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HP Workstation 導入事例紹介
浜松ホトニクス株式会社様

 
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イメージ画像:HP Workstation 導入事例

浜松ホトニクス株式会社 企業ロゴ

浜松ホトニクス株式会社様
HP Workstation 導入事例

モバイルワークステーションを使って小型化、高性能化を実現した先進的な医療機器ソリューションを提供

浜松ホトニクス株式会社 常光製作所
浜松ホトニクス株式会社 常光製作所

IT化が進む医療界を支える、医療機器ソリューション。日々進化を続ける先進的な取り組みが多い中、スペースに制約のある医療現場のニーズにこたえる製品作りのためにモバイルワークステーションを効果的にシステムへ取り入れ、人々に大きく貢献する医療機器ソリューションを提供している企業がある。浜松ホトニクス株式会社(以降、浜松ホトニクス) 常光製作所 システム事業部 第4設計部 第16部門 鎌田 毅氏(以降、鎌田氏)に話しを伺った。

ノーベル賞受賞を影で支えた優れた開発力

浜松ホトニクス株式会社 常光製作所 システム事業部 第4設計部 第16部門 鎌田 毅氏
浜松ホトニクス株式会社 常光製作所
システム事業部 第4設計部 第16部門 鎌田 毅氏

浜松ホトニクスといえば、光電子増倍管では世界トップシェアを誇る企業だ。2002年にノーベル物理賞を受賞した小柴昌俊氏が監修したカミオカンデに用いられた光電子増倍管の開発を手がけたことでも知られている。「光電子増倍管は微弱な光を高感度で検出するというのが大きな特長のひとつです。カミオカンデで使われた製品はニュートリノの検出にお役に立ったようです」と語る鎌田氏。

現在の同社は、基幹業務でもある光電子増倍管の開発のみだけでなく、半導体を使った製品開発を行う固体事業部や、それらの事業部が開発した技術を用いて新たなシステムを開発するシステム事業部などで構成される。「わたしが所属するシステム事業部で主に作っているものは、高感度カメラや高速度カメラなどです。速いものを捉えたり、微弱な光しか届かないような場所でものを捉えたりする製品などがあります」と鎌田氏は語る。


そして、システム事業部においてもうひとつの主力となっているのが、医療機器の開発だ。「医療機器としては、脳酸素モニターや、血管造影モニターなどがあります。わたしは骨塩量を計測する検査機器を扱っています」という鎌田氏。この検査機は骨粗鬆症を事前に予防するために使われることが多いスクリーニング検査などを行う機器になる。「骨を計測する装置というのはそれほど出ていないのです。弊社ではずいぶん前から取り組んでいますが、X線を使うことでは現在と変わっていません。しかし、以前はX線写真をフィルムに現像していましたが、近年それがデジタルデータへと変化してきました。この大きな変化が機器開発にも大きな影響を与えたのです」と鎌田氏は語る。


巨大装置から省スペース製品へ

「ボーンアナライザ DIP-500」

同社の「ボーンアナライザ DIP-500」。
実際にはこれに加えてX線撮影装置も必要になる。

「X線写真をフィルムに現像していた頃は、フィルムを読み込む機械が必要でした。大きさにしたら家庭用冷蔵庫ぐらいの巨大なものでした。さらにそれを解析するコンピューターも産業用のものを使っていたので、両者を合わせるとかなりの大きさになりましたね」と当時を振り返る鎌田氏。実際に顧客に納品すると、「こんなに大きいのか!」と驚かれたこともあったのだと笑いながら話す鎌田氏。時代は進みX線写真にもデジタル化の波が押し寄せると事態は変化していく。「それまでの読み取り装置が必要なくなりました。さらには解析に用いられるコンピューターも変わっていったのです」と鎌田氏。

