CG制作環境の構築に関して舵取りを行なったのは、システムエンジニアの遠山健太郎氏です。ハイビジョン(HDTV)対応は、画像解像度から従来の標準画質(SD)と比較するとそのデータ量だけで約6倍にもおよびます。このハイビジョン画質の制作でクリエイターたちがその精細な作業に専念できる環境として、高性能なクライアントハードウェア、テラバイト級となる大容量データのバックアップシステム、管理ツール、そしてグラフィックス映像の処理に不可欠となる高速度なレンダリング(画像処理計算)作業用のシステムまでトータルで必要とされていました。システムトラブルによって、オンエアに穴が開くという事態はあってはならないため、レンダリングシステムの信頼性は重要事項でした。
遠山氏が国内外の映像業界の導入実績を調査・検討した結果、5月には今回のシステム構築のパートナーとしてHPが決まりました。HP Persnonal Workstationは、クライアント制作環境でも採用されると同時に、大手アニメーションスタジオなどでレンダーファームとしても採用されている実績があります。こうした実績を元に、HPでは、ハイエンドCGアプリケーション(Maya、3ds max)のレンダリングツールがWindows XP Professional対応であること、画像の高速処理に対応できる高い性能、安定性、静粛性、また冷却性能はお客様のニーズにピッタリ合うと判断し、ネットワークレンダリング対応のマシンとしてHP xw8200 Workstationを推奨させていただきました。HP Persnonal Workstationは、国内で、OS、アプリケーション、グラフィックスボードの組み合わせでの動作検証を行っているなど、サポート体制も充実しています。制作用クライアントとレンダリングノードに同じワークステーション製品を採用することでパーツを共通化でき、メンテナンス性の向上から、コスト削減にまで貢献できます。 |