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がん治療の分野で普及が広まる放射線治療

 シー・エム・エス・ジャパン株式会社 製品導入事例

 放射線治療計画システムにおけるスペシャリストとして業界をリードしてきたCMS

ワークステーション製品近年、米国中心で普及してきた放射線治療を選択するがん患者が日本でも増加している。放射線治療の有効性と安全性を支える上で最も不可欠とされるのが放射線治療計画システムの役割である。医療の最前線と常に密接に連携しながら、この分野におけるソフトウェアの世界をリードしてきたCMS。同社の提供する最新鋭の放射線治療計画システムには、HPのワークステーション製品が採用され、その販売台数は国内シェアトップを誇っている。

米CMSの日本法人であるシー・エム・エス・ジャパンの取締役、セールス&マーケティング担当鈴木 一之氏に、HPワークステーションがその一部として重要な役割を担う最先端放射線治療計画システムについてお話を伺った。

HPワークステーション部(以下、HPWS):
シー・エム・エス・ジャパン株式会社 鈴木 一之様(以下、CMS Japan):


HPWS: CMSジャパン様の事業内容についてお聞かせ下さい。

CMSCMS Japan: CMSジャパンは医療現場で最前線とも言える「放射線治療計画」を支えるソフトウェアの研究・開発を中心にソリューションをご提供する米国CMS社の日本法人です。CMS社は「放射線治療計画システム」の領域で一番長いとも言える歴史と最大数の専門家を有しています。アメリカでは「がんを切らずに治す」という理想のもと、放射線を上手に使ってがん細胞だけを死滅させることができないか、コンピュータを用いたバーチャル・シミュレーションによる研究が行われていました。この研究の成果として、66年にセントルイスで放射線線量分布計算用のコンピュータシステムが開発され、後に米国アートロニクスによる市販品への改良を経て1970年より販売が開始されました。セントルイスにあるCMS本社は、そのシステム開発・販売を受け継ぐ形で79年に創立されました。日本法人は2000年に子会社として設立され、関連システムの販売、導入後のサポートを行っています。お客様に、安心して安全に治療計画装置をお使いいただくためには、サポートが重要です。開発部門に直結し、高品質のサポートを提供することが日本法人設立の最大の理由です。

HPWS: 「放射線治療計画」におけるシステムの役割について具体的に教えていただけますか。一般的に医療分野における画像処理システムとはどう異なるのでしょうか。

CMS Japan: 放射線治療計画システムとは、放射線による治療部位及び周辺への影響を視覚化しシミュレーションを行い、適切な照射方法を導き出していくものです。一般的にワークステーションを使った医療用画像処理システムというとCTやMRIなどの画像診断装置が思い浮かびますが、これらは実際の画像を高精細に表示し、3D化するなどして現実の結果を判断するものです。放射線治療計画システムとは未来予測を立てるためのもので、その性質が異なります。

放射線治療を行うにあたっては、医師の診察、治療計画、放射線の照射、経過観察といったステップがあります。診察によって、治療方針が決まったら、実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向を決めるためのシミュレーションを行います。これがすなわち治療計画の段階です。放射線治療計画システムによって、放射線による治療部位および周辺への影響を視覚化し、シミュレーションを行い、適切な照射方法を導き出していきます。放射線治療を的確に行うためには、照射部位をどれだけ正確に計算できるかといった精度の高いシステムの役割が大変重要なものとなっています。

 がんセンターや大学病院など専用施設における国内トップシェア

HPWS: それでは病院などが顧客となるのでしょうか。放射線治療の施設について、国内における動向と貴社のシェアなどをお聞かせいただけますか。

CMS Japan: 放射線治療計画だけの専門分野ですので、マーケットそのものは大きなものではありませんが、CMSの製品は全国のがんセンターや大学病院などに導入されています。国内で放射線治療を実施している施設が約800箇所あり、その60%程度のシェアをいただいています。毎年のマーケットの動向を見ていますと、年間15〜25件ほど新規に放射線治療を開始する施設が増えてきています。

