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ディザスタリカバリ機能を備えたファイルサーバ導入事例

TIS株式会社

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情報資産の管理において業界No.1のセキュリティを実現することを目標に、強化推進するTIS株式会社。

大手システムインテグレータのTIS株式会社は「人と社会に最適を」という経営理念に基づき、幅広い情報サービスを提供している企業です。近年、ITサービスが急速に発展したことで、企業の保有する電子的な情報資産も激増している。そこでTISでは、情報資産の管理において業界No.1のセキュリティを実現することを目標に、セキュリティ強化を推進。同時に、災害発生時にも、離れたサイトから開発作業を継続できる耐障害性に優れたITインフラを整備し、納期遅れを起こさない開発環境を構築することで、お客様の満足度を向上させる活動も展開している。その中核として新たに構築された「統合ファイルサーバ」では、HP StorageWorks Enterprise Virtual Array 5000(EVA5000)とMicrosoft Windows Storage Server 2003を搭載したHP StorageWorks NAS 4000s、ミラーリング・ソフトウェアにはHP OpenView Storage Mirroring、という組み合わせが採用され、優れた可用性とディザスタリカバリ機能を実現した。この新システムは、同社が保有する情報資産の安全な活用という点に加え、TISの新しいビジネスチャンスを広げる。

製品情報

ビジネスの背景
システムの課題
システムの構築
今後の展望
TIS株式会社 東京本社

事例キーワード

製品 HP StorageWorks Enterprise Virtual Array 5000(EVA5000)
HP StorageWorks NAS 4000s
HP OpenView Storage Mirroring
業種 通信業・IT
ソリューション 高性能ファイルサーバ

ビジネスの背景

TIS株式会社 グループサービスセンター システムグループ統括マネージャー橋本 仁 氏
  TIS株式会社
グループサービスセンター
システムグループ
統括マネージャー
橋本 仁 氏
時代の変化が、ITシステムのセキュリティ向上を強く要求

インターネットを利用した商品の取引やサービス提供が普及している今日、コンピュータをはじめ、携帯電話やPDAなどに保存されている電子情報の量は急速な勢いで増えている。企業が保有する情報も、こうした変化に伴って増加しており、膨大な情報をデータ消失などのリスクから守り、ITシステムのセキュリティをいかに高めていくかは、多くの企業にとって重要なテーマになっている。特に「個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」とする)」が2005年から施行されることは、企業に情報セキュリティの強化を促す大きな契機になります。
ソフトウェア開発サービス、アウトソーシングサービス、ソリューションサービスなど多彩な情報サービスを提供する大手システムインテグレータのTISでは、「セキュリティにおいて、業界No.1の企業を目指す」という経営方針の下、情報セキュリティの強化を推進している。その一環として、社員が日常的に利用する社内インフラであるファイルサーバシステムの見直しに着手。新システムのストレージとして選ばれたのは、HP StorageWorks EVA5000とHP StorageWorks NAS 4000s、そしてWindows Storage Server 2003という組み合わせだった。
「コストを抑えながら、セキュリティの強化に加え、ディザスタリカバリの機能を備えたファイルサーバを構築できたことに満足しています」。TIS社内の情報インフラ提供を担当するシステムグループで統括マネージャーを務める橋本 仁氏は、新しいファイルサーバシステム「統合ファイルサーバ」をこう評価する。HPが構築をサポートしたこの統合ファイルサーバにより、TISではこれまで培ってきたビジネスのポテンシャルを存分に発揮できる体制を着々と整えている。

システムの課題

TIS株式会社 グループサービスセンターシステムグループ 主査 工藤 雅生氏
  TIS株式会社
グループサービスセンター
システムグループ 主査
工藤 雅生氏
ファイルサーバの統合により、強力なセキュリティを実現する

