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HP Workstation 導入事例紹介
シャープシステムプロダクト株式会社/
株式会社映像システム

 

マルチディスプレイ環境を高い液晶技術とHP ワークステーションで構築

  日本HP本社EBCに設置されたマルチディスプレイ

人々の目を引く液晶ディスプレイに映し出されるコンテンツの数々。ユーザーに伝えたいコンセプトを視覚的に訴えかけられる、デジタルサイネージの効果は多くの企業が認めるところだ。

日本HP本社においても多くの来客を招くEBC(Executive Briefing Center)に、このソリューションを導入している。60型ディスプレイを9枚使った巨大な画面には、来客に合わせたコンテンツが流される。この大画面の美しい画質や、非常に滑らかな描写を可能としたのは、高い液晶技術と優れたシステム設計によるものだ。

今回は優れたビジュアルソリューションを提供してくれる、シャープシステムプロダクト株式会社ビジネスシステム事業統轄部第一営業部課長の中村亙一氏(以降、中村氏)、同東日本ディスプレイソリューション推進部テクニカルアドバイザーの亀山敦氏(以降、亀山氏)、映像システム全般の設計や施工において高い実績を持つ株式会社映像システムのシステムデザイングループリーダーを勤める岡部修久氏(以降、岡部氏)に話しを伺った。

EBC入り口フロアに設置された9画面マルチディスプレイ

EBC入り口フロアに設置された9画面マルチディスプレイ

  高い技術力で優れた省エネ性を実現

シャープシステムプロダクト株式会社 ビジネスシステム事業統轄部第一営業部課長 中村亙一氏
シャープシステムプロダクト株式
会社ビジネスシステム
事業統轄部第一営業部課長
中村亙一氏

総合電機メーカー、シャープ株式会社の100%出資企業であるシャープシステムプロダクト株式会社は、主にBtoB市場でビジネスソリューションを提供している。中でも世界トップクラスの液晶技術を持つビジュアルソリューションでは先進的な数々のシステムを実現してきた高い実績がある。「地デジ対応の液晶開発で培った技術力をビジネス用途に展開している最中です」と話し始めたのは中村氏。すでに液晶ディスプレイ導入においても豊富な実績を持つ同社では、法人向け製品のラインアップも実に豊富だ。「例えば、昔はベゼルが厚かったのですが、最近は技術が進んでより細いベゼルにすることが可能となっています」と亀山氏も言葉を続ける。

複数のディスプレイパネルを合わせて使うマルチディスプレイ環境では、パネルの枠となるベゼル部分の厚みによって、全体に映し出される映像の印象が変わってくる。「以前は数cmというレベルでしたが、現在は接合部の合計でも6.5mmという極細ベゼルが利用できます」と亀山氏。今回EBCに設置された9枚構成のマルチディスプレイには、同社の「PN-V602」が利用されている。この製品のベゼル幅は左側と上側が4.1mm、右側と下側は2.4mmとなっている。このため、それぞれのディスプレイが合わさる部分でも6.5mmという超極細ベゼルを実現しているのだ。

シャープシステムプロダクト株式会社 東日本ディスプレイソリューション推進部テクニカルアドバイザー 亀山敦氏
シャープシステムプロダクト株式
会社
東日本ディスプレイソリューション
推進部テクニカルアドバイザー
亀山敦氏

「PN-V602は高輝度を実現していながら、消費電力が少ないのもメリットのひとつです」と中村氏は語る。先の大震災以降、企業では節電や省エネへの取り組みがますます要求されている。大抵の場合、マルチディスプレイは常に使い続けられることが前提とされているため、システム全体の消費電力をいかに抑えていくかも課題なのだ。

「バックライトを自動的に制御する『ローカルディミング』と呼ばれる機能が備わっています。例えば、夜間の街中を描画するのであれば黒い部分のLEDバックライトを消しておくといった使い方が可能なのです」と亀山氏。「1500cd/m2」という高い輝度*を持つ製品だけに、この機能によって得られる節電効果もかなり高い。「最大で約50%以上の節電になるデータもあります」と中村氏もこの機能に自信を見せる。

*明るさ設定を最大にし、ローカルディミング設定を「しない」にした場合と「強」にした場合との比較。IEC62087 Ed.2.0で規定するブロードキャストコンテンツ(11.6)表示時におけるシャープ(株)での測定結果。表示する映像により効果の度合いは異なります。