HPWS: つまり放射線治療へのニーズが高まってきているということですね。

CMS Japan: もともとアメリカでは、多くのがん患者がこの治療法を選択しています。日本では、認知されるまでに時間が掛かっていましたが、最近はインフォームドコンセプトやセカンドオピニオンの普及で認知度が高まってきたためと考えられます。

HPWS: 放射線治療についてもう少し詳しく教えていただけますか。

CMS Japan: 放射線治療には、大きくわけて体の外から放射線をあてる外部照射と、体の中に放射線の出る物質を入れて治療する内部照射とがあります。内部照射の例として前立腺癌を挙げますと、体内に放射線を出す米粒大の“シード”といわれるカプセルを永久的に埋め込みます(密封小線源永久挿入療法)。進行状態にもよりますが、治療自体は一日で終わるとされ、副作用も少なくすぐに社会に復帰できるといったメリットがあります。欧米では以前から行われていた治療法ですが、日本でも現在、非常に脚光を浴びている治療法です。またIMRT(強度変調放射線治療)は、コンピュータ制御によって、腫瘍部分のみに放射線を集中して照射できる技術です。病巣の形状に合わせて、方向、照射範囲、強さなどの複雑な調節が可能になっています。過去には平面での計算値のみで想定し行っていた放射線治療を、現在は3次元を使ったハイエンドな治療計画に基づき、より精密に、より正確に行えるようになっています。また、多少性質は違いますが、粒子線治療というものもあり、この3つの治療法が現在注目を浴びています。患者様自身がインターネットなどでよく情報を収集して、施設に行かれるようです。

 ワークステーションの正確さとスピードが求められる線量分布計算

HPWS: HPワークステーション製品をご採用いただいている貴社製品のラインナップについてご説明ください。

CMS Japan:  メインとなるのが、放射線の線量分布計算を行う“XiO(エクシオ)”です。線量分布の計算から計画のすべてを行う、センターに置かれるプロセッサとイメージしていただければと思います。高度な線量計算アルゴリズムを使いやすいプラットフォームに搭載し、ダイナミック3Dグラフィック機能で、患者様の各臓器とビームパラメータをリアルタイムに描出することが可能です。

また、XiOと併せて、Windowsベースの“Focal(フォーカル)”を用意しています。医師が癌の位置や挿入口放射線の照射範囲・方向を決定するための輪郭の設定を行うためのものです。CT、MR、PETといった一連の画像データセットのレビューや輪郭描出、イメージフュージョンを行うことができます。ドクターコンソールの役目も果たし、院内のネットワークで繋いで、治療計画室に限らず院内各所から、あるいは院外の施設からでも、輪郭入力や作成したプランのレビューを快適な環境で行うことができます。

現在開発段階にある“Monaco(モナコ)“は、IMRT専用の計算エンジンです。従来の製品と大きく異なる特徴として、線量計算のアルゴリズムとしてモンテカルロシミュレーションを使用していること、線量評価の指標として生物学的反応を使っている点が上げられます。近い将来に日本でも販売予定です。 

また、先ほどの話に出た前立腺がんシード治療支援システムとして「Interplant(インタープラント)」をご用意しています。このシステムでは、三次元シミュレーションによる術前計画作成から、術中のリアルタイムでの確認、術後の評価機能までを提供しています。

高度な線量計算アルゴリズムを使いやすいプラットフォームで提供する「XiO」 先進の輪郭描出、CTシミュレーション、計画レビューを行う「Focal」

HPWS: 貴社ならではの優位性をお伝えいただけますか。

CMS Japan:  まず、その時代ごとに必要とされるアルゴリズム、計算手法を確実に取り入れていることです。スタート段階ではクラークソンと呼ばれる体を水に置き換えて計算する方法、現在主流となっている空気が入った肺を計算するためのスーパーポジション、先ほどのモンテカルロ、とその時代の先端技術を常に製品に取り入れています。これは、物理現象を医療に応用するもので、米本社でも開発部分に多くの投資を行い、Phdクラスの物理学者や数学者を初めとする専門家を研究開発チームに有しています。

HPWS: 具体的にどのワークステーション製品のどのモデルが活用されているのか教えていただけますか? また、弊社製品が採用された理由なども教えていただけますか?

