―― お手軽仮想化パッケージソリューションの誕生背景を教えてください。
宮坂氏: お手軽仮想化パッケージソリューションは、総合的な仮想化環境を手軽に導入できるようにしたパッケージソリューションです。
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日本HP・HPストレージ事業本部 ストレージ製品本部 製品マーケティング部部長
宮坂 美樹 氏 |
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仮想化に対応したサーバーの普及が進んだことで、サーバーを仮想化すること自体は簡単にできるようになりました。ただし、実際に仮想化環境を導入してみると、運用過程の中でさまざまな"ジレンマ"が発生することも分かってきました。「お手軽仮想化パッケージソリューション 松・竹・梅」は、そうしたジレンマを解消しつつ、手軽に導入できるようにしたパッケージです。
―― 仮想化のジレンマというのは?
宮坂氏: 仮想化環境の特徴として、仮想サーバーの拡張・変更が容易であることが挙げられます。これはビジネスのスピードアップにつながる仮想化の大きなメリットの1つです。
しかし、サーバーにはストレージのボリュームを割り当てなければなりません。運用開始後にボリュームを変更するとなると、サーバー側で大きな変更作業が必要になるため、通常は多めにディスク容量を割り当てておくはずです。
このような状況でサーバーが次々と生成されてボリュームが割り当てられていけば、ストレージ側では、実際にはほとんど使われていないボリュームばかりなのに、あっという間に容量不足に陥ってしまいます。当然、仮想化導入によって生まれたシステムの柔軟性は完全に損なわれてしまいます。
こうした問題を回避するにはストレージの仮想化が不可欠ですが、特に中小企業においては、なかなかそこまで手が回らないというのが実情でしょう。
―― サーバー側は柔軟性や可用性が上がったのに、ストレージ側がそれに追いついていないということですか?
宮坂氏: そのとおりです。システム全体の柔軟性を上げるためには、サーバーだけでなく、ストレージも柔軟性や可用性を高める必要があります。
そこで、ストレージの仮想化技術を使ってリソースプールを作り、ストレージ側でも必要になったときに随時そのリソースプールの容量を追加できる環境を作る必要があります。必要に応じて柔軟に追加できるので、必要最小限のリソースプール容量で運用できる環境ですね。
ただし、ストレージまで仮想化するには、共有ストレージの購入など相応のコストがかかります。中小企業にはなかなかハードルが高いと言えるでしょう。
―― そのジレンマをどう解消したのですか?
宮坂氏: コストを圧縮するために、仮想サーバーが稼動するサーバー機器の上でストレージプールを構築するという方法を選びました。サーバーのディスクを使って、高機能な共有ストレージ環境が利用できるようになりますので、先述のような問題は解消されます。
―― 高価なストレージを購入しなくても、それと同等のことがサーバーだけでできると?
宮坂氏: そうですね。さらに言えば、1サーバー上で共有ストレージまで構築してしまうと、「ディスクが壊れたときや、サーバーがダウンしたときにはどうするんだ」と懸念する方もいらっしゃるでしょう。そうした不安を解消するために、ディスクを冗長化する「ハードウェアRAID」や筐体を冗長化する「ネットワークRAID」機能も用意しています。
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