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プロが体感するHP DreamColor LP2480zx


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アートディレクター 関 和亮[トリプル・オー]に聞く
液晶ディスプレイで広がるデザインの可能性
月刊「MdN」2009年4月号(3月発売)記事より転載
PDF 掲載記事(PDF・460KB)はこちら
株式会社トリプル・オー アートディレクター 関 和亮 氏
「HP DreamColor LP2480zx」は、豊かな色彩性能を備えた24インチの液晶ディスプレイだ。
ここでは、映像、グラフィック、写真など、多彩なジャンルで活躍中のアートディレクター、関 和亮さんに本モデルを使用していただき、その実力と魅力について話をうかがった。

取材・文 田代真理  撮影 谷本 夏
関さんは、PVなどの映像から、CDジャケットや広告ポスターといった印刷物まで、幅広いジャンルのビジュアルを手がけるアートディレクター。そんな関さんは、ふだんの仕事についてこう述べる。

「僕の仕事は基本的に映像ディレクションがメインですが、場合によってはCDジャケットなどのアートディレクションもしますし、自分で撮影することもあります。なので、扱うデータは動画と印刷用の静止画が常に混在しています」という関さん。今は、どのようなディスプレイ環境で仕事をしているのだろう。

「映像編集では、作業用の液晶ディスプレイとプレビューに使うマスターモニター(高精度な業務用CRTディスプレイ)を使い分けています。ただ、今は家庭用TVも液晶が主流の時代ですから、マスターモニターも液晶にする必要性を感じていて……。ここ数年で高価な液晶のマスターモニターも発売されていますが、今はまだ導入していません。手持ちの作業用液晶ディスプレイでは安定性や調整機能が足りず、マスターモニターとして使えるほどの色表現は難しいんです。印刷用のデータも作業は液晶ディスプレイで行いますが、色に関してはやはり実際に印刷した色校正紙が頼り。安定した表示の液晶ディスプレイがあれば理想的ですね」とのことだ。

 豊かな色彩と滑らかな階調表現が魅力

自身が撮影とデザインを手がけた写真集「Perfume Portfolio」(ワニブックス刊)の表紙用写真を、HP DreamColor LP2480zxで確認する関さん。細部にわたる豊かな色表現を高く評価していた。
関さんに、実際に「HP DreamColor LP2480zx」を使った感想をうかがった。

「まずPVを見ましたが、率直に言ってきれいです。ふだん僕が使っている液晶ディスプレイとはコントラストが全然違い、意図どおりのキレのある映像が再現できていました。あと、色彩の豊かさにも驚かされましたね。モノトーンの複雑なグラデーションが含まれるシーンでは、白からグレー、黒へという滑らかなグラデーションが際立っています」とのこと。 それこそがLP2480zxの大きな特長のひとつといえるだろう。3色LEDバックライトと、30bitカラー対応のS-IPSパネルを採用した本モデルは、Adobe RGB比131%という広色域を実現。これにより、深みのある黒、ニュートラルな白が表現できるのだ。

「動画の表現に関しては、CRTのマスターモニターと比べてしまうと、どうしても若干の残像感がありますが、これは家庭用TVを含めた液晶ディスプレイ全体にもいえることでしょうね。それを考慮しても、マスターモニターに近い用途で十分使えるレベルだと思います。ちょうど制作中のPVがあったので、実際にプレビューに使いながら作業してクライアントにも見せましたが、まったく違和感なく進行できました」と関さんは言う。

 目的に応じて選択できる6つの色域

LP2480zxには、6つの色域がプリセットされ、それぞれに対してガンマ調整が行えるのも特長だ。プリセットされているのは、色域を最大限に表示できる「FULL」、印刷用データに多く使われる「Adobe RGB」、Web用データ向けの「sRGB」、放送用データ向けの「Rec.601」、HDTV用データ向けの「Rec.709」、デジタル映画向けの「DCI-P3 エミュレーション」。これらの色域を必要に応じて切り替えることができる。さらに、ハードウエアキャリブレーション対応のオプションキット(現状、Windowsのみに対応)を使えば、ディスプレイの使用環境に応じた高精度なキャリブレーションが行える。
先述のとおり、動画も静止画も扱う関さんは、こうした表示の切り替えについても評価する。
30bitカラー対応のS-IPSパネル、3色LEDバックライトなどによる滑らかな階調表現がHP DreamColor LP2480zxの大きな魅力だ。
HP DreamColor LP2480zxのピボット機能画像 「印刷用、映像用と、用途に合わせて色域を簡単に切り替えられるのが便利ですね。白色点(調整可能範囲:4,000〜12,000K)や輝度(調整可能範囲:50〜250cd/u)も直感的な操作で細かく調整できて、実用性が高いです。実際に調整しながら印刷用のデータを表示してみたところ、プリントとの差をかなりの精度で埋めることができました。これなら、印刷向けにも効率よく狙った仕上がりが得られそうです」とのことだ。

そのほかの機構についても、関さんは「ポスターなど、縦長のグラフィックを扱う場合などに、画面を90°回転できるピボット機能はありがたいです。あと、側面に4基あるUSBポートも使い勝手がいいですね。こうした特長も合わせて、今後もぜひ仕事に使ってみたいディスプレイです」と評価した。
映像編集から印刷用のグラフィック制作まで、幅広い用途に応じた高度な色表現が可能なHP DreamColor LP2480zxは、クリエイティブの現場における即戦力として大いに活躍してくれそうだ。
HP DreamColor LP2480zxは、本体画面を左右に90°回転できるピボット機能を備えている。このように縦長のグラフィックを表示する際などに重宝する便利な機能だ。
Profile
関 和亮[せき・かずあき]
1976年長野県生まれ。
'98年にトリプル・オーに入社し、映像ディレクター、アートディレクター、カメラマンとして活動。
PerfumeのPVおよびアートワーク全般のほか、松任谷由実、The GospellersのPVなどを手がける。
URL: http://www.ooo-jp.com/日本HP外のウェブサイトへ
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