従来、TISでは、「部門別サーバ」と呼ぶファイルサーバをそれぞれの部署や、新たなシステム開発案件を受注するたびに生まれるプロジェクトごとに設置。サーバの管理も各部署やプロジェクトが担当していた。その結果、部門別サーバは、100以上の数にまで膨れ上がっていた。このため、サーバごとのセキュリティ管理にバラツキが発生し、全社的に統一したセキュリティ対策を行うことが難しくなっていたのである。また、多数のファイルサーバを維持・管理する必要があるため、管理コストの増大、サーバ設置のためのオフィススペースの不足といった問題も抱えていた。
「そこで、分散していたファイルサーバを統合し、一貫したセキュリティ対策が行えるようにすることで、全社的なセキュリティの強化を図ろうと考えていました」。「統合ファイルサーバ」構築プロジェクトの責任者を務めたシステムグループ主査の工藤雅生氏は、新ファイルサーバシステムへ移行した最大の理由をこう説明する。
また、顧客満足度向上の観点から、システム開発の納期遅れは許されない。こうした状況に対応するため、もし地震のような大規模な災害が起きた場合でも、それまでの開発作業で蓄えてきた情報資産を安全に保管し、素早くリカバーできるディザスタリカバリ機能を、ファイルサーバに持たせる必要があるとTISでは考えていた。
そこで、この2つのポイントを押えたシステム構成の提案をベンダーに依頼。HPでは、HP StorageWorks EVA 5000を中心に、2台のHP StorageWorks NAS 4000sをクラスタ構成した基本単位を、東京と大阪の各本社にそれぞれ設置するという構成を提案。さらに、HP OpenView Storage MirroringによるNASのミラーリング、OSにはWindows Storage Server 2003を組み合わせるというものだった。
TISでは、各ベンダーからの提案を、以下のような観点から比較検討した。1)パートナー企業会社含めて5000名にのぼる全社員の利用と膨大なデータの高速バックアップを可能にする高いシステムパフォーマンス 2)将来、グループ会社へも利用を広げる際にも対応できる優れた拡張性 3)大規模なファイルサーバ構築への熱意と豊富な実績 4)ディザスタリカバリ・システムに関する豊富な実績 5)プロジェクト期間に提供されるサポート内容 6)協業してプロジェクトを進めることで得られるTISの技術習得メリット。その結果、HPの提案の採用が決定した。
「HPからの提案で特に魅力的だったのは、バックアップが効率的なこと、ディスクアクセスのパフォーマンスが優れていたこと、OSにWindowsを採用していたこと、そしてコストが低く抑えられることでした」と工藤氏は語る。具体的に、バックアップの点では、ブロック単位ではなく、バイト単位でのバックアップが可能なため、バックアップの効率化が実現できる。また、仮想RAID技術により、複数の書き込み処理を並行して実行できるため、高いディスクパフォーマンスが期待できる。そして、OSにWindowsを採用することで、利用できるツールやソフトウェアの選択肢が広がる点にも引かれたという。また、Windows、インテル製CPUを搭載したHP StorageWorks NAS 4000sなど、標準技術を組み合わせることで、コスト的にも納得のいくものになったようだ。

システムの構築

HP StorageWorks Enterprise Virtual Array 5000(EVA5000)
セキュア、かつハイアベイラビリティなファイルサーバを
HP StorageWorksが実現


