満たしているアプリケーションであれば,V8.2-1 に対応させるために変更を加える必要はありません。

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4. 現在,セル・アーキテクチャーの HP Integrity サーバー (HP-UX,Linux,Windows) を所有しています。セル・アーキテクチャーの HP Integrity サーバー上で OpenVMS を稼働できますか?
セル・アーキテクチャーのサーバーが Mad9M ベースの HP Integrity サーバーであれば,OpenVMS を 1 つまたは複数のハード・パーティションに読み込むことができます。ただし,ハードウェアとファームウェアのバージョンと,使用しているオプションに依存します。この種のアップグレードを検討しているお客様は,担当セールスまたはサービス・チームに現在のシステムを評価するようにご相談いただくことをお勧めしています。

PA-RISC ベースのセルと Itanium®2 ベースのセルが混在するセル・アーキテクチャーのサーバーは,OpenVMS の実行には適していません。

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5. OpenVMS V8.2-1 がサポートする機能は?
OpenVMS V8.2-1 は主に,OpenVMS を HP Integrity サーバーに全面的に対応させるためのハードウェア・サポート・リリースです。詳細については,HP OpenVMS V8.2-1 for HP Integrity server systems の新機能と利点のページを参照してください。

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6. 次世代のミッドレンジおよびハイエンドの HP Integrity サーバーでは V8.2-1 はサポートされないと聞いています。このことが私の計画にどのように影響するのか,理由と共に教えていただけますか?
次世代の HP Integrity サーバーは OpenVMS V8.3 でサポートします。これらのサーバーでは基盤機能が大幅に強化され,それらの機能は V8.3 でサポートされる予定です。HP では,お客様を支援するために,利用しやすい各種のトレード・イン・ポリシーを用意しています。さらに,お客様の OpenVMS ライセンスが「新しいバージョンを使用する権利」を含んでいる場合は,その権利を引き続き利用することができます。

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7. HP Integrity サーバーにアップグレードするタイミングと,購入すべきサーバーを知るにはどうしたらよいでしょうか?
この判断には,多くの条件を評価する必要があります。たとえば,アプリケーションの設計と用途,キャパシティ要件,性能,HP Integrity サーバー上での OpenVMS 用アプリケーションのサポート状況などです。

HP はお客様に対して,必要な要素のすべてを見積もるためにセールスおよびサービス担当者に相談することをお勧めしています。お客様の IT 環境の変更についての評価,意思決定,計画,実施を支援するために,HP と HP のパートナー各社がさまざまなツールを提供しています。 その中には,お客様の決定が,経済的にも技術的にも最も合理的であることを裏付ける,非常に強力なコスト分析ツールや比較ツールなどがあります。

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8. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS はどのようなパッケージで提供されますか?
HP Integrity サーバー対応 OpenVMS V8.2-1 は,各種ソフトウェア・コンポーネントをあらかじめパッケージ化したオペレーティング環境 (OE) という形態で提供することで,ソフトウェアの調達,インストレーション,管理を簡素化しています。OE は,評価の高い各種ソフトウェア製品を,注文,使用,管理しやすい形態で提供しています。下記の中からお客様の業務の要件に合った OE を選択してください。

  • OpenVMS HP Integrity サーバー Foundation Operating Environment (FOE) — 優れた管理機能と相互運用機能を提供します。価格重視のお客様向けの,インターネット機能が整った,機能豊富なソリューションです。低価格の OpenVMS ソリューションの要望は,かねてよりお客様から寄せられていました。この新しい Foundation OE により,OpenVMS コンピューティング環境の費用対効果がより一層高くなりました。
  • OpenVMS HP Integrity サーバー Enterprise Operating Environment (EOE) — Foundation OE に含まれているコンポーネントに加え,管理容易性,シングル・システムの可用性,性能をさらに向上させる各種ツールが含まれています。
  • OpenVMS HP Integrity サーバー Mission Critical Operating Environment (MCOE) — Enterprise OE に含まれているコンポーネントに加え,最大限の性能,信頼性,可用性を達成するための機能が追加されています。お客様のビジネスにとって稼働率が極めて重要な場合は,この OE をお勧めします。

