Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫ お問い合わせ

製品 & サービス > HP Storage 

エクシングが、サーバー仮想化とFC-SANストレージによりWEB系サービスの統合基盤を構築

株式会社エクシング様
年度末キャンペーン「HPサーバーへのりかえ割」がスタート HP StoreOnce Catalyst HPでSANをはじめてみませんか? SANソリューションガイド
コンテンツに進む

FC-SANストレージ「HP P2000 G3 MSA FC Array System」とスケールアウトNAS「HP X9300 Network Storage Gateway」を中心にシステム統合を推進し、Web系サービスの競争力を強化

「旧システムで1ラックを丸々占めていた機器が、わずか10Uにまで省スペース化されました。機器を減らした分だけ電力消費量を削減し、データセンター関連のコストを1/3以下に、サーバーの保守費を1/10以下に削減できました。しかし、効果はこれだけにとどまりません。ビジネス要求に対して圧倒的なスピードでITリソースを提供できるようになったのです」

株式会社エクシング
システム統括部 サービスシステム開発G
チーフコンダクター
吉田 哲 氏
株式会社エクシング

目的

アプローチ

通信カラオケ市場における競争力強化を目指し、業界大手が経営を統合した。合併シナジーによる商品・サービスの拡充とともに、全社の業務プロセス改善、各種サービスを支えるシステム基盤の統合化・効率化に取り組んでいる。
サービス単位で構築されてきたシステムを統合し共通基盤化をめざした。仮想サーバー環境を構築し、アプリケーションの実行環境をFC-SANストレージに、 コンテンツをスケールアウト型NASストレージに集約。同時に、統合的なシステム監視環境も構築した。

導入効果

ビジネスの成果

仮想化により約20台の物理サーバーを「HP ProLiant DL385 G7」3台に統合
「HP 8/20q FCスイッチ」を採用し8Gbpsの高帯域SANを構築
サーバー単位のストレージ環境からFC-SANスト レージ「HP P2000 G3 MSA FC Array System」による共有ストレージに移行
スケールアウト型NAS「HP X9300 Network Storage Gateway」にコンテンツ管理を集約
「HP SAN Connection Manager」によりSAN環境の管理を効率化
統合的なシステム基盤を実現し、ビジネス要求への迅速な対応が可能に
システム全体の信頼性を向上させ、同時に拡張性も確保
データセンター関連コスト、システム関連保守費を大幅に削減

お客様背景

サービス系システムの統合化を推進

お客様背景 イメージ01

通信カラオケおよび音楽エンタテインメントを中心とするコンテンツビジネスで成長を続けるエクシングが、サービス系システムの統合化を進めている。エクシングのシステム統括部でプロジェクトをリードする吉田哲氏は、統合化の目的を次のように語る。

「2010年、エクシングとBMBの合併により新生エクシングが誕生しました。現在、両社の強みを活かした商品・サービスの強化に取り組んでいます。同時に、個別に構築・最適化されてきたサービス系システムの統合化にも着手しました。ITコスト削減は大きな目的のひとつですが、さらに私たちは、ビジネス要求に迅速かつ柔軟に対応できる、高信頼で拡張性に優れたシステム基盤の実現を目指しました」

エクシングは、モバイルコンテンツのビジネスモデルをいち早く確立し、PCや携帯電話と連携してカラオケを楽しめる総合コミュニティサイトを立ち上げるなど、長年にわたってWebベースの音楽エンタテインメントサービスを拡充させてきた。

株式会社エクシング 吉田 哲 氏
株式会社エクシング
システム統括部
サービスシステム開発G
チーフコンダクター
吉田 哲 氏

「コンシューマー向けの複数のWebサービスを新たに構築したシステム基盤上に移行しました。これにより、20台以上の物理サーバーで運用されてきたシステムが、仮想化された物理サーバー3台と共有ストレージに統合されました」(吉田氏)

対象サービスが提供するWebサービスは、カラオケコンテンツを中心に容量の90%以上を動画ファイルが占めており、コンテンツ配信に平均400Mbpsのネットワーク帯域を要するサービスもあるという。配信を担うシステムの負荷も高い。

「サービス品質を下げることなく仮想サーバー環境へ移行するために、2つの工夫をしました。ひとつは、アカマイ社のコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を活用してシステムとネットワークの負荷を軽減すること。もうひとつは、仮想サーバー環境を適切にサイジングすることです」と吉田氏は語る。