「特にEBC内のマルチディスプレイを設置した場所ですと、外部から太陽光が反射して差し込んできます。低い輝度ですと鮮明な画質が得られませんから、高輝度と消費電力の削減を両立するような製品でなくてはならないのです」と中村氏は言葉を続ける。実際にEBCのマルチディスプレイに映し出される映像は実に鮮明かつメリハリのあるくっきりとした画質であることが瞬時に体感できる。高い描画能力と省エネを両立できる同社の高い技術力に感嘆するばかりだ。

9画面マルチディスプレイ イメージ

9画面マルチディスプレイ イメージ

  運用性を最大限に考慮したシステム構築・施工

株式会社映像システム システムデザイングループリーダー 岡部修久氏
株式会社映像システム
システムデザイングループリーダー
岡部修久氏

EBCの場合、セミナールームやワークショップなど、用途に応じた部屋が用意されている。9画面マルチディスプレイシステムはそこへの通過点に位置し、ここではミーティング前のキックオフなどが行われることが多いのだ。「当初は4画面でも良いのでは、などといったアイデアもありましたが、用途やスペース的な条件を考えて現在の9画面に落ち着きました。また、ここへ来客する方々のことを考えると、すべての部屋への導線となる部分になるので、そういったイメージも大切にして設計していきましたね」と語る岡部氏。

9画面マルチディスプレイと5つのディスプレイのコンテンツ管理はHP Slate Table PC上で容易に行える
9画面マルチディスプレイと5つのディスプレイのコンテンツ管理は
HP Slate Table PC上で容易に行える

また、このようなマルチディスプレイシステムを設計するにあたって、もっとも大切なのは設置後のユーザビリティにあるのだという。「普段このシステムを運用する方の使い勝手を考慮しなければなりません。EBCの場合、システム管理者の方が運用することもあるのですが、受付の女性がおこなうケースも実際には出てきます。複雑なシステムにしてしまうと、使い勝手が悪くなりますから、ユーザビリティの高さという部分も含めて最終的な設計を詰めていき、施工へと移っていくのです」と岡部氏は語る。せっかく導入したマルチディスプレイが使われない、あるいは効果的な使い方ができないというのでは話にならない。容易な運用性があってはじめて業務の中で活きてくるのだ。現在はHP Slate Tablet PCを使いながら片手で放映するコンテンツを選ぶといった、簡素化された運用が可能となっている。

  高精細コンテンツを安定表示させるためのワークステーション

HP Z400 Workstation
    HP Z400 Workstation

マルチディスプレイ上で流れる映像は繊細なフルHD画質で撮影されたものだ。高精細な画質だけに情報量も多く、これを動画として処理し、大画面へ投影するには相応のシステムが必要となる。「最初にマルチディスプレイに映すコンテンツを話し合ったときに、入手可能であればフルHD画質の16:9比率のムービーが望ましいということに落ち着いてきました」と語る岡部氏。「放映するコンテンツの質や種類によって、システムに組み入れるマシンも決まってきます。今回のケースでいうと候補の中から高度な要求にも応えるHP Z400 Workstationを選択することになりました」と中村氏も言葉を続ける。

「マルチディスプレイシステムで動画コンテンツを展開していく上では、信頼できるハイパフォーマンスなワークステーションが欠かせません」と岡部氏。ボトルネックがコンピュータにあるようでは、せっかくのシステムもうまく運用できない。

システムに使われているHP Z400 Workstationはハイパフォーマンスなプロセッサーとグラフィックス性能で定評のあるワークステーションだ。加えて大きなデータでも扱いやすくなるようにと、OSは64bit、メモリも12GB、グラフィックスボードはATI FirePro V3800搭載している。余裕のあるスペックを実装することで、高精細な動画コンテンツを大画面へ投影し続ける今回のシステムにおいてストレスの無い運用を可能としているのだ。

また、こうしたビジュアルソリューションは営業期間中、絶え間なく流され続けることが前提となるケースが非常に多い。「そうした環境でもご利用いただけるように、シャープのインフォメーションディスプレイは、長時間の利用にも耐えうる、タフネス設計となっており、24時間営業の店舗などでも、フルタイムの稼働が可能です」と語る亀山氏。同様にワークステーションにも高い耐久性が要求されるが、HP ワークステーションシリーズもその点では高い評価を得ている。液晶ディスプレイとワークステーションの高い耐久性により、安定したサービスの提供を可能としているのだ。

  通路に埋め込まれた縦型ディスプレイ

EBCにはもうひとつ、各部屋へ行く通路に5つのディスプレイが用意されている。来客が何気なく通る場所ではあるが、ここでもビジュアルによってコンセプトを伝え続けるといった工夫がなされているのだ。

