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HP Workstation 導入事例紹介
特定医療法人 米田病院

 

運動器の医療サービス環境をHPワークステーションで構築

運動器の医療サービス環境をHPワークステーションで構築

特定医療法人 米田病院
よねだクリニック

運動器科の専門病院として一歩進んだ医療サービスを提供

特定医療法人 米田病院理事長・院長
米田 實 医師
特定医療法人 米田病院理事長・院長
米田 實 医師

オリンピックの男子柔道のチームドクター経験をもつが、自身も講道館柔道六段の腕前であり、柔道道場 米田道場の道場主でもある。

特定医療法人 米田病院(以下 米田病院)は昭和26年の創設以来、医療を通じた地域貢献のため様々な改革を行ってきた。
この改革には、昭和35年に保存的療法の発展と人材育成のため、柔道整復師の専門学校「中部柔整専門学校」(現 学校法人 米田学園 米田柔整専門学校)の開校や、外来診察のよねだクリニックを開院し、米田病院との連携による退院後の効果的なフォロー体制を構築するなど、運動器科の専門病院として、常に患者さんにとって必要な一歩進んだ医療サービスを追求し実践している。

この改革を強いリーダーシップのもと推進しているのは米田病院 理事長・院長 米田 實医師(以下 米田理事長)である。
米田理事長は、バルセロナ、アトランタ五輪の男子柔道のチームドクターの経験をもち、さらに柔道整復師を大相撲名古屋場所に場所担当親方の依頼で派遣するなど、運動器の専門医としてスポーツ界からも厚い信頼を得ている。
米田理事長は自身の専門分野を整形外科ではなく、運動器科と定義しているがその理由についてこのように語った。

「整形外科とは背骨・手・足など、運動器官の病気や外傷(ケガ)を取り扱う医学になりますが、一般的に整形外科というと手術による治療が中心と思われがちです。
もちろん疾患によっては、手術により運動機能を回復させるケースもありますが、保存的療法も多く活用されております。
例えば、骨折した場合など、手術にいたるケースよりもギブス固定とリハビリ、マッサージによる治療で回復する事も多くあります。
また、整形外科の範疇としてリウマチなど痛みを主とする疾患への治療も行いますが、現在はよい薬がありますので手術ではなく、投薬とリハビリで快方に向かうケースもあります。
このように多くの整形外科が行う治療とは、外科的な手術や“形”を“整”えるだけではなく、リハビリやマッサージを組み合わせるなど、多岐に渡る治療が行われるため運動器科という表現の方がより適切ではないかという意見が日本整形外科学会でも交わされています。」

運動器科におけるIT化のメリット

運動器科としてリウマチ治療も大きなウェイトを持つが、現在は高い効果が見込まれる薬も開発されており、保存的療法を用いるケースも多くなっている。
しかしながら、効果の高い薬は適切なタイミングでの投薬、広範囲に渡る検査状況を把握した上でのリスク管理が必要となる。
また、リウマチに限らず痛みにより病院を訪れる患者さんは、例えば肩などの特定部位の痛みだけではなく、腕や指にもまたがって痛みがある場合もあり、診察のために撮影する医療画像の件数も多くなり、限られた診療時間の中で多くの情報を整理しなくてはならない。
このような情報整理が効率化されれば、患者さんへのリスク管理機能が向上し、様々な検査データや医療情報の質と量をすばやく把握できるが、そのためにはITパワーが必要であると米田理事長は語った。

「2010年12月から電子カルテシステムとして株式会社 コムズ・ブレインのRevoHISを導入しました。導入理由の1つに、リウマチ治療に対するリスク管理があります。
リウマチ治療に使う薬は様々な検査状況と結果を見ながら計画投与が必要です。そのため、検査データや投薬した日時、量を電子カルテにより時系列で管理することにより、限られた診察時間の中でも、すぐに診察内容や付随する医療画像の記録を取り出すことができるため、効率的な診察が可能です。
また、運動器科では看護師、理学療法士、柔道整復師とともにリハビリ等の治療経過を共有できるため、コミュニケーションツールとして活用する事で、患者さんに適した診療方針をセミオーダーのように最適化できます。
電子カルテシステムのRevoHISはカスタマイズ性も高いので、使い勝手も当院にあわせ改良できたため満足いくシステムと感じております。」

電子カルテは米田病院とよねだクリニック間を光ファイバーで接続され、患者さんに共通のID番号を提供している。
この共通化されたIDにより、病院・クリニックで個別に保存されているカルテが相互に閲覧可能となったため、医療画像などの検索時間が短縮された上、入院から退院までのクリティカルパス、退院後のフォローとしてクリニックへの通院を含めた一貫した医療サービスが提供できる環境が構築された。

運動器科におけるIT化のメリット

拡大画像

米田病院、よねだクリニックのネットワーク構成図。
院内は無線LANが引かれている為、HPモバイルワークステーションによる電子カルテクライアントは、いつでも最新のカルテ情報を共有できる。
病院とクリニックは専用の光回線で接続され、相互にカルテを参照できるようになっており、スムーズな診察体制が構築されている。