AlphaServer システムでサポートする最新バージョンは OpenVMS V8.2 です。AlphaServer システム上での OpenVMS のライセンスおよびパッケージングは,これまでと変更ありません。

OpenVMS V8.2-1 の詳細な説明については,ソフトウェア仕様書 (SPD) (英語) を参照してください。

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9. オペレーティング環境 (OE) およびレイヤード・プロダクトのライセンス・ポリシーはどのようなものですか?
HP Integrity サーバー対応の OpenVMS は,プロセッサー単位のライセンス方式 (PPL) でライセンスが提供され,ソフトウェアのパッケージングはお客様にとってわかりやすい形態となっています。PPL は,ソフトウェアの価格を,それを実行しているプロセッサーの数に応じて設定する単純な方法です。PPL ライセンス方式は,すべてのオペレーティング環境のライセンスと,HP Integrity サーバー対応の OpenVMS レイヤード・プロダクトのほとんどに用意されています。

PPL の長所は次のとおりです:

  • 単純さ — 基本的な例をあげると,アクティブなプロセッサーを 4 基搭載した新しい rx4640-8 を Enterprise OE で見積もる場合,HP Integrity サーバー対応 OpenVMS の Enterprise OE が 4 ライセンス必要という見積りになります。同じシステムを 8 CPU 構成で使用する場合は,OpenVMS Enterprise OE が 8 ライセンス必要になります。
  • 適度な細かさ — お客様は,業務に必要な最低限のソフトウェアとプロセッサーを購入することができます。 必要最低限のプロセッサー数で新しいシステムを購入できるため,ハードウェアとソフトウェアの価格を共に低く抑えることができます。プロセッサーとライセンスは,後から簡単に追加できます。
  • 柔軟性 — プロセッサー単位のライセンス (PPL) は,システム・パーティショニング,ハード・パーティショニング (V8.2-1 で利用可能),ソフト・パーティショニング (該当する場合) に対応しており,システム構成全体の中でライセンスの移動が可能です。さらに PPL では,お客様の必要性に応じて,システム間でライセンスの移動が可能です。サポート契約も PPL をベースとしており,プロセッサーごとにソフトウェアとサポートの両方のライセンスが必要になります。

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10. 既存の VAX システムおよび AlphaServer システムのライセンスを HP Integrity サーバー用のライセンスと交換することはできますか?
HP では,新しいクロスプラットフォーム対応のライセンス・トレード・イン・ポリシーを導入しました。お客様は,既存の OpenVMS AlphaServer システムのライセンスまたは VAX システムのライセンスを,新しい HP Integrity サーバー上の OpenVMS のライセンスの購入の際に下取りに出すことができます。たとえば,現在お持ちの製品に新しいバージョンのサポート契約の権利がある場合は,同等の製品の新しいライセンスに無償で交換することができます。ただし,お客様には,新しいライセンスに対するサポート契約を継続していただく必要があります。

現在サポート・サービスを受けていないお客様は,たとえば,製品に新しいバージョンのサポート契約の権利が付いていれば,現在の VAX システムまたは AlphaServer システム上の OpenVMS のソフトウェア・ライセンスを,新しいライセンスへ,ディスカウント価格で交換することができます。ただし 1 年分の料金先払いのソフトウェア・サポート契約を購入いただくことが条件となります。

システムの入れ換えのためにお客様が新しい環境をセットアップする際,HP はハードウェア併用の期間を考慮します。お客様が環境を移行する間は,ソフトウェア・ライセンスの併用が認められます。

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11. 現在 VAX システムで実行しているアプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するにはどうしたらよいでしょうか?
VAX システムから HP Integrity サーバーへのアプリケーションのポーティングには,VAX システムから AlphaServer システムへアプリケーションをポーティングする場合と同じような作業が必要になります。ほとんどの VAX システム・アプリケーションに関しては,AlphaServer システムまたは HP Integrity サーバーへの移行は非常に簡単ですが,プラットフォーム間のアーキテクチャーの相違がいくつかあるため,この部分に関してはアプリケーションを変更する必要があります。

