『ベクシル』はオリジナル脚本によるフル3DCGアニメです。昨今TV番組や映画では漫画や小説などの原作があっての映像化というパターンが多い中ではチャレンジングな作品と言えるでしょう。原作があれば、作品に登場するキャラクターの個性は原作者により作り上げられています。しかし、原作がないということは、キャラクターの個性を映画のストーリの中で作り上げていかなくてはなりません。実写であれば出演する俳優さんへの演技やアクションを付けることで成立していきますが、アニメの場合はクリエーターが3DCGキャラクターに演技を付けていくことになります。この演技付けのために、CGアプリケーションとHP ワークステーションの相性も良くトラブルなく稼動する必要がありました。
松野氏:「映画を見に来る方が感情移入するのは、登場人物です。これは、実写でもアニメでも同様なので、フル3DのCGキャラクターに対する演技付けにはかなり時間を費やしました。ベクシルの制作期間は約2年半ですが、このアクションや演技付けには全期間にわたって相当な手間と時間をかけていますね。演技としてはアクション(動き)と顔の表情がありますが、アクションについては、滑らかでナチュラルな動きを再現するためモーションキャプチャを使いAutodesk® MotionBuilder™でアニメーションデータを作成しました。 |