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東京都新宿区にオフィスを置くアトリエ・アルファは、一級建築士の佐藤彰氏が主宰する一級建築士事務所である。アーバンスモールビルを中心に、老人ホームなどの医療施設、共同住宅、戸建て住宅から店舗まで、幅広い建築設計を手がける佐藤氏は、業務では高度な汎用作図機能を備えた2次元/3次元CADである「VectorWorks」を使用している。また、パソコンは数年前に導入した別のメーカー製品を使っていた。シングルコアのPentium 4マシンだが、2次元で作図作業を行う上では問題なく使えるという。
「今となっては旧型マシンということになりますが、これでも3次元の作業もOpenGLモードのレンダリングならなんとか扱えます。しかし、3次元モデルに影をつけたり、ライトを複数付けたりし始めると途端に扱いにくくなって…。3次元もお客様に見せる前にいろんな角度から検討したいのですが、レンダリングに時間がかかりすぎまったく仕事にならないんです。そのこともあり、私たち設計者が3次元を快適に扱うには、どのようなコンピュータ環境が適しているのか。どれくらいのスペックが必要なのか知りたくなりました」。そこで日本HPでは、佐藤氏に試用してもらうため「HP xw8600/CT Workstation」(以下xw8600)を貸し出すことになった。
xw8600は、HPのワークステーション製品のラインナップの中でもハイエンドに位置づけられる、きわめて強力なワークステーションだ。例えばCPUはクアッドコア・インテル Xeon5400番台を2基サポートしているし、グラフィックスボードはNVIDIAのQuadro FX5600やFX4600も選択可能だ。もちろんメモリも最大64GBまで積むことができる。今回、佐藤氏が試用したxw8600は、クアッドコアCPUを2基積んだエイトコアマシン。残念ながらVectorWorksがマルチコアCPUに未対応だったため、その真価を発揮するまでには至らなかったが、それでもそのCPUパワーの違いは圧倒的だったという。
「レンダリング手法もいろいろありますが、特に作業の負荷が高いものほど、はっきりした違いが出た実感があります。自分のマシンでは、動いているか止まっているかわからないくらいもたつくので、仕事で使うなど論外でしたが、xw8600ならみるみるうちに仕上がってしまう。モデルをくるくる回すなどのハンドリングも軽快だし、3次元をストレスなく扱うことができるんです。起動時間なども明らかに速くなっていますね」。作業内容にもよるが、前述のとおりマルチコアに未対応のVectorWorksは、現状では半分以下のCPUパワーしか使っていない。それでもここまで明らかな違いが体感できたことに、佐藤氏自身驚きを隠せない様子だ。
「xw8600を使ってみて、初めて3次元を実務で使う実感が得られた気がします。試用は数週間でしたが、これまでできなかったさまざまなチャレンジができましたし、設計スタイルにも影響が出てきそうですね」 |
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もちろんこれまでも、施主へのプレゼンテーションなどで、佐藤氏が3次元CGを業務で使うことは多々あった。しかし、コンピュータ環境の問題で、そこにはどうしても「越えられない壁」があったのだという。
「プレゼン用のCGパースも、例えば素材まできちんと見せたいと思ってテクスチャを貼ると、すぐに動かせなくなってしまう。仕方がないので、ホワイトモデルの建築模型と素材の見本でプレゼンするしかありませんでした。ところがxw8600なら、前述のとおり重い3次元モデルデータもサクサク動き、3次元モデルをフルに使った設計やプレゼンテーションが可能になるんです」。そういって佐藤氏が見せてくれたのが、現在進行中の物件の3次元CGモデルだった。建物の外観はもちろん室内まで丁寧に作り込まれたモデルは、xw8600のマシンパワーで自在に扱うことができ、佐藤氏の設計内容をさまざまな角度から「目で見て」確認できる。
「例えば家の中から庭がどう見えるのか、隣から見たら外観はどうなのか。3次元ならお客様が望めばすぐにご覧いただけるわけです。それは自分自身にとっても同じで、今まで確認しようもなかった角度から見られるので、“こんな風に見えるのか”と自分の設計に新しい発見をすることさえあります。設計者自身による検証という意味でも、3次元の活用はとても大きな意義があるんですね。そして、これを可能にするためには、一定以上のマシンパワーが欠かせないのです」
もう一点、今回の試用を通じて佐藤氏が強く感じたことがある。それはHPのワークステーションならではの、高度な安定性と信頼性の高さだ。佐藤氏が日ごろ使っている他社製マシンは、スペック面の問題もあって、負荷の高い作業を続けているとハングアップしてしまうことも度々あった。しかし、試用期間の間、負荷の高い作業ばかり行わせていたにもかかわらず、xw8600は一度としてトラブルを起さなかったのである。もちろん数週間という限られた試用期間の中では、公平な比較を行うことは難しいかもしれないが、この点でもxw8600が佐藤氏に強い印象を残したことは間違いないのである。