相違のある主な項目としては,データ・アラインメント,H_FLOAT データ型,データ粒度,ページ・サイズ,例外処理があります。VAX システムから HP Integrity サーバーへアプリケーションをポーティングする際は,OpenVMS VAX システムから OpenVMS AlphaServer システムへのアプリケーションの移行に関するドキュメント を参照し,このドキュメントの推奨事項を適用することをお勧めします。さらに,ホワイト・ペーパー「HP OpenVMS VAX から HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS I64 への移行」を確認することをお勧めします。

AlphaServer システムと HP Integrity サーバーで構成されたアーキテクチャー混成クラスターがサポートされます。HP は,VAX システムと AlphaServer システムの混成クラスター環境も引き続きサポートします。ただし,現在の計画には,VAX システムと HP Integrity サーバーの混成クラスター環境のサポートは含まれていません。

また,開発目的に限定した VAX システムと HP Integrity サーバーの混成クラスターの構築については,FAQ#33 を参照してください。

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12. 他社製アプリケーションのポーティング状況を確認するにはどうしたらよいでしょうか?
日々,多くのアプリケーションが OpenVMS for HP Integrity サーバーにポーティングされています。最新状況については,HP OpenVMS アプリケーション・ステータス・レポート (英語) を参照してください。

HP では,アプリケーション開発者の方々に HP Integrity サーバーへポーティングする価値を理解していただき,その作業を支援するためのプログラムをいくつか用意しています。HP では,HP Integrity サーバー上の OpenVMS へのアプリケーションのポーティングに関して,お客様のニーズと要件をアプリケーション開発ベンダー各社が完全に理解していただけるよう,お客様とアプリケーション開発ベンダーの方々が緊密に協力していただくことを強く推奨しています。特定のソフトウェア・ベンダーに関する問題などがある場合は,「ISV concern」という件名で,こちらまでお知らせください

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13. OpenVMS の今後の計画はどのようになっていますか?
OpenVMS の Web サイトに,5 年周期のロードマップが公開されています。HP OpenVMS ロードマップ・ページを参照してください。

このロードマップは通常,四半期ごとに更新されます。基本的には,新しいバージョンの OpenVMS は 12 〜 18 ヶ月ごとにリリースされます。

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14. 現在使用している OpenVMS/AlphaServer システム環境に HP Integrity サーバーを統合するにあたり,HP からはどのような支援が得られますか?
通常この作業は,追加するノードが HP Integrity サーバーであるという点を除けば,既存の AlphaServer システム・クラスターに新しい AlphaServer ノードを追加する場合と同じ作業です。HP OpenVMS V8.2 以降は,AlphaServer サーバーと HP Integrity サーバーのアーキテクチャー混成クラスタがサポートされています。

V8.2 では,サポートされる AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのクラスター・サイズは合計 16 ノードまでに制限されていました (AlphaServer システムと HP Integrity サーバーの上限はそれぞれ最大 8 つ)。OpenVMS V8.2-1 では,Integrity サーバーを含むクラスターのノード数の制限は取り除かれています。つまり,アーキテクチャー混成クラスターにおいても OpenVMS の最大クラスター・サイズである 96 ノードをサポートし,アーキテクチャーごとのノード数の制限もありません。

Fibre Channel ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) ストレージは,AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのアーキテクチャー間で自由に共有できます。これは,2 つのシステムのディスク上のファイル構造がどちらも同じであるためです。さらに,クラスター内でいつでも必要なアプリケーションを使用できるように,クラスター内ではどちらのアーキテクチャー上でもアプリケーションを実行できます。 HP Integrity サーバー対応の OpenVMS V8.2-1 では,ユーザーは MSA30MI シェルフを通じて,2 ノード共有 SCSI ストレージを使用できます (この構成では AlphaServer システムはサポートされないため,2 つのノードは両方とも HP Integrity サーバーとなります)。

HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングされたソフトウェア,またはこれからポーティングするソフトウェアのほとんどは上記の環境で動作しますが,公開時点で,すべてのソフトウェアがアーキテクチャー混成クラスターで確認済みというわけではありません。特に Oracle は,アーキテクチャー混成クラスターで 10gR2 を正式にサポートするかどうか,まだ評価を続けています。HP では,この要件を満たす必要があると思われるお客様には,Oracle に問い合わせていただき,この要件を確実に理解していただくことを推奨しています。