アカマイ社のキャッシュサーバーと高速ネットワークを従量制で活用できるCDNサービスが、大容量コンテンツの配信に有効であることはよく知られている。では、吉田氏の言う仮想サーバー環境の「適切なサイジング」とはどのような意味か。

「従来の物理サーバー環境と同等のコア数・メモリを、仮想マシンにあらかじめ割り当てました。たとえば、2コアのCPUと4GBのメモリを搭載した物理サーバーで稼動させてきたシステムは、仮想サーバー環境にそれと同じコア数とメモリを用意したのです。シンプルな方法ですが、理に適った解決でした。実際にテストを行い、物理サーバー環境と遜色ないパフォーマンスが確認できました。導入後、現在は仮想マシンが使用しているリソースを元に、利用量ベースでキャパシティを管理しています」

CPUコアあたりのシングルスレッド性能の向上は著しい。「仮想化によるオーバーヘッドはほとんど感じられなかった」と吉田氏は語る。

本プロジェクトでは、20台以上の物理サーバーがわずか3台に統合された。この高密度な統合を可能にしたのが、12コアのAMD Opteron 6100プロセッサーを2基(計24コア)、最大512GBメモリを搭載可能な「HP ProLiant DL385 G7」である。同時に、サーバー単位で用意されていたストレージ環境をSANによる共有ストレージへと移行。ここにはFC-SAN製品「HP P2000 G3 MSA FC Array System」が採用された。


高性能な8G FC-SANを共有ストレージに採用

新システムで導入された「HP ProLiant DL385 G7」はHDDレス構成だ。内蔵のSDカードからVMware ESXi Serverを起動させ、ゲストOSなどのシステム領域は共有ストレージ「HP P2000 G3 MSA FC Array System」に集約する方法を採用した。

「SAN環境を構築した理由は、まずvMotionの利用を前提にしていたこと。もうひとつ、コントローラーを冗長化したHP P2000 G3 MSA FCにシステム領域を集約して、システム全体の信頼性を高める狙いがありました。HDDがサーバー単位で分散することを回避し、監視ポイントを1つに集約したのです」と吉田氏は語る。

HP P2000 G3 MSA FC Array Systemは、サーバー ―ス トレージ間を8Gbpsのファイバーチャネルで結び、ディスクアクセスも6Gbpsと高速だ。FC-SAN製品としてはエントリークラスながら、共有ストレージとして優れたパフォーマンスを発揮する。

「共有ストレージは、サーバー単位でストレージを持つよりも利用効率を高めることができるのでコスト面でもメリットがありました。当初、FC-SAN製品は価格的に手が届かないだろうと思っていたのですが、本システムの構成ではむしろスケールアウト型iSCSIストレージよりもコスト的に有利でした」

FC-SAN環境は高速で信頼性も高いが、価格も運用のハードルも高いのではないか――そうした先入観を吉田氏も抱いていたという。

「デュアルコントローラー仕様のHP P2000 G3 MSA FC、そしてHP 8/20q FCスイッチとHBAカードを組み合わせたバンドルキットは、FCベースのSAN環境を構築するための非常にリーズナブルな選択となりました。さらに、HP SAN Connection Manager(SCM)が、SAN環境の運用のハードルを大きく引き下げてくれました」

HP SCMはHP 8/20q FCスイッチに標準添付されたSAN環境の管理ツールだ。GUIベースのダッシュ ボードから、ストレージ、HBA、スイッチまでを管理できる。

「RAIDやLUNの設定、仮想サーバーとの紐づけやボリューム管理まで、SAN環境の構築を社内のスタッフだけで完結できました。HP SCMのウィザードに従って設定を行えるので、技術的なハードルが大きく下がったことを実感しています。構成変更やサーバーの追加なども、オンラインで効率的かつスピーディに行えるようになりました」と吉田氏はHP SCMの使用感を高く評価する。


SAN環境にスケールアウト型NASを統合

統合化プロジェクトの第1フェーズでは、20台以上の物理サーバーが3台に集約され、SAN環境、それらの監視環境までが構築された。この時点ですでに「目に見える成果が得られた」と吉田氏は語る。

「旧システムで1ラックを丸々占めていた機器が、わずか10Uにまで省スペース化されました。機器を減らした分だけ電力消費量を削減し、データセンター関連のコストを1/3以下に、サーバーの保守費を1/10以下に削減できました。しかし、効果はこれだけにとどまりません。ビジネス要求に対して圧倒的なスピードでITリソースを提供できるようになったのです」