院内IT化のために選定された
HPワークステーションZ200SFFとナナオの医療用高精細モニタ

IT・建築管理室 専任 (柔道整復師)
西條 嘉人 氏

IT・建築管理室 専任 (柔道整復師)
西條 嘉人 氏
IT・建築管理室 専任
太田 純 氏

IT・建築管理室 専任
太田 純 氏
IT・建築管理室 専任 (柔道整復師)
岡田 章平 氏

IT・建築管理室 専任 (柔道整復師)
岡田 章平 氏

米田病院のIT化推進チーム。
ゼロからのスタートであったが、ユニークな4面マルチディスプレイ構成の診察用マシンや無線LANを含めた院内ネットワークの構築から運用まで、
理事長の指揮のもと理想的なIT化を実現に導いた。

病院IT化を進めていく上で課題として常に挙げられるのは、システム検討から導入トレーニング、運用といったIT管理業務をスムーズに進めるためのフォーメーションである。
米田病院・よねだクリニックでは、米田理事長の指揮のもとITの構築、運用管理業務を担当したのは、IT・建築管理室チームの西條 嘉人氏、岡田 章平氏、太田 純氏(以下 西條氏、岡田氏、太田氏)であった。
病院のIT化という大きな課題に対し、システムの選定から導入までどのように進められたかについて、IT・建築管理室チームからその経緯を聞いた。

「2010年12月から電子カルテが稼動しましたが、その前からフィルムレスシステムを導入し、順次IT化に向けた準備を始めていました。IT化を進めた理由として、理事長から医療の安全性の向上、情報の整理が挙げられていましたが、もう1つの理由として病院の建替計画があります。
当院は3年計画で病院の運営を維持しながら建替を行いますが、今までのように紙カルテや医療画像フィルムの保管スペースを用意したり、それにまつわる動線も考慮して設計する余裕はないと判断しました。そのため、最初にフィルムレスシステムを導入してスペースの確保を行った上で、順次電子カルテシステムへと展開していくプロジェクトを立てました。
病院のIT化にあたり、理事長と同行して参考となる同規模病院を見学したり、システムベンダーと相談しながら、事例や情報を集め当院に最適なITソリューションを探りながら進めていきました。」

実際に稼動している院内ITシステムや運用状況の実例を確認しながら、米田病院・よねだクリニックが目指す患者さんへの最適なサービスが提供できるソリューションを検討する中で、核となるマシンはHPワークステーションが選ばれた。しかし最初はPCを導入する予定であったという。
「マシンはPCを導入しよう、と当初は考えていました。しかしながら、販売代理店からハードウェアの提案を頂いた際にワークステーションが入っておりまして、その説明を聞いたところ、当院の必須条件をすべてクリアにするためには、ワークステーションが必要であると気付きました。
(下記IT・建築管理室が必須条件として挙げていた7項目)

  1.   24時間365日のノンストップ稼動
  2.   4面マルチモニタ構成の実現
  3.   医療画像を表示するためPCとは違うグラフィックカード
  4.   省スペース
  5.   PC並みの価格で満足のいくコストパフォーマンス
  6.   ナナオ医療用モニタとの接続検証
  7.   診察のある土曜日の保守

HP ワークステーションZ200SFFはまさにこれらの条件を満たしたマシンでした。
ワークステーションの堅牢性とパフォーマンスを持ちながら、PCとそれほどコストも変わらず、また、小さくて静かなので、患者さんからはたぶんどこにマシン本体があるのかもわからないくらいでしょうね。
以前のフィルムレスシステム用端末はミニタワー型で、足元に置いて使用していたのですが、どうしても蹴ってしまったり椅子がぶつかったりして心配でしたが、Z200SFFだと机の上に置けるので安心です。
現在は、Z200SFFを55台導入し、その内の6台をナナオのRadioForceMX-210医療用高精細モニタを2面、メイン/サブの操作用モニタ2面の計4面構成を組み、診察用システムとして活用しています。もし当初の予定通りPCを導入していたら、4面マルチディスプレイ構成は実現していなかったと思われ、また、この4面システム構築時には、ワークステーションならではのサポートで対応してもらえた点も評価しております。」

院内IT化のために選定された
HPワークステーションZ200SFFとナナオの医療用高精細モニタ
院内IT化のために選定された
HPワークステーションZ200SFFとナナオの医療用高精細モニタ 院内IT化のために選定された
HPワークステーションZ200SFFとナナオの医療用高精細モニタ

米田病院、よねだクリニックの診察用マシンとして5台導入されたHP Z200 SFFによる4画マルチディスプレイ構成は、米田理事長の発案から構築されたユニークなシステムだ。
操作用モニタ2面に同じ画面をミラーで表示し、キーボードもマウスも2セット用意することで、トラブルがあった場合にはIT・建築管理室のスタッフが、隣に座ってすぐにサポートが行える。
また、医師から院内の医療知識を他の職員と共有し、教育する際にも直接医師が操作する画面を見ながら行われるため、質問もしやすくわかりやすい。1つの画面、1組のキーボード、マウスでは窮屈でスムーズにできないことも、2画面、2組のキーボード、マウスを用意することで、共有/運用の双方において、予想以上の効果が得られている。