ライセンスの移行に関する詳細については,AlphaServer および VAX システムのための情報とポリシー (英語) を参照してください。

ほとんどのアプリケーションは,再コンパイル,再リンク,テストを行うことで,新しいプラットフォーム上で実行できます。

HP では,お客様の計画を支援するドキュメントを,ガイドブック,チェックリスト,ホワイト・ペーパーの形式で用意するとともに,移行を手助けする関連ツールや手順も提供しています。こうしたツールのほとんどは,次のページで見つけることができます。

» Alpha からのマイグレーション
» Customer Assurance プログラム
» Alpha RetainTrust Services

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15. AlphaServer 用の OpenVMS で提供しているオペレーティング・システムの機能は,すべて HP Integrity サーバーでも提供されますか?
提供されます。HP は OS の完全なポーティングを実現しました。クラスター機能からセキュリティ,UNIX ポータビリティ,スケーラビリティに至るまで,すべての機能が HP Integrity サーバーで利用可能です。

さらに OpenVMS V8.2 以降,AlphaServer システム用と HP Integrity サーバー用のどちらのバージョンも単一のソース・コードで開発され,ハードウェアに依存しない機能については AlphaServer システムと HP Integrity サーバーの両方で同時に提供できるようになりました。

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16. AlphaServer システム上の OpenVMS 向けに提供されている HP のレイヤード・プロダクトは,すべて HP Integrity サーバー上の OpenVMS でも使用できますか?
ほとんどの OpenVMS レイヤード・プロダクトが HP Integrity サーバー上の OpenVMS にすでにポーティングされているか,まもなくポーティングされる予定です。中には,廃止されたり,保守モードに入ったために HP Integrity サーバーにはポーティングされないものもあります。

各レイヤード・プロダクトのポーティング状況の一覧については,OpenVMS ソフトウェア・パブリック・ロールアウト・レポート (英語) を参照してください。

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17. 著名なアナリストの中には,OpenVMS は終焉を迎えていると言っている人がいます。もしそうなら,なぜ現在使用中の OpenVMS 環境に労力をかけて HP Integrity サーバーを組み込む必要があるのですか?
過去に一人のアナリストが OpenVMS の将来について否定的な発言をしました。しかし,OpenVMS が HP Integrity サーバーで使用可能になった現在,その見解も変わりました。このアナリストは現在,OpenVMS 用に新しい AlphaServer システムを購入することについて「慎重に」と勧告しています。これは単に,AlphaServer システムの販売が 2006 年後半に終了するためであり,AlphaServer システムのサーバーとしての品質,サポート,性能を反映したものではありません。

HP Integrity サーバー対応の OpenVMS に関しては,このアナリストは,HP Integrity プラットフォームとこれをサポートする OpenVMS を含む 4 つのオペレーティング・システムすべてを「有望」と位置付けています。HP がアダプティブ・エンタープライズ,仮想化,マルチ OS 戦略を遂行しているからこそ,このような評価が得られているのです。OpenVMS は,これらの戦略を推進する重要な要素でもあります。

HP はこのアナリストの見解の変化を,市場が HP Integrity サーバー対応の OpenVMS を受け入れている結果でもあると考えています。

5 年周期のロードマップを示した最新のリリース・スケジュールを見るには,HP OpenVMS ロードマップ・ページを参照してください。

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19. どのような種類のパーティショニング機能がサポートされますか?
HP Integrity rx7620 サーバー,rx8620 サーバー,および Superdome サーバーと OpenVMS V8.2-1 の組み合わせでは,ハード・パーティション (nPars) がサポートされます。 OpenVMS の将来のリリースでは,ソフト・パーティションがサポートされる予定です。

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20. UNIX アプリケーションを OpenVMS にポーティングしました。HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングする場合は,何か違いはありますか?
UNIX アプリケーションを AlphaServer システム上の OpenVMS にすでにポーティングしてある場合は,それを HP Integrity サーバー上の OpenVMS に移行するのは簡単で,他の OpenVMS アプリケーションを AlphaServer サーバーから HP Integrity サーバーへポーティングする場合と違いはほとんどありません。

