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シャープ株式会社

 

シャープ株式会社 ビジネスソリューション事業推進本部 ディスプレイ事業部
“i³Wall” オンリーワンのソリューションを創出する新しいインフォメーションディスプレイ

シャープ株式会社 ビジネスソリューション事業推進本部 ディスプレイ事業部
“i³Wall” オンリーワンのソリューションを創出する新しいインフォメーションディスプレイ

“第6のメディア”として注目されているのがデジタルサイネージだ。情報提供から広告、プロモーションツールとして活用され、ITの活用、リアルタイム性と豊富な情報を提供できるメディアである。
その効果の高さからここ数年で広く浸透し様々な場所で活用され、身近なメディアとなった。このデジタルサイネージで重要なポジションとなるのは、ディスプレイとITを活用したコンテンツ表示、配信システムである。

シャープ株式会社(以下シャープ)では、ステム・フレーム幅*1 6.5mmを実現し、LEDバックライト採用により輝度のムラを低減した、60V型液晶ディスプレイPN-V601を採用したマルチディスプレイシステム“i³Wall”(アイトリプルウォール)*2を2010年8月より発売し、その画面クオリティと複数台(マルチ)の構成による大画面を実現したデザインは広く受け入れられ、国内はもとより海外からも高い評価が寄せられている。
そして、このディスプレイへのITを活用したコンテンツ配信と表示システムには、HP Z 400ワークステーションが採用された。

世界の液晶技術をリードしているシャープのインフォメーションディスプレイとITによるコンテンツ配信と表示を支えるHPワークステーションが融合し、新たなインフォメーションディスプレイソリューションが誕生した。

*1: 
*2: 
マルチディスプレイシステムを構成する隣り合うディスプレイ間のフレーム幅。
“i³Wall”とは「information」「intelligent」「imagine」の3つのiの頭文字からなり、壁(床も天井にも)一面にディスプレイがレイアウトできる所から名付けられた。

オンリーワンの技術開発

シャープ株式会社 ビジネスソリューション事業推進本部
ディスプレイ事業部 
商品企画部 副参事
岡 芳樹 氏
シャープ株式会社
ビジネスソリューション事業推進本部
ディスプレイ事業部 
商品企画部 副参事
岡 芳樹 氏

シャープは1970年の大阪万博へのパビリオン出展を見送り、天理に総合開発センターを建設した。
この英断は「千里から天理へ」と呼ばれ、その後、この総合開発センターから、最先端のデバイス技術や液晶技術などが生み出され、世界に向けた研究開発拠点としての役割を担っていくことになった。そして、シャープの液晶技術は家庭用テレビ市場において、世界の亀山工場というブランドを築き“ブラウン管から液晶へ”の流れを加速していった。
この液晶技術は家庭用だけではなく、業務用にも広く利用されているが、その1つがデジタルサイネージ向けに利用されるインフォメーションディスプレイである。そして、このインフォメーションディスプレイもまた、亀山工場から生み出されていた。

「亀山工場は2004年から第一工場が稼働しはじめましたが、家庭用以外でも液晶技術を活用するために開発されたのが、インフォメーションディスプレイになります。
インフォメーションディスプレイとして最初の製品は2005年に45V型(PN-455)、翌2006年に当時では最大サイズとなる、65V型(PN-655)を発売しました。その後2008年に亀山第二工場から108V型(LB-1085)これも当時は液晶として最大サイズのディスプレイをリリースし、2009年に第10世代マザーガラス(2,880mmX3,130mm)を採用した液晶パネル工場(グリーンフロント堺)を稼働させ、昨年2010年8月にはマルチディスプレイシステムとして、60V型PN-V601を使用した“i³Wall”(アイトリプルウォール)を発売致しました。
“i³Wall”により、液晶ディスプレイを単体で大画面にするという発想から、マルチ(複数)のディスプレイを組み合わせて大画面として活用頂くデザインとして、新たな提案ができるソリューションになりました。」

シャープが提案するインフォメーションディスプレイとは、広告などのデジタルサイネージを含み、空港のフライト情報の表示やテレビ会議用など、幅広く活用するまさに情報<インフォメーション>を提供するディスプレイである。この幅広く情報を伝えるために必要不可欠な技術は大画面化である。
シャープは今まで蓄積してきた液晶技術により、世界最大規模の画面サイズを実現し、そして2010年に発売されたマルチディスプレイシステムでは、原理としては台数無制限で構築する事が可能となった。また、マルチディスプレイとして大画面として利用できるだけではなく、床面などの平置きや、マルチで組み合わせた際に違和感の元となる、ディスプレイのフレーム幅も極限まで狭め、バックライトにLEDを採用するなど、オンリーワンの技術が集積されたシステムとなった。
この技術により“i³Wall”のマスコミ向けの新製品発表会では、60V型PN-V601が30面を壁面に、24面が床面に設置され、計54面の大画面にレイアウトされるという画期的なスタイルで行われ、デジタルサイネージを超えた新しい空間表現ソリューションとして発表した。