TISではさっそくシステムの構築作業をスタートさせた。新しい「統合ファイルサーバ」では、東京と大阪の2カ所に統合的なファイルサーバを設置し、ファイルサーバ間ではデータレプリケーションを実施する。さらに、東京と大阪それぞれのファイルサーバはNASをクラスタ構成にし、二重に冗長化することで、データの安全性をより高めている。
構築作業では、ファイルレベルのデータとSANとのゲートウェイを容易に提供できるHP StorageWorks NAS 4000s、そして、普段、クライアントPCで使い慣れたユーザーインタフェースがそのまま利用できるWindows Storage Server 2003を選択したメリットを実感する。特に、ディスクアレイのEVA5000と2台のNAS 4000sを組み合わせてSANを実現するという大規模で複雑なファイルサーバ構築において、慣れ親しんだWindowsのインターフェースは作業をスムーズに進めていくうえで、重要なキーとなったようだ。
以前からユーザー認証に使っていたWindows NTドメインをセキュリティのより高いActive Directoryにバージョンアップすること、そしてこれまでTISではほとんど扱ったことのないNAS 4000sの導入、といった点で若干の混乱はあったものの、TIS社内で蓄えてきた豊富な構築ノウハウ、HPからのきめ細かく、レスポンスの良いサポートや情報提供などにより、わずか3カ月ほどで、統合ファイルサーバは無事カットオーバーを迎えた。
2004年7月に稼働を開始した統合ファイルサーバは、現在、期待どおりのパフォーマンスを発揮している。また、全社的なファイルサーバ環境が整備できたことで、情報資産のセキュリティ状況を会社として完全に把握できるため、ガバナンスの行き届いた情報資産管理を実現できることになる。さらに、万一セキュリティ上の問題が発生した場合にも、セキュリティ監査ログを取得しておくことで、情報資産の追跡も可能になる。TISのセキュリティは、業界No.1への歩みはさらに前進している。
「統合ファイルサーバが動き出したことで、部門別サーバが100以上あったことで課題になっていた管理コストやスペース不足の問題も大幅に改善できるはず。また、各部門がバックアップやログ保存の負担から開放されるという点でも、新システムへの移行は意味があります」と橋本氏。

今後の展望

セキュリティ、可用性、パフォーマンスの3つの柱の向上が、ビジネスチャンスを拡大

TIS社内では、現在、2004年12月をメドとして、部門別サーバ上のデータを統合ファイルサーバへ移行する作業が順次、進んでいる。ここでもWindowsのメリットが出ているという。「データの移行は部門別サーバを管理していた部署やプロジェクトにそれぞれ担当してもらっていますが、見慣れたWindowsのインターフェースのおかげで、エンドユーザーも迷わずに作業を進めることができています」と工藤氏は分析する。
今後は、2004年12月をメドにすべてのデータを統合ファイルサーバに移行し、部門別サーバを廃止する予定だ。また、2004年度内にはすべてのクライアントPCをActive Directory環境に統合することになっており、セキュリティのいっそうの強化も実現する。将来的には、TISグループ全体へ統合ファイルサーバの利用を広げていくという計画も視野に入ってきた。
「これまで、強固なセキュリティとディザスタリカバリ機能を備えた大規模なファイルサーバシステムは、非常に大きな導入コストがかかることから、その利用を見合わせてきた企業は多いはず。今回、Windows Storage Server 2003とNASを含むネットワークストレージを組み合わせることで、強固なセキュリティと高い可用性、そして高パフォーマンスを同時に実現するファイルサーバを、低コストで構築できた経験は、当社にとっても今後の新しいビジネス展開を考える上で、大きな財産になるでしょう」と、橋本氏。
FRONTLINE PARTNERSHIP

業界で唯一、マイクロソフトとフロントラインパートナーシップを結び、Windowsを知り尽くした多くの技術者によるサービスと、Windowsとの親和性が高い多彩なサーバとを提供できるHPでは、今後も、ビジネス環境の変化に応じて、柔軟にビジネスモデルとITシステムを適応させることのできるアダプティブエンタープライズの実現を、TISと協力して積極的に推進していく。そうしたTISとHPのパートナーシップから、ファイルサーバに関する新たなソリューションがまた1つ生まれようとしている。

会社概要

TIS株式会社 (TIS Inc.)
     
所在地 〒105-8624 東京都港区海岸1-14-5 TIS竹芝ビル TIS株式会社
代表取締役社長 岡本晋
資本金 230億4,600万円(平成16年3月31日現在)
従業員数 2,560名(平成16年3月31日現在)
設立 昭和46年(1971年)4月28日
事業内容 TIS株式会社は1971年の会社創設以来、企業情報システムを提供し、この間に専門分野に特化した多くの子会社・関連会社を設立し、29社の企業グループを形成しています。TISの事業は、アウトソーシングサービス、ソフトウェア開発、ソリューションサービスなどで構成されています。
URL http://www.tis.co.jp/
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