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HP Workstation 導入事例紹介
株式会社ピー・エム・シー様

 

HP Workstation 導入事例
汎用性と堅牢性に優れた低コストな車番認識システムをワークステーションで実現

ここ数年の間に、CPUやGPUの高性能化と相まって、画像処理システムは大きく進歩している。今回はHPのワークステーションをベースにしたシステムで、コストパフォーマンスに優れた車番認識システム「Vehicle Vision」を提供する、株式会社ピー・エム・シー(以降、PMC)の情報システム部 次長 重崎光輝氏(以降、重崎氏)に話を伺った。

PMCロゴ

  ポイントシステム事業からニーズが生まれた画像認識ソリューション

株式会社ピー・エム・シー (以降、PMC)の情報システム部
 次長 重崎光輝氏

株式会社ピー・エム・シー
(以降、PMC)の情報システム部
次長 重崎光輝氏

「弊社は2004年に設立されたまだ若い会社なのですが、マーケティングソリューション事業はアミューズメント施設向けの、会員カードによるポイントシステム事業からスタートしました」と語る重崎氏。同社は会員ポイントシステムの「ポイントマイレージ倶楽部」を中心に、企業のマーケティング戦略のトータルサポートという視点で業務を推進してきた。また、アミューズメント施設で利用する電子ポスターシステムなど、デジタルサイネージにも精力的に取り組んできた。

「そうしたシステム開発や運用を手がけていく中で、お店側から上がってきた要望に駐車場でナンバーを読み取って、顧客管理やセキュリティに役立てられないか、というものがありました。そこで弊社では、その分野で商品化することができないか、ということで開発がスタートしたのです」と語る重崎氏。現場からのニーズを汲み上げることで、開発がスタートした画像認識システムは、2007年には早くも商品化され販売が開始される。これが車番認証システム「Vehicle Vision」だ。

「Vehicle Vision」の基本動作は、カメラで撮影した画像から、画像処理によってナンバープレートを自動検出し、数字・文字を読み取るというものだ。市販のネットワークカメラに対応するため、ニーズに合わせてカメラの数が増減でき、システムもWindowsで動作するため低コストで構築できるのが特徴だ。

オプションで入退場ゲートやパトライトなどの外部機器と連動することも可能で、許可されたナンバーの車両だけ自動で入退場させるシステムなどにも応用できる。車番認識エンジンの基本仕様では、大型・普通・軽自動車のナンバープレートに対応し、陸運支局名(漢字・ひらがな)からナンバーの数字までを、時速50km程度までで認識できるという。

「弊社のVehicle Visionでは、Windowsで動作するアプリケーションと、ネットワークカメラというネットワーク接続できる製品を組み合わせることで、システムとして動作する設計にしています。このため、従来の画像認識システムと比較しても、低コストで実現することができたのです」と重崎氏は語る。

ただ、実際の運用ではシステム全体の信頼などが重要になるのだとも教えてくれた。

「一般的なPCでも、ハイエンドの製品であればVehicle Visionを動作させることは可能です。しかし、お客さまの環境にもよるのですが、例えば24時間利用可能な駐車場であれば、入退場管理も24時間連続して稼働しなければなりません。休日無しで365日連続運用となれば、それだけの信頼性・堅牢性がPCに求められるのです」と重崎氏は語る。そこでお客さまに提案する標準構成で、ワークステーションを推奨しているのだという。

集まったデータは様々な形で呼び出せる。来場者の車番をトリガーにしたダッシュボード的な使い方ができるのでマネジメントツールとしても高い効果が期待できる

車番認証システム「Vehicle Vision Basic」の基本画面


車番認証システム「Vehicle Vision Basic」の基本画面
Vehicle Visionの基本構成


Vehicle Visionの基本構成

基本構成に加えて動画データにも対応できる<br>
Vehicle Vision XProtect版も用意されている


基本構成に加えて動画データにも対応できる
Vehicle Vision XProtect版も用意されている
集まったデータは様々な形で呼び出せる。
来場者の車番をトリガーにしたダッシュボード的な使い方ができるのでマネジメントツールとしても高い効果が期待できる


集まったデータは様々な形で呼び出せる。
来場者の車番をトリガーにしたダッシュボード的な使い方ができるのでマネジメントツールとしても高い効果が期待できる

  コストパフォーマンスの良いZ220で運用するメリット

堅牢性とコストパフォーマンスに優れる
HP Z220/CT Workstation


堅牢性とコストパフォーマンスに優れる
HP Z220/CT Workstation

「Vehicle Visionの最小構成であれば、カメラ1台+PC1台からシステム構築が可能です。一般的な駐車場のパターンでは、入口と出口にIPカメラを1台ずつ配置し、ワークステーション1台で管理することが多いですね」と語る重崎氏。ナンバープレートの認識といっても、大規模なシステムではなく設置にもあまりスペースを使わない環境で運用できるというのもメリットだという。これは事務所スペースが小さく狭い施設などでも対応しやすいように工夫されているのだ。

「Vehicle Visionでは使用するワークステーションとして、HP Z220/CT Workstation をお勧めしています。これはシステム的な堅牢性が一番の理由ですが、HDDの冗長化という視点から、内部にHDDを3台設置できることを要件にしているためです」と重崎氏は語る。

「入退場の台数が多い駐車場であれば、蓄積するデータ量も大きいので容量も大切ですが、それよりも冗長化が大事なポイントだと考えています。HDDは物理的にクラッシュするものと想定して、ミラーリングなどによる冗長化を必ず行っています。実際にはOSやシステムを1台のHDDに、残りの2台をデータ保存用にRAIDで運用するといったイメージです」と語る重崎氏。

