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ヨコハマ グランド インターコンチネンタルはHPのクライアント統合ソリューションCCIを採用し、ホテル基幹業務のインフラを構築した。これにより情報セキュリティの確かな業務環境が整うとともに、システムの運用管理にかかる作業負荷を大幅に削減。少ない人的リソースで生産性の高い業務効率化を進めている。 |
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黒いエンクロージャに収まった140台のブレードPC。その前に立つ林直樹情報システム支配人は「これをずっと待っていたんです」と打ち明ける。
ここはヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、情報システム室内に設けられたサーバルーム。林支配人が「これ」というのは、HPのクライアント統合ソリューションCCIのことだ。
林支配人がこのホテルで、情報システムの仕事に携わってから12年。その間、システムの大勢はいわゆるオフコンからクライアントサーバに変わった。90年代、ダウンサイジングの流れを受け華々しく登場したクライアントサーバシステムは評判どおり初期投資コスト削減には効果があったが、一方でエンドユーザのサポート業務が急増、管理担当者に大きな負荷を強いた。
ホテル内のすべてのシステム管理業務をひとりで取り仕切っていた当時の林支配人にとって、これはあまり好ましい展開ではない。ユーザコールが続きサポートに追われる日々が続くと、端末を一元管理できていたオフコン時代を懐かしむこともあったそうだ。
この状況を打開するため、林支配人は時代に合ったクライアント統合の方法を模索し始める。さまざまな候補を検討する中で、「これだ」と思ったのがHPのCCIソリューションだった。
「以前からブレードやシンクラインアントのことは知っていましたので、日本においてクライアント統合ソリューションとして発表された時、導入に迷いはありませんでした」と林支配人は話す。導入にあたってはHPの認定CCI SI パートナー、ア
ルファテック・ソリューションズ株式会社が全面的にサポートした。 |
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現在、林支配人のもとで現場のシステム設計やサポートにあたっている深澤斉之氏は、CCIの導入効果を疑わない。たとえば、クライアントPCに障害が起こったとしよう。現状では、まず電話で対応し、そこで解決できなければ現場に出向く。
そこで問題の切り分けを行い、メモリなど物理的障害なら部品を交換する。基本的な環境に戻すのに早くて1時間。そこから必要なアプリケーションを再インストールし、個別の設定をしていると3、4時間はかかる。1件で済めばいいが、運悪く数件重なると一日仕事となってしまう。
「CCIなら、そうはなりません」と深澤氏は断言する。「作業的には、問題のブレードPCを1台差し替えるだけ。ほんの数分で問題解決です」。エンドユーザ側はもっと簡単だ。再度ログインすれば、それでもとのデスクトップ環境が立ち上がる。
このようなサポート作業の軽減のおかげで、情報システム室は部品の交換やアプリケーションの再インストールといった単純作業から開放された。「その分、ホテル業務効率化のためのインフラ整備やシステム連携など、本来の業務に専心できます」と林支配人は言う。 |
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現在、情報システム室ではフロントデスクなどホテルの基幹業務にCCIを導入している。今年さらに導入を拡大し、給与、人事や宴会予約のシステムをCCIの仕組みの中で提供する計画が進んでいる。最終的には280台のブレードPCで300台近いクライアントを統合する予定だという。
また、技術面の追い風も吹いている。最近では主なアプリケーションはWebベースとなり、ブラウザで操作することができる。マイクロソフトのアクティブディレクトリも機能が充実し、クライアントのコントロールが容易になった。「技術的に見て、まさにCCI展開の機が熟したという感じです」と林支配人はにこやかに語る。
CCIの実践的な活用を考える深澤氏は、モバイルシンクライアント導入も視野に入れているという。「結婚披露宴の会場をご案内しながら、お客様にその場でテーブルレイアウトや衣装、ウェディングケーキの見本などをお見せできれば、営業面で非常に効果的です」。万一、そこで担当者が端末をどこかに置き忘れたとしても、セキュリティの心配はいらない。
「ハードディスクを持たないので、たとえ本体が盗まれても、社内の情報が外に漏れる心配はありません」
CCI導入後、情報システムの部屋には以前にまさる活気が生まれた。「やるなら、臆することなく、どんどんやりたい」。ブレードPCの並ぶエンクロージャの前でそう話す林支配人の声には自信があふれていた。
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達成目標 |
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- システム管理の簡素化
- ホテル基幹業務の効率化
- セールスの即応力強化
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アプローチ |
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- HPのクライアント統合ソリューションCCIを導入
- ブレードPC 140台、HP Compaq t5720 Thin Client 20台をパイロット導入
- 段階的にCCIの導入規模を拡大し、300台のクライアント統合をめざす
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導入効果 |
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- わずかな人員で多数のクライアントを一元管理
現在はブレードPC140台をエンクロージャに収め、フロントデスクなどの基幹業務にシンクライアントを配備。今後、徐々にブレードとシンクライアントを増設し、全クライアントを一元管理する。フロントデスクから経理、人事、営業まで300台近くあるクライアントを情報システム部門2名で管理する計画を進める。
- ワークグループごとにセキュアで機能的なシステム環境を提供
機密情報をハードディスクに保持しないシンクライアントの活用でホテル内の情報セキュリティを確保しながら、業務アプリケーションを共有する部門同士まとめてブレードPCを割り当て、アクティブディレクトリで各部門の業務プロセスにあったポリシーを設定。こうすることで、ワークグループごとにシステムを効率的に運用できる。
- ダイナミックな情報活用で営業力を強化
現状のCCI環境にモバイルシンクライアントを導入することでたとえば婚礼担当スタッフがゲストに会場を案内しながらテー
ブルレイアウト、衣装、ウェディングケーキなどの具体的情報をタイムリーに提供することができる。営業的なアピールはもちろん、顧客ニーズの的確な把握やサービスへの信頼獲得に役立つ。
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ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
横浜港を臨む「みなとみらい21」のウォーターフロントに美しくそびえ建つヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル。600の客室の他に9つのレストラン&バー、スパ施設など多彩な施設を備え、洗練されたアーバンリゾートとしてクオリティの高いサービスを提供する。
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ブレードPCとHP Compaq t5720 Thin Clientで
クライアント統合インフラを構築。 |
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同ホテルが所属するインターコンチネンタル ホテルズ アンド リゾーツは、世界に140以上のホテル事業を展開するグローバルホテルチェーン。いち早くレセプション関連のスタッフにヘッドセットのついた最新電話システムを取り入れるなど、最新テクノロジーを積極的に実戦配備することでも知られる。
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルも、そうした企業文化を継承し、情報技術を駆使した業務プロセス改革に果敢に取り組んでいる。一例として、先ごろ同ホテルは、他に先駆けてHPのクライアント統合ソリューション(CCI)を基幹業務インフラに導入。情報システム部門の林直樹支配人は、CCIの運用を段階的に拡大していくことで、人事・会計システムから宴会システムまで最小のリソースによる最大の管理効率化が期待できると語り、その実現に自信を覗かせる。 |
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