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ストレージ選択のポイント(ミッドレンジ編)第1回

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あなたは見落としていないか!「仮想化」のメリットを知っていますか? ストレージの仮想化
ストレージを選ぶ際、容量、機能、拡張性など、正しく選んだつもりでも、実際に導入してみると思ったほど性能が出ない、管理に手間がかかるといった経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

そこで、期待した効果が上がらなかった原因はどこにあったのか、その謎を解くために、ストレージを選ぶ重要なポイントについて、4回にわけて解説していきます。第1回目はストレージの仮想化について解説しましょう。
連載テーマ
第1回 「仮想化」のメリットを知っていますか?
第2回 「カタログスペックじゃ見えない性能とは?」
第3回 「わかってますか? 今かかるコストと長期のコスト」
第4回 「安さだけで選んでいいの? 本当に必要な機能とは?」

仮想化って何?

 仮想化ってどんなもの?

最近良く耳にする「仮想化」とは、一体どんなものなのでしょうか。
仮想化ってどんなもの?イメージ画像
表のように、 「仮想化」技術は、さまざまなシーン(階層)で使われています。仮想化技術はそれぞれの階層で実装方法が異なりますが、簡単に言うと、複数のストレージやサーバなどをあたかも単一のデバイスであるかのように利用することで、リソースの共有や配分、アプリケーションの実行などを利用者が意識せずに行うようにする仕組みです。その結果、リソースの有効活用、負荷分散によるパフォーマンスの向上、柔軟なシステム運用などのメリットを得ることができます。

ここでは「ストレージの仮想化」に絞り、仮想化の理解をより深めるために、必要なポイントを見ていくことにしましょう。

 仮想化が注目される理由

ストレージの仮想化が注目されるのはなぜでしょうか。そのポイントをまとめてみました。
容量
大容量のストレージを使用すると無駄が生じることが多く、一方小容量のストレージを多く利用すると拡張性に乏しく管理が大変になります。 仮想化 複数のストレージにデータを分散配置し、かつ全体を巨大なストレージプールとして利用できます。そのため、ストレージの使用効率が向上します。
性能
特定のディスクにアクセスが集中することで「ホットスポット」が発生し、データの格納や取り出しに時間がかかるケースがあります。 仮想化 複数のストレージにデータを分散して格納するので、格納する時間が短縮されます。データの取り出しも高速です。
拡張性
ストレージの拡張、設定変更をする場合、データのバックアップ/リストアが必要。そのたびにシステムを停止する必要があります。 仮想化 システムを停止することなく、設定変更や容量拡張が行えます。
管理
ストレージが増加すると、管理も複雑化します。データのバックアップやリカバリも高度化、複雑化します。 仮想化 単一のストレージとして扱えるため、データのコピー(スナップショット)を効率よく管理することができます。
耐障害性
ディスク障害が発生した場合、手動によるRAIDの再構成が必要。 仮想化 ディスク障害時にもRAID再構成を自動実行。迅速に最適化が可能。

実例から見る、ストレージ仮想化のメリット

それでは実際にどれだけメリットがあるのかを、HP EVA(Enterprise Virtual Array)を例に解説していきましょう。

 導入時のメリット

導入時の仮想化のメリットは管理者の手間をみると一目瞭然です。
従来のストレージ管理
ストレージ仮想化のメリット 従来のストレージ管理
従来のストレージ管理では論理ディスクの容量を計算し、それを物理ディスクに割り当てる作業が必要でした(ストレージの論理設計と物理設計)。この作業には膨大な時間と、経験に基づく高度なノウハウが必須です。
EVAの仮想化によるストレージ管理
ストレージ仮想化のメリット EVAの仮想化によるストレージ管理
しかしEVAによる仮想化では、管理者は論理ディスクの容量(何GB必要か)と冗長化レベル(RAID 0/1/5)を設定するだけです。あとは、EVAのコントローラが自動的に巨大なストレージプールから必要な論理ボリュームを切り出して、物理ディスクに最適な割り当てを行ってくれるため、管理者の手間が大幅に軽減されます。

 運用時のメリット(容量を拡張する場合)

次に運用時の仮想化によるメリットとして、容量拡張の例を見てみましょう。
従来のストレージ管理
運用中にストレージを追加する場合、従来はストレージシステムの再構成が必要で、データのバックアップとリストアはもちろん、長時間のシステム停止が避けられませんでした。
運用時のメリット(容量を拡張する場合) 従来のストレージ管理
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EVAの仮想化による管理
EVAの仮想化機能を利用すれば、運用中にストレージ容量を拡張する場合、必要なディスクを追加して論理ボリュームに割り当てるだけです。LUN (Logical Unit Number)を変更することなく、容量の拡張が可能です。また、構成変更に伴うサーバの再起動が不要で、拡張されたストレージ空間は即時に利用可能です。
* *ホスト・オペレーティングシステムによるサポートが必要です。
運用時のメリット(容量を拡張する場合)  EVAの仮想化による管理
ここでは、導入時、運用時の管理性や設定の容易さなどを中心に仮想化のメリットを紹介しました。それ以外にも、パフォーマンス最適化、利用効率の向上など、さまざまなメリットがあります。
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このようにストレージの仮想化技術は、管理者にとって負担を減らす有効な機能を提供しています。しかし、価格やスペックだけを見ていては「見落としがちなメリット」であることも事実です。投資価値を最大化するためにも、ストレージを選択される場合は「仮想化」を検討項目に追加することをお奨めします。
 
「ストレージ選びの落とし穴」をテーマに、4回連載でストレージにまつわる話題を解説していきます。次回は「スペックだけじゃ見えない性能」と題し、意外に見落としがちなストレージ選びのポイントをご紹介します。
HP EVAは、2001年10月の出荷開始以来、全世界で90,000台(2010年12月現在)を出荷し、現在も急速に拡大しています。製造、通信、金融、保険、航空宇宙、教育、政府、医療、流通、運輸、サービスなどあらゆる業界で導入済みです。IT投資をムダなく活かすためにも、HP EVAの導入をご検討ください。
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