佐藤氏によれば、納品前など「人間が倒れるか、機械が壊れるか」ギリギリまで追い込んでいくようなタフな状況も、しばしば発生しているという。待ったなしのそんな状況下でマシントラブルが発生したら、取り返しがつかないことにもなりかねない。その意味で、これまで高負荷環境下での作業は、佐藤氏にとって常に不安と背中合わせのものだったといえる。
「ですから、どのような作業をしていてもまったく不安を感じない、というだけで気分は全然違ってきますね。現状ではマルチコア未対応のVectorWorksも、いずれ遠からずマルチコアに対応するでしょうし…。8つのコアをフルに使えるようになったら、どれほど速くなるのか。どんなことが可能になるのか。基本的にはコアの数に比例して速くなるわけですから、処理速度が今の倍どころではない速さとなるのは確実でしょう。今からとても楽しみです」 |
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| POINT1:クアッドコアCPUによるハイパフォーマンス |
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HP xw8600 Workstationのチップセットには、ハイパフォーマンスコンピューティング向けに最適化されたインテル5400Xが搭載されている。またそのCPUには、先進のクアッドコア、インテル® Xeon® プロセッサー5400番台を2基サポート。最先端をいく64ビットコンピューティングによる卓越した処理能力により、マルチタスクやマルチスレッドアプリケーションなどの環境でも常に最高のパフォーマンスを実現する。また、大容量の電源を必要とする最上位のプロセッサーもサポートしている。 |
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| POINT2:グラフィックス能力も最強レベル |
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HP xw8600は、グラフィックスポートにPCI Express Gen2規格を採用し、インテル5400チップセットを内蔵している。そのため旧世代のシステムに比べて格段にグラフィックス処理性能が向上しているのが大きな特徴となっている。もちろんグラフィックスボードには、ウルトラハイエンドグラフィックスソリューションとして知られるNVIDIAのQuadro FX5600、Quadro FX4600などもサポートしており、まさに最強レベルのビジュアライゼーションを提供している。 |
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| POINT3:大きくて使いやすく、美しい最新大型ディスプレイ |
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本文登場の佐藤氏が注目したのはマシン本体だけではな
い。プロフェッショナル向け液晶モニター「HP DreamColor LP2480zx」にも、「大きくて使いやすく、色が非常に美しい」と感嘆しきりだった。LP2480zxは10億色フルカラー(※)を実現し、Adobe RGB比131%という類を見ない色彩性能を備えたプロフェッショナル用大型ワイドディスプレイ。24インチ、1,920×1,200ドットのWUXGA大型ワイドパネルを採用し、CADのウィンドウを広々と展開したり、複数のアプリケーションを同時に表示できる。パソコン用では初の30bit液晶パネルとTri-Color LEDバックライトを採用し、従来ディスプレイ上では再現できなかった滑らかな階調表現と豊かな色彩を表現。しかも独自のカラーマネジメントシステ厶HP DreamColorにより、正しく安定した色を再現する。
※10億色フルカラー表示には、10bit対応のグラフィックスボードが必要 |
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| User of this products |
一級建築士事務所
アトリエ・アルファ
主宰/一級建築士 |
| 佐藤彰氏 |
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「私のパソコンで2分20秒かかったレンダリング作業が、xw8600ではわずか50秒で完了しました。この圧倒的な速さを体感したら、もう前の環境には戻れませんね」 |
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