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ヱヴァンゲリヲン
●2007年
●製作:カラー http://www.khara.co.jp/
●制作:スタジオカラー
●配給:クロックワークス カラー
●配給協力・宣伝:日活
©カラー・GAINAX
原作・脚本・総監督:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
撮影監督:福士享(T2 Studio)
音楽:鷺巣詩郎
出演:緒方恵美、 林原めぐみ、三石琴乃ほか |
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社会現象ともなったテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。1997年には「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に」が公開され多くの人々を魅了しました。それから11年の歳月が過ぎましたが、この時間の経過はファンの記憶から遠ざかる事はなく、さらに多くのファン層を得ていきました。長い間強い支持を受け続ける「エヴァンゲリオン」が再構築 “REBUILD”を掲げ2006年秋に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の制作発表が行われました。 |
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多くのファンが期待する中この大作制作のために原作・脚本・総監督の庵野秀明氏の下CGI制作ディレクションを担当する株式会社カラーが生まれました。そして、このカラーが選んだハードウェアパートナはHPのWorkstation。細部にまで計算された演出、そして様々なこだわりが多くのファンをひきつける庵野マジックをいかに作品へ生かしていったか、そしてHP Workstationとの出会いから制作現場での活用についてここにご紹介いたします。(以下敬称略) |
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テレビアニメを劇場公開する場合に、通常とられる手法として使用したセル画をブロウアップ処理(映画用としてサイズ変更を行う)などが行われます。当初は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」においても、このブロウアップを行う考えもありました。しかしながら企画を進める中で、CGIの可能性が見出されヱヴァンゲリヲンのテイストをより進化させるために、CGI製作のボリュームが増えていきました。その結果CGIのレイアウトが固まったのは2007年の春。2007年9月1日の公開まで半年という短期間で完成させるという命題がカラーには課せられました。
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小林氏:カラーが発足した当初からCGIによる製作予定はあったのですが、企画段階ではこれほどの分量があると想定はしていませんでした。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の総カット数は1700でCGIは約300ですが、作画の参考資料として製作したカットも含めると800以上はあると思います。カラーはディレクション業務が主体であり、CGIもここまで増えてくるとは思いませんでしたので、スタッフも少人数体制で考えていました。そのため、このような短期間で制作を完了させるためにスタッフ全員が一丸となり、そして製作パートナさんの多大なるご協力と堅実に稼動するハードウエアのおかげで完成させることができたと感じています。 |
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| 瓶子氏:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は第1部目(劇場版としては4部作まで制作が予定されている)であり、基本的にテレビシリーズのストーリ前半を踏襲していますが、全て描き直しを行っています。そのため、テレビシリーズの構成やレイアウトを元に2Dの作画カットと3Dカットとの連携についても違和感がないように処理する必要がありました。フルカット全てデジタルでありながら、その続きが作画というのも多いため作業量は日に日に増えていった感がありますね。 |
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おにつか氏:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は3DCGの特性を前面にだした作品ではありません。これは庵野総監督の演出として特撮で使われるミニチュア感を強くもっているので、ヱヴァンゲリヲンの世界でCGI的な表現を強くしてしまうと、世界観が感じられなくなります。さらに、テレビシリーズでは描ききれなかった細かい設定や演出も劇場版には盛り込んでいますので、以前のシリーズとは重なりながらも、まったく新しい作品となっています。 |
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2006年5月に設立されたカラー。新しい製作会社として立ち上げる際に行われたハードウエア選定のポイントはどこにあったのでしょうか?
おにつか氏:2Dやデジタルで製作を行う上では様々なアプリケーションを使用することになります。ハードウエアを選ぶ場合にはまず、これら使用するアプリケーションが安心して使用できる事が条件になります。資料を調べ、アプリケーションメーカに確認していけば分かることですが立ち上げの時は只でさえ結構忙しいので、すぐに対応状況が知りたいと思いました。その点HPのWebには様々な情報が掲載されているので、特別深く調べる必要はありませんでした。
小林氏:カラーは新しい会社なのでいろいろ他の製作会社さんが、どのようなハードウエアを導入しているか等の意見を頂きました。その中でHP Workstationがいいよ というお話が多くあって、導入を決めたという経緯もあります。また、私はカラーに所属する前にはフリーでCG製作を行っていましたが、愛用のWorkstationがHPなんです(笑) 自分の製作用WorkstationとしてHPを選んだ理由というのもやはり、CGデザイナの多くがHPを持っていたためでした。
瓶子氏:現在カラーには、制作用ワークステーションが10台。レンダリングサーバ4台。FTP/ファイルサーバが各1台ありますが、サーバ系は全てHP Workstationで、制作用としても多く導入しています。制作用のスペックはCPUがCore2DUO、メモリは2GB。レンダリングサーバ、FTP/ファイルサーバはPentium4です。その他社内でオフライン編集用にAvid Expressを使用していて、こちらもHP上で稼動しています。 制作スタッフからも、マシンによるストレスは感じたことはないと聞いていますしレンダリングサーバなどでもトラブルはありませんでした。
小林氏:ハードウエアの製造が東京であるという点でアッセンブリもしっかりしていますし、筐体も鉄製なんですね。静音性も高いですし、ファンの効率もよいと感じています。レンダリングを走らせるといきなりファンが回り始めるので、“あ、レンダリングに入ったな”と気がつく位通常使用している時は静かです。
瓶子氏:製作で使うマシンとして必要な条件は2つになると思います。安定性とサポートです。安定性とは壊れないということになりますが、壊れないものは無いので(笑)その場合に2つ目のサポートになるのですが、対応が早いこと。この2つが揃っていることが重要であり、信頼性やブランドとして認知されていくのだと思います。
小林氏:サポート対応については実例がありますね。HPのモニタを導入したのですが、このモニタの色味がよくなかったので連絡しましたら、すぐに交換してくれました。製作を行っている時にトラブルが起きてもこの対応の早さとフットワークの軽さには非常に助かりました。 |
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