HP Integrity 対応の OpenVMS には,AlphaServer 対応の OpenVMS と同様に UNIX ポータビリティ機能が備わっています。OpenVMS AlphaServer システムに移行する場合と基本的に同じ手間で,UNIX アプリケーションを HP Integrity サーバーにポーティングできます。

UNIX ポータビリティ機能は,今後の OpenVMS リリースでも強化し続けます。

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21. Oracle Rdb および 10gR2 が HP Integrity サーバー上の OpenVMS に対応するのはいつですか?
Oracle は,Rdb の製品版を 2006 年 1 月に発売し,Oracle サーバー 10gR2 を 2006 年の第 1 四半期中に発売すると発表しています。詳細については,Oracle の Web サイトで同社のStatement of Direction (英語) を参照してください。

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22. ボードの交換で,AlphaServer システムを HP Integrity サーバーにアップグレードできますか?
それはできません。AlphaServer システムと HP Integrity サーバーはアーキテクチャーが異なります。しかし,そのような必要が生じた場合は,移行作業に役立つさまざまなプログラムが用意さ れています。同時に,現在使用している AlphaServer システムと新しい HP Integrity サーバーを同じクラスターに共存させることができるため,これまでの投資は保護され,さらに強化されます。

詳細については,Customer Assurance Program ページを参照してください。

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23. AlphaServer システム環境で使用中のアプリケーションを HP Integrity サーバーへ移行すると,実行性能はどの程度になりますか?
HP は,HP Integrity サーバー上でいくつかの性能テストを行い,今までの結果では,HP Integrity サーバー上の OpenVMS は,同様のハードウェア構成の AlphaServer システム上の OpenVMS と比べても非常に優れていることが分かっています。

OS とコンパイラの継続的な改良と,将来のハードウェアの強化により,HP Integrity サーバー上の OpenVMS は AlphaServer システム上の OpenVMS の性能を超えると予想しています。

現時点の性能に関しては,HP Integrity サーバーと AlphaServer システムとでほぼ同じですが,エントリ・クラス・サーバーのコスト・パフォーマンスは,AlphaServer システムよりもはるかに優れています。

FAQ #2 に記載されているとおり,着実に,しかも急速に,すべての面で性能が向上しています。

性能比較の結果はアプリケーション,ワークロード,構成,その他の変動要因に強く依存します。HP では,お使いのアプリケーションを適切な HP Integrity サーバーと AlphaServer システムでテストして,正しい選択ができるように十分に準備しておくことをお勧めしています。

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24. 重要なアプリケーションのソース・コードがありません。トランスレーターやエミュレーターは用意されていますか?
このような状況に対処するためのバイナリ・トランスレーターが用意されています。HP OpenVMS Migration Software for Alpha to HP Integrity Servers (OMSAIS) という製品で,AlphaServer システムの実行イメージを Integrity サーバーの実行イメージに変換できます。OMSAIS では,ほとんどすべてのユーザー・モード・イメージが変換できます。通常何らかの手動による変換も必要になりますが,コードの大部分は自動的に変換されます。詳細については,HP OMSAIS のホーム・ページを参照してください。

HP OMSAIS は,次の機能を提供しています。

  • 実行ファイルと OpenVMS AlphaServer システム用の共有イメージを,HP Integrity サーバー上で実行可能な機能的に同等なイメージへ変換する機能。
  • 変換されたイメージを実行するための実行時環境。これには,変換時には発見されなかった,または存在していなかった古いコードの実行方法も含まれます。この実行時環境は,HP Integrity サーバー対応 OpenVMS の一部としてパッケージ化されています。
  • ほとんどすべてのユーザー・モード・イメージ (DECmigrate によって作成されたイメージも含む) を,AlphaServer システムから HP Integrity サーバーへ制限なしに変換する機能。 変換されたバイナリ・イメージの実行環境には,AlphaServer システム・コードと VAX システム・コードのどちらに対しても使える代替インタープリターが含まれており,古いアーキテクチャーのわずかな違いにも対応します。
  • HP Integrity のネイティブ・イメージと変換されたイメージとの相互運用性。
  • 変換が不可能な場合に,変換できなかった理由と可能であればコード変更の提案をメッセージ出力する機能。
  • 次のランタイム・ライブラリのサポート。
    • AlphaServer システム向け OpenVMS の DEC C/C++ ランタイム・ライブラリ
    • VAX システム向け OpenVMS の VAX C ランタイム・ライブラリ
    • FORTRAN ランタイム・ライブラリ
    • COBOL ランタイム・ライブラリ
    • 算術ライブラリ
    • 関連するシステム・ランタイム・ライブラリ