旧システムでは、新しいサービスを開始するにあたって、物理サーバーの調達からシステムを構成するまで数週間を要していたという。

「現在では、サーバーとストレージのリソースを用意するのに2時間もかかりません。リ モートで環境を構築できるので、わざわざ データセンターに出向く必要もなくなりました。担当者の業務は劇的に変わりました。それにも増して、ビジネスへのインパクトは大きいはずです。いつでも、必要なときに、必要なだけITリソースを活用できる環境が整ったのですから」(吉田氏)

プロジェクト第2フェーズでは、システムの統合化がさらに一歩進められた。

「このSAN環境に、スケールアウトNAS『HP X9300 Network Storage Gateway』を接続しました。 HP P2000 G3 MSA FCにシステム領域やブロックデータを集約しましたが、HP X9300にはコンテンツやファイルなどの非構造化データを集約することがその狙いです」

HP X9300 Network Storage Gatewayは、SAN環境に対応するNASゲートウェイ製品。最先端のストレージ仮想化テクノロジーにより超大規模なストレージプールを実現し、データの階層化管理やリモートレプリケーション、自動リバランシングなどの機能を提供する。様々なストレージアレイ製品を組み合わせて、スケーラブルなNAS環境を構築できることが大きな特長だ。

「HP X9300用のストレージアレイにも迷わずHP P2000を選択しました。NASに収容するコンテンツは私たちの生命線とも言える資産です。HP X9300は、拡大し続ける膨大なコンテンツを安全に管理し、高速に配信するための統合基盤として十分な拡張性と信頼性、性能を持っていると評価しました」(吉田氏)

一般に、コントローラーとディスク装置が一体化したアプライアンス型NAS製品では、ストレージアレイの選択の幅は限られる。

「HP X9300はNASゲートウェイ製品なので、配下のストレージアレイを自由に選択できることにも魅力を感じました。今後ストレージを追加しても、既存ファイルシステムの増量分として利用できるのも魅力です。現在はSAS HDDを搭載したHP P2000で運用していますが、将来的には高速な読み出しが可能なSSDモデルを導入することも考えられます」


自社システムを所有することの意義とは

本プロジェクトによって、コンテンツ管理とサービス配信のための統合基盤が整備された。個別に構築されてきたシステムは、順次新しいサービス基盤に統合されていくことになる。

「コスト面だけをみれば、クラウドという選択肢もあったでしょう。しかし、クラウド上ではその制約の中でしかライバルと競争できません。一歩先んじるためには、自社でシステムを持つ、技術者を育てることが重要です。それが、新しいビジネスモデルをいち早く具体化して、競争優位を獲得する決め手になると考えています」(吉田氏)

一方で、ビジネス継続計画(BCP)の観点からはクラウドの活用も有効、とも吉田氏は指摘する。「将来、仮想化テクノロジーを応用すれば、私たちが利用しているデータセンターからクラウドにサービスをライブマイグレーションで移動するようなことも実現するでしょう」

自社で仮想化された柔軟なシステム基盤を所有し、必要に応じてパブリッククラウドとも連携する。変化するビジネス環境に瞬時に適応できるIT基盤は、HPが提唱する「Converged Infrastructure」と共通する思想だ。

最後に、吉田氏は次のように語った。

「ビジネス要求に対して、迅速にITリソースを提供できる仕組みが整いました。ITの投資対効果やコストそのものを厳しく要求される現在、自社でシステムを持つことの意義をどのように捉えるかますます重要になっていくと思います。ビジネスに具体的に貢献すること、自社の競争力向上に貢献すること、それがわれわれシステム統括部のミッションです」



ソリューション概略

HP ハードウェア
HP P2000 G3 MSA FC Array System
HP X9300 Network Storage Gateway
HP 8/20q FCスイッチ
HP ProLiant DL385 G7
HP ソフトウェア
HP SAN Connection Manager
VMware ESXi Server

会社概要

株式会社エクシング
所在地: 〒105-0011 東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館
URL: http://www.xing.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: エンターテイメント
  HP Storage
  P2000 G3 MSA
  X9300

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  


お問い合わせ

製品に関する詳細情報、およびご購入の際は弊社販売店、またはHP カスタマー・インフォメーションセンターまでお問い合わせください。
HPカスタマーインフォメーションセンターの電話番号は03-5749-8291、平日午前9時から午後7時、土曜午前10時から午後6時、祝祭日、5月1日、年末年始など弊社指定の休業日は除きます。 お問い合わせ
※ご購入後のお問い合わせは、お手元の保証書内保証規定に記載の電話番号へお問い合わせください。

≫ このページのトップへ
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