電子カルテのクライアントマシン HP モバイルワークステーション Elitebook 8740w

電子カルテのクライアントマシン
HP モバイルワークステーション Elitebook 8740w 電子カルテのクライアントマシン
HP モバイルワークステーション Elitebook 8740w
電子カルテのクライアントマシン
HP モバイルワークステーション Elitebook 8740w

電子カルテシステムのクライアントマシンとして導入されたHP モバイルワークステーション Elitebook 8740w。看護師の負担軽減のためにも、17インチの画面サイズとテンキーが装備されているマシンを選定した。
院内には無線LANが構築され、どこでもカルテにアクセスして情報確認ができるため、スムーズな運用が実現した。

看護師がベットサイドで行うカルテチェックや待合室から患者さんをリハビリ室まで同行する際の患者さん確認や診療説明のため、機動性のある電子カルテのクライアントマシンとして、モバイルマシンを利用する計画がありました。
そして、このクライアントマシンとして導入されたのはHPモバイルワークステーション Elitebook 8740wであった。

「電子カルテのクライアントマシンは看護師が専用のワゴンに乗せて、患者さんの近くまで移動できる体制を考えていました。他の病院でのクライアントマシンの使用感のヒアリングから、起動・動作が速く、画面が大きい、テンキーがついている、という条件が必須となりました。
また、移動には専用のワゴンに乗せるのですが、日本HPのWebにEliteBookを活用した多摩総合医療センター・小児総合医療センターの事例なども参考としながら導入に踏み切りました。
現在クライアントマシンとして37台導入しておりますが、看護師が常にカルテを参照できるため、待ち時間の改善(外来数1日平均 330人)、急性期の運動器外傷に特化したレベルの高い治療と質の高いプライマリケアの提供が実現しました。
また看護師からは17インチという大画面なので疲労具合が軽減されるという声もあります。」

IT化を実現した今

ITの導入と運用の中心となったIT・建築管理室 西條氏からマシン及びシステムの状況について感想を伺った。

「病院には提供する医療サービスや規模がありますので一概には言い切れない部分はあるとおもいますが、日々の診療においてITを活用した診断能力を最大限に発揮するためには、各科の特徴をしっかりと理解している電子カルテをはじめとしたシステムと、そのシステムがストレスなく動かせるマシンが必要です。お金をかければよいという事ではなく、常に患者さんを中心に考えることで、最良の機器、システムが選定されると確信しています。
また、医師や医療従事者、職員全員が職務に応じて習得するアプリケーションにも違いがありますので、本格的な運用までできれば半年程度のトレーニング期間が用意できればスムーズに移行ができると思います。
また、運用や共有を効率的に行うため当院のように4画マルチディスプレイにして、サポートをしやすい環境を整えるのも手段の1つだと思います。
当院で採用した電子カルテシステムRevoHIS(コムズ・ブレイン)は、非常勤医師から『非常に使いやすい』と好評を頂いており、このシステムを支えているHP Z200SFFそしてElitebook 8740wを含め最良の選択ができました。
今後は、病院、クリニック、学校の3施設で情報共有をさらに進め、さらなるペーパーレスを実現し、安全性と教育の向上を図っていきます。」

地域貢献としての役割

IT化を推進してシステムの効率化を図るとともに、医師をはじめ病院スタッフ全員がIT環境に慣れることで、知識・情報の共有が図られ、人とITの融合による効率化が達成される。米田病院、よねだクリニックにおいては、理事長の強いリーダーシップとITチームが率先してIT化のプランを進めていったことにより理想的なIT化が実現された。
そして、この実現を支えたのは「医療を通じた地域貢献」というコンセプトであった。
米田理事長は医療への取り組みについてこのように語った。

「当院は運動器に特化した治療だけではなく、予防を含めた医療サービスを提供するために、システムやインフラを構築していきます。
病院も新しくなっていきますが、このようなハードウェア、設備面だけではなく、患者さんの痛みを理解した上で適切な治療を行うため、これからも当院医師、職員一同いっそうの努力を続けてまいります。」

米田病院 よねだクリニック
◆ 米田病院
よねだクリニック
URL :  http://www.yoneda.or.jp/ 日本HP外のウェブサイトへ
設立 : 1954年
ベット数 : 60床 (米田病院)
常勤医師 : 6名
リハビリ
テーション :
36名
理学療法士
柔道整復師 :
36名 (内 理学療法士10名)
看護師 : 37名
放射線技師 : 5名
  < 関連施設 >
◆ 米田柔整専門学校
 
  URL :  http://www.yoneda.ac.jp/ 日本HP外のウェブサイトへ  
  ◆ 米田道場  
  URL :  http://www.yoneda.ac.jp/dojo/index.html 日本HP外のウェブサイトへ  
  < 電子カルテシステムベンダー >
◆ 株式会社 コムズ・ブレイン
 
  URL :  http://www.komth.com/ 日本HP外のウェブサイトへ  
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予めご了承下さい。
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