HP OMSAIS の制限事項
AlphaServer システムのネイティブ・バイナリ・コードで表記されたアプリケーションを HP Integrity サーバー用のコードに変換する場合,HP OMSAIS には次の制限事項が適用されます。

  • ユーザー・モード・アプリケーションのみサポートします。
  • 特権付き,または文書化されていない AlphaServer システム命令はサポートしません。
  • 自己書き換えコード,または動的に生成されるコードはサポートしません。これらのコードは,AlphaServer システム・コードの代替インタプリタでシミュレータ・モードで処理されます。
  • システム・メモリ領域の参照はサポートされません。
  • 文書化されていない,オペレーティング・システムとのインタフェースの使用はサポートしません。
  • ユーザーが作成したシステム・サービスはサポートしません。
  • DECWindows または X-Windows グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使うアプリケーションはサポートしません。
  • Ada または P/L1 (Programming Language 1) で書かれたアプリケーションはサポートしません。

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25. HP Integrity サーバーで使用可能なコンパイラには何がありますか?
C,C++,COBOL,FORTRAN,BASIC,Pascal,Ada,IMacro,BLISS,HP Integrity サーバー・アセンブラが使用可能です。詳細については,OpenVMS Web サイトのコンパイラの項目を参照してください。

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26. 現在使用中のアプリケーションは P/L1 で記述されています。このアプリケーションを HP Integrity サーバーにポーティングするにはどうしたらよいでしょうか?
HP では,ご使用の PL/1 アプリケーションを C++ などの別の言語に変換することをお勧めしています。

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27. 現在の HP ネットワーク・スタック (DECnet,DECnet Plus,TCP/IP) は HP Integrity サーバーでも使用できますか?
使用できます。HP が現在提供しているネットワーク製品は HP Integrity サーバー上でも使用できます。他社製品をご使用の場合は,各ベンダーにポーティングの予定をお問い合わせください。

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28. IEEE 浮動小数点形式でないバイナリ・データがディスクに保存されています。HP Integrity サーバー上のアプリケーションからそのデータにアクセスする必要があります。HP Integrity サーバーでは IEEE 浮動小数点演算しかサポートされていませんが,すべてのデータを変換する必要がありますか?
HP が提供するコンパイラでは,IEEE 以外の形式もサポートしており,アプリケーションが適切な浮動小数点スイッチを使ってコンパイルされると,実行時に必要に応じてデータを自動的に変換します。性能を重視する場合は,IEEE 形式でない浮動小数点データを IEEE 形式に変換しておき,実行時の変換処理を回避することもできます

詳細については,OpenVMS 浮動小数点演算についてのホワイト・ペーパーを参照してください。

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29. 使用中のアプリケーションのいくつかは,AlphaServer システムのアセンブラー (MACRO-64) で書かれています。どうしたらよいでしょうか?
HP では,ご使用の AlphaServer システム・アセンブラー・コードを C に変換することをお勧めしています。アプリケーションの一部をアセンブラーで書く必要がある場合は,AlphaServer システムのアセンブラー・コードを HP Integrity サーバーのアセンブラー・コードに変換する必要があります。

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30. 現在,いくつかの 32 ビットのアプリケーションを VAX システムで実行しています。VAX システム・アプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するためのエミュレーション・モードは何かありますか?ない場合,何か解決策はありますか? VAX システム・コードを AlphaServer システム・コードに変換した後に HP Integrity サーバー・コードに変換する作業は避けたいと考えています。
まず,ホワイト・ペーパー「HP OpenVMS VAX システムから HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS I64 への移行」を確認することをお勧めします。