“i³Wall”のプレス発表で展示されたマルチディスプレイレイアウト。
床面にも設置されるため、立体的な空間が演出される。
シャープ 大和郡山事業所の会議室に設置されたPN-V601を9面使用し構成されたマルチディスプレイシステム

“i³Wall”のマスコミ向けの新製品発表会で展示されたマルチディスプレイレイアウト。 床面にも設置されるため、立体的な空間が演出される。
システム・フレーム幅がわずか6.5mmとなり、バックライトにLEDを採用したため画面の輝度が均一化され、マルチディスプレイとして大画面構成にした場合でも高いクオリティが保たれている。
(写真右は、シャープ 大和郡山事業所の会議室に設置されたPN-V601を9面使用し構成されたマルチディスプレイシステム)

マルチディスプレイの課題を解決

シャープが発売した“i³Wall”は、60V型のディスプレイPN-V601を組み合わせる事で大画面表示が可能となるシステムである。PN-V601の特長はシステム・フレーム幅の狭さとLEDバックライトを採用し、画面のムラを軽減し輝度が均一になった点が上げられる。シャープとして、マルチディスプレイによる大画面システムを提案するには、単体のディスプレイで起きていた組み合わせた際に起きるフレームによる区切られ感と画面中央と両端で発生する輝度のムラを解決する必要があった。
この課題を解決するため、システム・フレーム幅については、画面両端に設置している液晶をコントロールする配線部分を独自開発技術により高密度化を達成。これにより右側と下側が2.4mm/左側と上側が4.1mm、マルチディスプレイとして組み上げた際にも隣接するフレーム幅は、わずか6.5mmを実現した。輝度を均一化させるためには、 LEDバックライトを採用し、通常CCFL(冷陰極蛍光管)を使用した際に起きていた画面の両端の輝度が下がる現象(冷陰極蛍光管の場合、その構造上両端に取り付けられた電極部分が暗くなってしまう特性がある)を回避し、マルチディスプレイ表示時にも全体画質が向上した。
また、LEDの採用は平面設置も可能となったため、タイルのように床や天井に敷き詰めて置くことができるため、柔軟なレイアウトも可能となった。

マルチディスプレイ時のレイアウトが自由に行え、さらに1つの画を複数台のディスプレイに拡大表示(最大5×5面の25面)するエンラージ機能をもっているため、今までのマルチディスプレイの概念を超えた利用方法も考えられる。
2011年1月にはラスベガスで行われたコンシューマエレクトロニクスショーでは、PN-V601を64台使い左右の壁と正面と床、天井にし、どこを向いても映像に囲まれているようなレイアウトにて展示をおこなった。
この展示は多くの来場者から好評が得られたが、単に迫力がある、斬新なレイアウトであるという点はもちろんだが、ビジネスとしての利用シーンも様々にイメージされた。例えば、製品プレゼンにおいてそのコンセプトにあった映像を立体的なキューブ型ディスプレイの中で上映すれば、プレゼン効果を高める事も可能となる。
このように、今まで液晶ディスプレイは縦置き、横置きのみといった概念から解き放たれた事で、サイネージという広告メディアとしても、また、アミューズメント的な側面をもった設置まで有効活用できる市場が広がっていく事となった。

高いユーザメリットとその広告効果

シャープでは“i³Wall”の発表以来多くの問い合わせ、導入が続いているが、その利用方法はバラエティに富み、まさにデジタルサイネージを超えた活用が行われていた。
「デジタルサイネージの効果として、時間や状況に応じた広告を表示できる点があります。ポスターなどの紙媒体ですと、どうしても貼り付けるという手作業が発生するために、午前と午後で掲載するポスターを変えるというのは難しくなります。しかし、デジタルサイネージであれば、時間によってコンテンツを変更する事が可能になり、高い広告効果が見込めますので、現在多くの企業、店舗で導入が進んでおります。
マルチディスプレイシステムを発表してからは大型画面を利用したデジタルサイネージはもちろん、インフォメーションを伝えるという用途にて様々な問い合わせを頂いております。例としては、壁面と床面に置いた“i³Wall”によって没入感を追求したシミュレーションシステム、また、サッカーのゴール横広告のように、室内スポーツの試合においても、コートの周囲にインフォメーションディスプレイをマルチ構成で設置し、シュートの際に広告が表示される等、私達も思いつかなかった用途でのお問い合わせが寄せられています。このような問い合わせは、国内にとどまらず海外からも多くありますので、マルチディスプレイの活用シーンはこれから国内外問わず多くなると感じています。」 マルチディスプレイの大画面として使用できるため、多くの市場にてデジタルサイネージを超えたシステムとして様々な運用・活用シーンが考えられる。
このように運用・活用シーンが広がる中で、“i³Wall”に表示するコンテンツをコントロールするアプリケーションが必要となる。その配信アプリケーションはSHARPのコンテンツ配信/表示システムであるe-Signage(イーサイネージ:以下e-Signage)であり、このアプリケーションのプラットフォームにはHP Z400ワークステーションが採用された。