必要とするデータ容量は、利用する期間と出入りする台数によって当然変わってくる。「平均的な例として、1日の入場台数が1000台くらいの施設で利用する場合は、1TBくらいのHDDをミラーリングで利用していると、だいたい半年くらいで一杯になってしまうという感じです」と語る重崎氏。ちなみにデータの保存期間は任意で設定できるそうだ。

  Corei7以上のパワーを安定稼働できる環境が必要

「Vehicle Visionで利用する画像は、基本的に静止画像です。メガピクセルのネットワークカメラによって撮影した静止画像を、リアルタイムで画像認識して、内部解析を行っています。このため、かなりプロセッサーのパワーが要求される環境だといえます。マルチコアプロセッサーが望ましく、推奨環境でInter® Corei7以上となっています」と重崎氏。HP Z220/CT Workstationではインテル® Xeon® プロセッサーE3シリーズが搭載されているので、性能的に問題はない。

また、メモリ環境は推奨で8GB以上となっている。「Vehicle Visionは32ビット環境で利用するので、実際にアプリケーションが利用するメインメモリとしては4GBでも十分ですが、残り4GBをRAMディスクとして利用することで、HDDへのアクセスを極力減らす工夫をしています」と重崎氏は解説する。メモリ上に画像データを展開して認識を行い、ナンバーを読み取ってからHDDに書き込むようにすることで、全体的なパフォーマンス向上につなげているからなのだという。

画像認識はCPUパワーで処理していくため、GPUについてはそれほど高性能なものは要求されないのだという。「画像認識については、Z220の場合であればNVIDIAのエントリークラスのGPUでも十分だといえます。もちろん、Vehicle Vision以外のシステムとの連携などを考える場合、そちらで高度なGPUが必要になれば別ですが、Vehicle Vision単体で考えれば超高速GPUを要求することはありません。このため、コスト的にも標準的な環境でOKなので、メリットがあると考えています」と重崎氏は語る。動画データに対応するVehicle Vision XProtectでは、録画サーバーとして別サーバーが必要となる。

  様々なお客さまへ広がるVehicle Visionの応用事例

我々も気がつかないところからの<br>
要望が多い」と重崎氏

「我々も気がつかないところからの
要望が多い」と重崎氏

「Vehicle Visionを商品化していく中で、実はアミューズメント施設に限らず他業種でもナンバープレートを認識するシステムに対するニーズの高いことがわかりました。技術的にはナンバープレートを正確に読み取ることを目指す訳ですが、そこで得られる情報を何に使うのかが違うのです」と語る重崎氏。面白いことに当初は主にセキュリティ対策をメインに考えられたソリューションだったが、実際のニーズは多岐に渡っていたのだという。

「まず効果的な導入事例としては、カーディーラー様での事例があります。目的はCTIの様なイメージで、店舗にいらしたお客さまの車のナンバーを読み取り、それが誰で担当営業は誰か、さらにオイル交換などの予約があるのか、車検はいつなのかなどの情報を、すぐに端末に表示するというシステムです」と語る重崎氏。顧客にきめ細かい対応ができるようになるため、満足度の高いソリューションとなっているのだという。

また、郊外にある巨大ショッピングセンターなどでは、自分の車をどこに駐車したのかわからなくなってしまう人が意外に多い。「そこでVehicle Visionを導入することで、場内の監視カメラと連動させて、そのナンバーの車がどこにあるか即座に表示することができます。問い合わせがあった際にスピーディーな対応ができるうえ、警備員の人件費削減にもつながります。」と語る重崎氏。

さらに引き合いのあった中では、タクシー会社が駅前のタクシープールの利用に関する集計に使いたいという事例もあったそうだ。「場所にもよりますが、駅前のタクシープールは利用する会社が共同で利用料金を払うことがあるようです。従来は、会社ごとの所有台数によって支払う料金を決めていたことが多いようですが、Vehicle Visionを導入すればナンバーによって実際に利用した台数が簡単にわかります。これにより、実際に利用した台数分だけ支払うことが容易になり、公平な料金負担ができるようになるのです」と重崎氏は語る。もちろん、本来のセキュリティ対策でも活躍しているVehicle Visionだが、こうした応用範囲の広さもこのソリューションの魅力につながっているのだ。

  機能拡張の自由さもワークステーションならでは

HP EliteBook 8460w Mobile Workstation

「Vehicle Visionについては、パッケージ化してもなるべく汎用的に使えるよう配慮しています。しかし、業界やお客さまのニーズによっては、特化した機能が必要になる場合もあるので、専用のアプリケーションを開発する場合もあります。その場合でも、ワークステーションであればWindowsベースで利用することができるので、開発コストを抑えることが可能になるのです」と語る重崎氏。

また、Vehicle Visionを使用する顧客の体制にもよるが、駐車場管理などでは24時間365日の連続運用も珍しくない。この過酷な稼働状況の中で、使い続けられるソリューションだけに、ハードウェアベンダーの保守体制も大切になってくるのだという。「信頼性という部分で、運用上特に問題になったことはありません。トラブルは土日祝祭日でも関係なく発生します。ハードウェアなので当然故障が発生することもありますが、オンサイト保守の対応が取れる契約ができるので、トラブル時にも迅速に対応してもらえました。そのような時も、すぐに対応してもらえるので安心感につながっていると思います」と重崎氏は語る。

「今後は営業や技術メンバーの増員も含めて、より精度の高いシステムを開発してお客さまに提供したい」と語ってくれた重崎氏。ナンバープレートの画像認識という分野に対するニーズは、今後もますます高まっていくことは間違いない。PMCの精力的な活動で広がりをみせているVehicle Vision。今後も注目していきたいソリューションの1つだ。

株式会社 ピー・エム・シー

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TEL: 086-898-1388
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