VAX システム・コードを HP Integrity サーバーで利用するには 2 つの選択肢があります。

  1. VAX システム・コードを HP Integrity サーバーに直接ポーティングする。
  2. コードを変換する。

イメージの変換は,2 つのステップからなるプロセスですが,1 回実行するだけで済みます。ソースがない場合は,HP OpenVMS Migration Software for VAX to AlphaServer systems (OMSVA,通称 DECmigrate) を使って AlphaServer システムにポーティングし,その後 HP OMSAIS を使って HP Integrity サーバーにポーティングできます。AlphaServer システムは,バイナリ・トランスレーター用のイメージを作成するためだけに必要です。この処理のためだけに AlphaServer システムを購入するのは避けたい場合,次の選択肢があります。

  • AlphaServer システムをレンタルする。
  • 組織内のどこかで配備されている AlphaServer システムの 1 つを使用する。
  • HP サービスを利用する

OMSVA の詳細については,HP OMSVA のホーム・ページを参照してください。

ソースが存在する VAX システム・アプリケーションを HP Integrity サーバーにポーティングする場合は,OpenVMS VAX から AlphaServer システムへのアプリケーションの移行についてのドキュメント をお読みください。このドキュメントは HP Integrity サーバーへの移行を対象としたものではありませんが,VAX システムから AlphaServer システムへのアプリケーションのポーティングに必要な作業のほとんどは,VAX システムから HP Integrity サーバーへのポーティングの際にも当てはまります。

:32 ビット・アプリケーションを 64 ビット・アプリケーションへ変換する必要はありません。32 ビット・アプリケーションも HP Integrity サーバー上の OpenVMS で動作します。

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31. OpenVMS は Opteron または Xeon64 で稼働しますか?
いいえ。HP は,HP Integrity サーバー上の OpenVMS をサポートします。詳細については,Itanium と x86 64-bit 拡張に関する OpenVMS FAQ を参照してください。

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32. HP Integrity サーバー上の OpenVMS がサポートしているスレッド・インタフェースには何がありますか?
OpenVMS は,D4,1C,CMA,TIS スレッド・インタフェースをサポートしています。これら 4 つのインタフェースはすべて,HP Integrity サーバー上でサポートされていますが,HP では POSIX 1C インタフェースの使用を強く推奨しています。それ以外のインタフェースは下位互換性のために提供されています。

独自のスレッディング・パッケージ,またはコンテキスト切り替えパッケージを作成した場合は,HP Integrity サーバー対応の OpenVMS で利用可能な KP 機能を使用することをお勧めします。

詳細については,HP Integrity サーバー対応の OpenVMS に適用される,KP サービスに関するプレゼンテーション形式のドキュメント (英語) を参照してください。

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33. OpenVMS のアーキテクチャー混成クラスターではどのサーバー・アーキテクチャーがサポートされますか?
OpenVMS は,AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのアーキテクチャー混成クラスターを完全にサポートします。VAX システムは,実運用環境としては,上記のクラスターではサポートされません。

ただし,一時的な開発環境という用途に限定すれば,VAX システムを AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのクラスターに組み込むと便利なことがあります。HP では,ほとんどの場合,このような構成で問題が発生することはないと考えていますが,サポート対象とするだけの包括的なテストを十分に行ったわけではありません。 このようなクラスター環境では,VAX システムがクラスターの性能や安定性に関して問題を引き起こす可能性があります。そのような状況になった場合は,クラスター内で問題を引き起こしている VAX システムを取り除く必要があります。

HP では,サポート対象とならない,つまり正規の構成ではないことを理解した上であれば,上記の環境に VAX システムを自由に組み込んでいただいて構わないと考えています。