「DIP-500WS」は、モバイルワークステーションのみで解析・分析が完結できる

「DIP-500WS」は、モバイルワークステーションのみで
解析・分析が完結できる

それまでFAコンピューターを用いることが多かったX線画像解析システムは、スペックも圧倒的に上がっている現在ではモバイルワークステーションクラスで十分に動作するようになったのだ。「現在のシステムで使っているのはHP EliteBook 8460w Mobile Workstationです。大きさの違いでいえば圧倒的ですよね」と微笑みを浮かべる鎌田氏。デジタル化に伴う医療機器のコンピューターの小型化を考えた際、堅牢性や耐久性の高いモバイルワークステーションが候補に浮かんだのだという。「ただし、医療器にモバイルワークステーションを使う際には大きな課題があるのです。それが薬事申請です」という鎌田氏。

医療機器については薬事法で、定義、規制、取扱などが定められている。モバイルワークステーションを医療機器に使うとなれば、国が認定する機関による薬事認証を受けなくてはならず、その前提として医療機器としての安全基準もクリアしなければならないのだ。「他の装置類は申請の経験がありますし、弊社の人間には詳しい者もいます。しかし、モバイルワークステーションとなると、ノウハウがまったくない状態だったのです」と語る鎌田氏。

医療機器に用いられる「コンピューター」という条件を満たすために、あらゆる資料を当たったのだという。「モバイルワークステーションを出している様々なメーカーがありますが、HPが一番熱心に対応してくださったんです」と苦労を振り返る鎌田氏。HPの担当者は、問い合わせのあったあらゆる資料を用意し、製品の検証データなども逐一提出した。「もっとも早い段階で資料が出てきたので申請もスムーズに行えました。思ったよりも早期に承認がとれたのがうれしかったですね」と鎌田氏は語る。承認を受けた製品の正式名称は「DIP-500WS」と決定した。

医療現場で重視される信頼性と万一の修理

モバイルワークステーションを使った医療機器ソリューションについて語る鎌田氏

モバイルワークステーションを使った
医療機器ソリューションについて語る鎌田氏

「医療機器ということで、もっとも重要視されるのが堅牢性です。導入される施設では毎日検査を行うことになりますから、絶対に止められないというのが最大要件ですね」と語る鎌田氏。その点、厳しいテストを繰り返しているHPのモバイルワークステーションは、そうした要件にも最大限の性能を発揮する。HPのモバイルワークステーションは米軍の調達基準である「MIL810G」のテストをパスした高い信頼性を誇る「モバイルワークステーションの耐久性に優れる設計やテスト項目などを見て、これなら安心できると思いました」と鎌田氏は語る。

しかし、いかに堅牢なモバイルワークステーションといえど、トラブルが発生する確率はゼロではない。そこで問題になるのがサービスサポートなのだという。「以前の機械は大型だったという話しをしましたが、そのサイズが災いして思ったようなサポートができないケースも存在しました」と当時を振り返る鎌田氏。トラブルが発生し、いざ修理をと思っても、機器を送って貰うことも難しく、遠方であればスタッフが出向くのにも時間がかかったのだという。「しかし、14インチサイズのHP EliteBook 8460w Mobile Workstationであれば、鞄に入れて持っていくことさえ可能です」と鎌田氏はサービスサポートの充実にも手応えを感じている。

また、スペック的な面でも飛躍的な向上が見られるのだという。「これまでのシステムだと、フィルムを読み取り、画像を処理するという一連の流れで、慣れた人で約30秒程度は必要でした。不慣れな人で1分ぐらいかかってしまうケースもありましたね。しかし、モバイルワークステーションを使うDIP-500WSの場合、全体で約1/3ぐらい処理にかかる時間が短縮しているというのが実感です」と語る鎌田氏。14インチサイズながら、ハイエンドプロセッサーとグラフィックスを併せ持つハイパフォーマンスが特長のHP EliteBook 8460w Mobile Workstationは、画像処理から解析までのスピード、さらには結果の描画までをスムーズにこなすことができる。これによって、全体の処理時間が短縮され、結果的により大勢の患者を診ることが可能になるのだ。「先ほどのべたサポートの話しと合わせて、あらゆる部分でスピードが上がった印象です」と鎌田氏は語る。

