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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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目次
まえがき
第 1 章:日本語環境設定ユーティリティ (JSY$CONTROL) -- I64/Alpha のみ
第 2 章:日本語メール・ユーティリティ (JMAIL) -- Alpha/VAX のみ
第 3 章:日本語ソート/マージ (SORT/MERGE)
第 4 章:ローマ字・かな漢字変換型 INQUIRE (KINQUIRE)
第 5 章:個人辞書編集ユーティリティ (JDICEDIT)
第 6 章:漢字コード変換ユーティリティ (KCODE)
第 7 章:DEC 漢字コード変換ユーティリティ (KCONVERT) -- Alpha/VAX のみ
第 8 章:デバッガの日本語拡張機能
第 9 章:日本語DECnet/SNA リモート・ジョブ・エントリ (RJE) -- Alpha/VAX のみ
第 10 章:日本語DECnet/FNA リモート・ジョブ・エントリ (F-RJE) -- VAXのみ
第 11 章:日本語メッセージ -- Alpha/VAX のみ
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第 6 章
漢字コード変換ユーティリティ (KCODE)

この章では,漢字コード変換ユーティリティ (KCODE) について説明します。

6.1 機能概要

漢字コード変換ユーティリティは DEC漢字コードから他コード体系,他コード体系から DEC漢字コードへの漢字コード変換を行います。他コード体系から他コード体系への変換および DEC漢字コードから DEC漢字コードへの変換はできません。変換可能なコード体系は次の9種類です。

  • DEC

  • JIS

  • IBM

  • JEF

  • HITACHI

  • MSDOS

  • CP/M

  • NEC (メモリ内部コード)

  • NEC(DISK 媒体内部コード))



6.2 KCODE コマンド

この節では,KCODE コマンドの形式,パラメータ,修飾子について説明します。




漢字コード変換ユーティリティを起動します。

形式

KCODE 入力ファイル指定 [ 出力ファイル指定 ]


パラメータ



入力ファイル指定

漢字コード変換を行うファイル名を指定します。RMS が日本語モードの場合には,最大 118 文字までの日本語ファイル名を指定できます。

出力ファイル指定

変換結果を出力するファイル名を指定します。RMS が日本語モードの場合には,最大 118 文字までの日本語ファイル名を指定できます。出力ファイル名を省略した場合の出力ファイル名は DECFILE.DAT となります。

修飾子



/FIELD=(開始位置 [,終了位置 ])

1レコード内における変換領域の指定を行います。/FIELD修飾子の指定がない場合には, 1レコード全体を変換対象とします。以下の項目が指定できます。

開始位置 変換開始バイトを指定します。省略時設定値は1で,レコードの先頭から変換します。
終了位置 変換終了バイトを指定します。省略時にはレコードの最後まで変換します。



/FORMAT=コード体系



/FORMAT=DEC(省略時設定)

入力ファイルまたは出力ファイルのコード体系を指定します。
省略時の設定でDEC漢字コード体系に変換します。

コード体系には,次の9種類が指定できます。

DEC
JIS
IBM
JEF(FUJITSU)
HITACHI
NEC
NEC_DISKET
MSDOS
CPM

NECは,インテリジェント・ターミナルのOS,NCOS で使用するコード体系の場合に指定し,NEC_DISKET はNECコード体系のディスク媒体内部コードの場合に指定します。

/RECORD=(開始レコード [ ,終了レコード ])

入力ファイルの一部のレコードのみを変換するときに指定します。/RECORD修飾子の指定がない場合には,すべてのレコードを変換対象とします。以下の項目が指定できます。

開始レコード 変換開始レコードを指定します。省略時設定値は 1 で,先頭のレコードから変換します。
終了レコード 変換終了レコードを指定します。省略時には最後のレコードまで変換します。



6.3 制限事項

漢字変換ユーティリティには,次の制限事項があります。

  1. 入力文字列は,漢字コードと制御コードだけからなることを原則とします。

    • ただし,DECコード→他コード体系,NEC→DEC,MSDOS→DEC,CP/M→DEC の場合には,入力文字列に1バイトの英数字コードが混在しても変換することができます。


  2. 入力文字列と出力文字列のバイト数は変化しません。

    • DECコード→JISコード,DEC→IBM,DEC→JEF,DEC→NEC,DEC→HITACHI の場合の入力文字列に1バイトの英数字コードが混在していた場合,出力文字列には1バイト・コードと漢字コードを区別するシフト・コードは付加されません。

    • 他コード体系の入力文字列に1バイトのカタカナ・コードが混在していた場合, DEC コードへの出力文字列にはカタカナ・コードと漢字コードを区別するシフト・コードは付加されません。

    • 他コード体系の入力文字列に1バイト・コードと漢字コードを区別するシフト・コードが含まれていた場合,それらは出力コード体系において相当するシフト・コードに変換されず,個々のバイトずつ相当するコードに変換されます。


  3. 出力された文字列を再び元の文字列に変換しようとした場合,次のような問題があります。

    • JIS X0208-1983 第 1 〜 94 区に定義された漢字コードと JIS C6220 の制御コードだけからなる文字列ならば,原則的に元に戻ります。

    • 外字などの JIS X0208-1983 第 1 〜 94 区に定義されていない漢字コードは,'□'(DEC漢字コードでは,16 進数で A2A2)に変換されるので元には戻りません。

    • DEC コード→IBM コード,DEC→JEF,DEC→CP/Mでは,DEC漢字の全角のスペース・コードが半角のスペース・コード(制御コード)2バイトに変換されるので,これらのコード体系から元には戻りません。

    • DEC コード→JIS コード,DEC→IBM,DEC→JEF,DEC→HITACHI のときに入力文字列に 1バイトの英数字コードが混在していた場合,出力文字列にはシフト・コードが付加されないため,1バイト・コードと漢字コードの区別がつかないので元には戻りません。他コード体系→DECの場合も,入力に1バイトのカタカナ・コードが混在しているときには,元には戻りません。

    • JIS コード→DEC コード,IBM→DEC,JEF→DEC,HITACHI→DEC,NEC→DEC の場合,入力文字列に1バイト・コードと漢字コードを区別するシフト・コードが含まれていた場合には,これらのシフト・コードが出力文字列に反映されないため元には戻りません。



6.4 使用例

この節では,漢字コード変換ユーティリティの使用例を示します。

  1. DEC漢字コード体系のファイル IN.DAT 内のすべてのデータを JIS漢字コード体系に変換し,OUT.DAT に出力します。

  2. DEC漢字コード体系のファイル IN.DAT 内の /FIELD で指定された領域内のデータを IBM漢字コード体系に変換し,OUT.DAT に出力します。指定領域外のデータは,変換せずにそのまま出力します。

  3. NEC の DISK 媒体内部コード体系のファイル IN.DAT を DEC漢字コード体系に変換して,に出力します。


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