EBCの通路に配置された5台の縦型ディスプレイ。 それぞれが個別のコンテンツを流している。

EBCの通路に配置された5台の縦型ディスプレイ。それぞれが個別のコンテンツを流している。

HP Z400 Workstation
HP Z210 SFF Workstation

「そちらのシステムには『PN-E421』を導入しました。デザインを最優先に通路のレイアウトにマッチするサイズを選びつつ決定することになったのです」と亀山氏。ここに配置された5つの画面にはHP本社のそれぞれの部署のコンセプト動画が流されている。「縦置きレイアウトなので、コンテンツも9:16のものを使っています」と亀山氏は語る。

「こちらは先ほどの9画面とは違い、独立した映像を流すシステムになりますから、ワークステーションもディスプレイ1枚につき1台用意しています。ディスプレイサイズも比較的小さいので、HP Z210 SFF Workstationを採用しました」と岡部氏。システム要件に合わせ、最適なワークステーションを配置していくのもシステム全体の構築には必要不可欠なのだ。

「この9画面マルチディスプレイと独立した5つのディスプレイを持つサイネージシステムには、同じコンテンツが流されることもあります。そのような状況も踏まえて、コンテンツ管理には弊社の『e-Signage』を導入しています」と語るのは中村氏だ。大画面や複数ディスプレイの統合システムの描画面を有効活用できる「e-Signage」の導入により、タイムスケジュール管理や月間スケジュールなども可能となっている。さらに扱いやすいユーザーインターフェイスにより、管理性もさらに向上しているのも特長だ。

作画のためにCGを“アタリ画像”として活用する新しい試み 作画のためにCGを“アタリ画像”として活用する新しい試み

左:EBCに設置された各サイネージシステムのイメージ
右:サイネージシステムを動かしているワークステーション。左の1台が9画面マルチディスプレイ用のHP Z400 Workstation。残り5台はシングルサイネージ用に使われているHP Z210 SFF Workstationだ

この他、EBC内にはエントランスルームや2階EBC入口の展示棚であるショーケースなどにサイネージが活用されている。これらは全てLANで管理され、それを運用しているのもHP Z210 SFFWorkstationだ。ここでは2台が稼働しており、1台は実運用に、もう1台は障害時の予備となっていて、冗長性を持たせたシステム運用を可能にしている。また、会議室等で別途動画再生などを行う際にはHP EliteBook 8540w Mobile Workstationが活躍している。

  ハイパフォーマンスなワークステーションとデジタルサイネージ技術で拓く近未来のビジュアルソリューション

現在、EBCに配置されているマルチディスプレイシステムや5つの縦型ディスプレイシステムは、それぞれのコンセプトに合わせたコンテンツを配信し続け、多くの来客へビジュアルによる情報を提供している。

「今回のマルチディスプレイシステムもそうですが、今後はよりお客様に近い場所、例えば店頭のショーウインドウの前面などでビジュアルソリューションが活躍するようになっていくはずです」と語るのは中村氏。液晶技術の向上により高輝度化が進み、日中の太陽光下でも十分な発色が得られるようになっている。もちろん、現在は紫外線によるパネル劣化などを防ぐ意味で、保護フィルムなどと合わせて用いられているが、今後はもっとそうした場所で使われることが多くなっていくのだという。

「それにスマートフォンの普及によってタッチ操作が一般化した現在、タッチパネルを使ったインタラクティブな要素を含んだデジタルサイネージ・ソリューションの普及にも期待が持てます」と中村氏は言葉を続ける。現在でも、タッチパネルによる案内などは見られるが、シャープでは32V型の他、60V型、70V型、80V型タッチディスプレイを発売しているが、将来的にはそれ以上の大きさのタッチディスプレイを使ったソリューションが発達することも予測している。「操作する人に動きを要求するので、コンテンツのアイデア次第で楽しいシステムが構築できるでしょうね」などと語りあう、中村氏、亀山氏、岡部氏らの表情は実に明るい。

映像技術の進歩に合わせて進化を続けているデジタルサイネージ・ソリューション。今回のEBCがそうであったように、多くの人のために有用な情報発信源として今後はますますの発展が予想されている。「今後はさらに魅力的なデジタルサイネージを普及させていきたいですね」と語る中村氏。シャープシステムプロダクト株式会社、株式会社映像システム両社の今後の活躍に期待したい。

株式会社 映像システム
◆ シャープシステムプロダクト株式会社
URL   http://www.sharp-ssp.co.jp/ 日本HP外のウェブサイトへ
連絡先  ビジネスシステム事業統轄部第1営業部
03-3235-0671:中村宛
◆ 株式会社 映像システム
URL   http://www.eizo-system.co.jp/ 日本HP外のウェブサイトへ
連絡先  03-6809-4741(代表):五藤、岡部 宛
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