効率的に大勢の患者を検診する

骨密度測定のデモを行う鎌田氏

骨密度測定のデモを行う鎌田氏

現在、社会的に問題視されている骨粗鬆症患者の増加。高齢化社会が加速するにつれ、事態は深刻さを増していくことも予想されている。「主に検査を受けるのは女性です。閉経が始まる平均45歳頃を過ぎると一気に骨量が落ちるというデータもあります。システムのバックには6万5000件ぐらいの症例が入っていて、男性はそのうち1万件ぐらいに留まります」と語る鎌田氏。

実際の検査はX線が照射される台の上に手をかざし、同時にスロープ状に削られたアルミ製の金属パーツを撮影する。左手の第2中足骨とアルミの厚さを比べ、統計データであるYAM値(ヤング・アダルト・ミーン値)と比較して、骨密度を測るというのが簡単な流れになる。「同年代の平均値と比べて70%以下だと、骨粗鬆症の可能性があることになります」と鎌田氏は語る。

この検査は厚生労働省調べによると年間100万件程度発生しているのだという。「検査数的には圧倒的に多い」と鎌田氏がいうように、この検査を必要とする患者もまた増加し続けているのが現状なのだ。「DIP-500WSで行うのはDIP法と呼ばれる検査方法ですが、先ほどお話しした冷蔵庫レベルのサイズ以上に大きな機器で大腿骨を測定するDXA法というのも存在します。しかし、その装置はあまりに巨大で費用も膨大なので主に大病院にしか導入できません」と鎌田氏。

しかし、DIP-500WSで実現している方法なら、検査機器とモバイルワークステーション、さらにアルミの棒があれば検査することができる。「女性の場合はX線をあまり浴びたくないという方も居ます。しかし、DIP法で照射されるのは末端である手のひらですから気にされる方も少ないですね」と鎌田氏は語る。X線写真のデジタル化とDIP-500WSで実現されるソリューションは、ある意味「気軽にできる」ところにも大きな意義があるといえるだろう。

骨粗鬆症の早期発見に役立つ医療機器ソリューションの好例

「この検査はお年を召した方に非常に人気なのです」と笑顔で語る鎌田氏。検査を受けその結果を見てその日の食事を整える。そしてまた検査をして結果を見てという毎日を楽しむ老人も多いのだという。「牛乳をたくさん飲んだから骨密度が上がったとか笑いながらおっしゃるのです。もちろん、そんなにすぐに結果が変わるものではありませんが、継続して興味を持っていただけることは大変有意義だと思います」と鎌田氏。健康を維持することは意外と難しい。DIP-500WSには、日常での摂生や栄養バランスを整えるというもっとも基本的な行為をうながす効果があるのかもしれない。

「骨密度測定の機器の市場というのは成熟期に入っています。ですので、弊社のスタンスとしては拡販や発展というものはあまり考えておらず、継続したサービス提供のための製品投入だと思っています」という鎌田氏。実際に同社ではDIP-500WSへの問い合わせや引き合いが来た際にもサポートが届かない範囲には販売していないのだという。「これまで地域の検査を請け負ってきた業者やディーラーが存在しています。彼らならサポートを提供することも検査態勢を提供することも可能です。ですから、そういった業者やディーラーと共にお客さんに長く使っていただける環境を作っていきたいと考えています」と鎌田氏は語る。

複雑化する医療社会では、これまでのアナログ的な機器類も廃れることはないという鎌田氏。同氏がいうように、儲けを考えたビジネス展開よりも、患者の目線に立ったサポートを含めたサービス提供を行い続けることが浜松ホトニクスのポリシーなのだ。「薬事法の中でコンピューターに求められる要件は毎年のように変更が加えられています。それに対応するためにも、HPに協力して貰いながら時代の流れに合わせて医療機器を提供し続けていきたいですね」と語る鎌田氏。

デジタル化に伴う医療機器の効率化を優れた開発力で実現する浜松ホトニクス。今後もニーズに応えた製品と、充実のサポートで日本の社会をバックアップしてくれるはずだ。

◆ 浜松ホトニクス株式会社
URL   http://jp.hamamatsu.com/  日本HP外のウェブサイトへ
本社  静岡県浜松市中区砂山町325-6 日本生命浜松駅前ビル
TEL  (053)452-2141
システム事業部  静岡県浜松市東区常光町812
本社  (053)435-1560
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