なお,OpenVMS は,VAX システムと AlphaServer システムのアーキテクチャー混成クラスターも引続きサポートします。

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34. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS で FDDI はサポートされますか?
FDDI アダプタは,HP Integrity サーバーではサポートしていません。ただし,Ethernet を経由する既存の FDDI ネットワークおよびサーバーを,Digital Networks 社の FDDI Gateway 製品と統合できます。Digital Networks 社は,ハードウェア,ソフトウェア,バージョン,およびネットワーク構成が混在する環境で,この製品が正しく動作することを確認しています。 詳細については,Digital Networks 社の Web サイトを参照してください。

AlphaServer システムでは,FDDI のサポートが継続されます。

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35. OpenVMS V8.2-1 は HP AlphaServer システムをサポートしますか?
OpenVMS V8.2-1 は,OpenVMS を HP Integrity サーバーに対応させるためのハードウェア・サポート・リリースで,HP Integrity サーバー用の OpenVMS V8.2 の後継リリースです。 HP AlphaServer システムに関しては,次期バージョンの OpenVMS V8.3 がリリースされるまで OpenVMS V8.2 が最新バージョンとなります。 HP OpenVMS ロードマップ・ページに,5 年周期の OpenVMS のロードマップがあります。

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36. HP Integrity サーバーは AlphaServer と比べてメモリを 2 倍必要とするというのは本当ですか?
状況によります。

AlphaServer から Integrity サーバーへ移行する場合,小規模システム (メモリ 4GB 未満) では,メモリ量を AlphaServer の 2 倍にすることをお勧めします。 これは,Integrity サーバーではイメージのコードが通常 2 倍から 3 倍になるためです。 また,エントリ・クラスの Integrity サーバーでは,相当するレンジの AlphaServer モデルよりも多くのメモリを搭載しているため,良い性能を得るためにメモリ・サイズ 2 倍のシステム構成をひとつの目安として考えることができます。

より多くのメモリを搭載したシステムでは,通常,メモリの多くはデータが占有することになります。この場合,移行前の AlphaServer と同程度のメモリ・サイズがひとつの目安となります。

以下に,HP が上記のように考えるいくつかの理由を挙げます。

  • Integrity におけるイメージのメモリ占有量は AlphaServer の 2〜3 倍となります。 これは,イメージ・コードのサイズが増えるのが主な理由です。
  • Integrity におけるスタックは,コンパイラ生成コードの違いと使用パターンの違いのため,AlphaServer よりも大きくなります。 また,Integrity ではスタックが 2 つ (メモリ・スタックおよびレジスタ・スタック) ありますが,AlphaServer ではスタックは 1 つだけです。
  • AlphaServer から Integrity サーバーへ移行してもデータ・サイズには変更ありません。 どちらも 64 ビット・マシンなのでデータ・レイアウトの変更は必要ありません。

AlphaServer から Integrity に移行した場合にコードのサイズが増える例として,OpenVMS オペレーティング・システムが使用するメモリがどの程度増えるかを調べた結果があります。 Integrity サーバーでは,execlet,ドライバー,常駐イメージに AlphaServer よりも 48MB 多くのメモリを必要とします。 非ページ・プールの使用量は,AlphaServer よりも Integrity の方が 9MB 多くなります。 オペレーティング・システムのメモリ使用量は,小規模マシンであってもシステムの総メモリ使用量のごく一部でしかありませんが,これらのデータは,1 つのソフトウェア・アプリケーション (この場合オペレーティング・システム) を Integrity サーバーに移行するとどの程度メモリ使用量が大きくなるかを示しています。

上記のガイドラインは典型的なインストレーションを行った場合の調査結果ですが,お客様自身の環境で実際に試してみるのも良いでしょう。 イメージ・コードやスタックにどれくらいのメモリを消費しており,Integrity に移行するとメモリ・サイズが 2,3 倍増えることを確認できます。 また,データがどの程度あり,データが占有するメモリ量が AlphaServer の場合と変わりないことが確認できます。 AlphaServer におけるイメージ・コードおよびスタックのメモリ使用量を計算し,その値を 3 倍して,さらにデータに使用されるメモリ量を追加してください。 これにより,同じアプリケーションを Integrity サーバーで実行するのに必要なメモリ量を見積もることができます。

なお,不必要なページングを避けるために,2 つあるいは 3 つのファクターで Integrity サーバーのワーキング・セット・クォータを増やすようにしてください。

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