CMS Japan: 主力採用製品は以下の通りです。
モデル: HP xw8200 Workstation
CPU: Intel Xeon 3.4G Dualプロセッサ、メモリ:4GB、HDD :73GB(SCSI)
グラフィックスコントローラ: NVIDIA Quadro FX540
システム構成にモニタやプリンタが含まれる場合もHP社の製品となっています。

HP xw8200 Workstation HP xw8200 Workstation

米国で当初のシステム開発がHPのUnixワークステーションで行われて以来、HP社とは歴史的な繋がりがありますので、信頼は十分に置いています。2000年頃よりLinux仕様のワークステーション8000シリーズと組み合わせたシステムに移行してからも、安定性および性能面で非常に満足しています。導入を検討される医師にとっては、このシステムを使ってどのような分布がでるのか、どのくらいでその複雑な計算ができるのかが重要になるため実機を持ち込んで評価していただくことになります。担当者がデモだからと気負わなくても、常にxw8200はパフォーマンス力を発揮してくれています。

 放射線治療計画のための最新鋭ソリューションとは

HPWS:今後、貴社が注力するソリューションあるいは製品などについてお聞かせ下さい。

Rack_open_alex_fCMS Japan: XiOやFocalを有効活用し放射線治療計画の作成から保存までを効率よくマネージメントするネットワークソリューション「CMS.Direct」のご提供を開始しています。3つのコンポーネントからなる当ソリューションは、ネットワークによる利便性を最大限に活かしたストレージ&アクセスソリューションです。

「CMS.Direct MultiVue」は、XiOやFocalを含め複数のアプリケーションを1台のクライアントPCで使用できるマルチタスクソリューションです。各ワークステーションはCMS.Directのラック内に設置され、CMSネットワークにより接続されます。1台のXiOに対して、院内の外来や各診療室からシンクライアントを使ってアクセスし患者様や家族に説明を行ったり、確認を行ったりといった場面で活用されます。

「CMS.Direct Access」では、ブロードバンド環境さえあればどこからでも臨床データにアクセスが可能になります。放射線治療の現場では、専門医育成を早急に進めているものの、実際の施設数に対して専門医の人員が追いついていないのが現状です。もちろん、患者様は専門医による診断を求めています。専門医側も時間を有効に使い、できるだけ多くの患者様に高品質な治療を提供したいと考えておられます。「Direct Access」によって、遠隔地から特別なソフトなしにWindows PCのブラウザのみでXiOやFocalにアクセスできますので、交通便の悪い施設や学会の出張時などで時間や場所が制限されている場合でも、セントラルプランニングが可能になります。

CMS.Directソリューション概要 「CMS.Direct Storage」は、大容量のデータ保存システム、およびバックアップのためのソリューションです。治療計画における使用データはイメージを多く必要とするため莫大な量となります。例えば、時間軸を足した4次元による治療計画などでは相当な数のマルチスライス画像が必要とされるなどイメージ増量の傾向はさらに高まっています。これを安全に高速に集中管理するためのシステムです。ストレージ容量は1TBから最大4TBまで選択可能となっています。

 「CMS.Direct」は今春販売開始後、すでに大型がんセンターなどの施設へ導入が3件完了していますが、今後さらに、各関係施設から利用価値の高いソリューションとしてのニーズが高まるものと思っています。

HPWS: 今後の貴社の展望(ビジョン)をお聞かせください。

CMS Japan: 「CMS.Direct」といった大規模施設での効率性を高める最新鋭ネットワークソリューションからスタンドアロンで対応するXiOまで、すべてのラインナップにおいてお客さまの要望に応じたきめ細かなサービスのご提供をこれまで通り心がけていきたいと考えています。併せて、日本でようやく認知が高まってきたこの分野のリーダー企業として、放射線治療の普及にもつとめていく所存です。そのためにも販売台数のみにこだわらず、ワークショップなどを通じてしっかりとソリューションのスタンスをお客様に伝えていくと共に、導入後のサポートにもさらに力を入れて参りたいと思います。

Company Profile CMS,inc ロゴ
法人名: シー・エム・エス・ジャパン株式会社
URL: http://www.cms-stl.com
設 立 : 2000年
本社所在地:

東京都千代田区永田町2丁目4番3号

   
   
   
   

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