“i³Wall”のプレス発表で展示されたマルチディスプレイレイアウト。
マルチディスプレイとしての活用は、TV会議やオフィスの案内などにも活用ができる。
この写真は、シャープ 奈良事業所の会議室に設置されているマルチディスプレイシステムであるが、プレゼンや会議において大画面を使うことで、会議への参加人数が多い場合でも、意思疎通や情報の共有を確かなものにできる。

 
 
 

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配信/表示システム e-Signage + HP ワークステーション

e-Signageはデジタルサイネージ市場の要求に沿った簡易でありながら、柔軟なコンテンツ配信を可能としている。このアプリケーションの特性は、デジタルサイネージに必要なスケジューリング機能から、コンテンツを再生する順番、テロップまでコントロールすることができる。
「e-Signageはデジタルサイネージの特性を最大限に引き出すため、リモートでのコンテンツ配信やスケジューリングを簡単な操作でありながらトータルにサポートできるアプリケーションです。ネットワークが使用できない環境では、USBメモリやディスプレイに接続されたPCからスケジュールを含めてコンテンツを表示する事もできますし、ネットワークを利用し、表示用PC(インフォメーションディスプレイに接続されているPC)を一元管理する事で大規模なサイネージシステムとしても利用する事ができます。

この配信システムのプラットフォームとして採用しているのが、HP Z400 ワークステーションです。
HPワークステーションを選んだ理由は、以前CAD市場に展開する際にHPと協業した経緯があり、その際のサポート、検証機の貸し出しなど非常にレスポンスが良く、課題が発生した際にもエスカレーションフローなど迅速な解決が行われていました。このように対応が素早い事に加え、HPワークステーションのシビアに選抜された部品を使用している信頼性、土日でもメンテナンスが行われているサポート体制は、24時間365日稼働する“i³Wall”インフォメーションディスプレイのプラットフォームとしては最適なマシンと言えます。
そしてもう1つの大きなポイントとして、“i³Wall”インフォメーションディスプレイのシステムソリューションはワールドワイドに展開していきます。そのため、世界中の販売エリアにおいて日本で設定したソリューションと同じシステム構成を組む必要がありますが、この点においてもワールドワイドブランドであるHPであれば安心して協業できます。」

“i³Wall”のコンテンツ管理、表示するe-Signageのプラットフォームとして採用されたHP Z400 ワークステーション
HP Z シリーズは24時間、365日の稼働にも耐えられる品質管理が行われ、さらに80%以上の電源変換効率を持つ製品に与えられる「80 PLUS」を持ち、Z600においてはさらに変換効率が高く、50%の出力時の変換効率が85%以上である「80 PLUS BRONZE」を取得しており、グリーンITにも寄与している。

“i³Wall”のコンテンツ管理、表示するe-Signageのプラットフォームとして採用されたHP Z400 ワークステーション(写真左)。
HP Z シリーズは、80%以上の電源変換効率を持つ製品に与えられる「80 PLUS」を持ち、Z600においてはさらに変換効率が高く、50%の出力時の変換効率が85%以上である「80 PLUS BRONZE」を取得しており、グリーンITにも寄与している。

次のステージへ

シャープでは、常に“次のステージ”のソリューションを提案し続けていく。2005年のインフォメーションディスプレイ発売以来、オンリーワン戦略として、大画面、マルチディスプレイそしてキューブ型ディスプレイへと技術進化を遂げ、ユーザメリットの高いソリューションを提案しているが、また次のステージへとすでに始動されている。
「シャープでは、今まで培ってきた液晶技術と新たな技術開発を融合させ、これからも皆様のお役に立つソリューションを提案し続け、シャープならではと感じて頂ける オンリーワンを創出していきます。」

◆ シャープ株式会社


◆ シャープ株式会社 インフォメーションディスプレイ

i³Wall とHPワークステーション製品の構成例

 103型相当パック 3面 (1x3)

103型相当パック 3面 (1x3)

 

103型相当パック 3面(1x3)

HP Z400
nVidia Quadro FX1800 x 2枚

 120型相当 4面 (2x2)

120型相当 4面 (2x2)

 

120型相当 4面(2x2)

HP Z400
nVidia Quadro FX1800 x 2枚

 170型相当 6面 (2x3)

170型相当 6面 (2x3)

 

170型相当 6面(2x3)

HP Z400
Matrox M9148

 180型相当 9面 (3x3)

180型相当 9面 (3x3)

 

180型相当 9面(3x3)

HP Z400
Matrox M9148 + Matrox M9188

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本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。

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