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学術用Digital Archiving Solutionと活用事例のご紹介

ワークショップレポート〜国立情報学研究所主催ワークショップにて講演〜

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DSpace 世界の叡智・文化をライブラリー化 ワークショップ
2005年6月22日(水)、日本HPは国立情報学研究所主催の【機関リポジトリーとメタデータ〜研究成果情報の組織化と発信〜に関するワークショップ】にて、デジタルメディアの第一人者 Dr. Robert Tansley(HP Labs リサーチャー Researcher)による*DSpace開発担当者としての視点にたった講演を行いました。 (於:国立情報学研究所)
* DSpaceとは,ヒューレット・パッカード社とマサチューセッツ工科大学が共同で開発したデジタルコンテンツのアーカイビングのためのフリーソフトウェアである。
詳細はこちらからご覧ください。
ワークショップ          
HPからの講演
  Preserving Digital Media
  講演資料 (PDF:3.27MB)

Preserving Digital Media

Dr. Robert Tansley
Hewlett-Packard Company
HP Labs, Digital Media Systems Lab
Dr. Robert Tansley
Hewlett-Packard Company,
HP Labs, Digital Media Systems Lab
Dr. Robert Tansley
Dr. Robert TansleyはHP Labs でリサーチャー(Researcher)としてメディア関連技術の研究開発を担当しており、またDSpaceの開発当初からのメンバーで、London National Galleryの絵画のテクスチャマッピング・プロジェクトにも関与するなど幅広い活動を続けてきました。ワークショップでは、HP Labsが行ってきたデジタル・アーカイブ(デジタルコンテンツの保存や公開)への取り組みやTIME Magazine Archiveなどの活用事例について説明するのと同時にHP LabsとMITが共同開発し、オープンソース化されたDigital Archiving Solution「DSpace」のコンセプト、テクノロジーについても紹介しました。

【Dr. Robert Tansley講演要約】

コンテンツ保存に悩むデジタル・メディア

現在、人間が生み出す情報資源はデジタル保存されつつあり、それによってあらゆる情報資源が世界中の多くの人々の間で共有化できるようになって来ています。その一方でデジタル・メディアにはハードウェアの破損などで永久にデータを失うまたソフトウェアのバージョンアップに対応していなかったため保存してあるデータが活用できなくなるなどの危険が常につきまといます。HPでは、HP Labsが中心となってこれまでデジタルコンテンツの効率的な生成と長期にわたる信頼性の高いアーカイブ(デジタルコンテンツの保存や公開)に取り組んできました。今日はその取り組みを活用事例を通して紹介いたします。
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HP Labs US FLAG
日本におけるHP研究所

デジタル・アーカイブへの挑戦

TIME Magazine(タイムマガジン)のデジタル化やNational Galllery(ナショナルギャラリー)における絵画の研究・保護そしてイギリスでの絶滅が心配される地上生物のイメージ保存のリッチメディア化プロジェクトARKiveでの取り組み、そのどれをとっても抱える課題は複雑で解決への道のりは決して平坦ではありませんでした。皆様には直面したチャレンジとHPのテクノロジーが提供したソリューションについて簡単にお話したいと思います。
  • Time Magazineの挑戦 〜デジタル保存〜
    1923年から2003年までの50万ページも及ぶ紙面を読み込み、さらにそれらをデジタル文章として再構築する必要がありました。それには複雑に配置された紙面を高い精度で読み込み広告とテキストを振り分けることが要求されました。そこで紙面の読み込みを行い、見出しと本文を認識し、広告などとの識別を自動的に行うソリューションを提供することで2004年12月にはTIME ArchiveUS FLAGを公開することができました。
    TIME誌80年のデジタル化を実現したHPテクノロジー


  • National Galleryの挑戦 〜最先端テクノロジーによる絵画の研究や保存〜
    年月ともに色あせていく絵画を保管する。イギリスのもっとも人気のある観光スポットであるNational Galleryは2300点にも及び絵画コレクションを保管するための研究に着手しました。オリジナルの絵画を複数の角度から撮影した高解像度のデジタル写真として取り込み、保存し、またHPの大判プリンタで正確な色の再現を実物大で作り出す。このデジタル技術を開発することで課題を解決していきました。

  • ARKiveプロジェクトの挑戦 〜映像による種の保存〜
    絶滅が心配される地上生物のイメージ保存のリッチメディア化プロジェクトARKiveは、データ容量の大きいメディアへの対応(ex.Video 40Mb/s)や複雑なメタデータ、そして多種多様なメディアへの対応といった課題を克服しなければいけませんでした。そのためにHPが用意したのが次の3つのARKiveソリューションです。
       
    (1) A Media Production system
    ビデオなどの映像を読み込み、目録化した上で選択したコンテンツの編集を行うツール
    (2) A large scale Media Vault
    メディアやメタデータを格納し、管理そしてトランスコードする機能をもつサービス
    (3) Media Publising System
    コンテンツを再利用し、元のユーザとは異なるユーザ向けに再編集するシステム

    2003年5月にはARKiveウェブサイトUS FLAGを公開しました。

DSpace(Digital Archiving Solution)

次にお話しするのはDSpaceについてです。皆さんもご存知のとおりDSpaceとは2000年からMITとHPで共同研究・開発してきた、 オープンソース・デジタル・リポジトリ構築ソフトであり、私は開発当初からメンバーとして開発に携わってきました。DSpaceはデジタル・リポジトリ構築のために全世界の100を超える大学や図書館で標準的に採用されており、現在では 誰でも参加できるオープンなコミュニティによって開発&運用されています。またオープンソースであるがゆえに知識が閉塞することなく、いろいろな専門知識が集まる構造になっています。 現在はDSpace2.0のリリースに向けてHPはオープンソース コミュニティと活動しています。このバージョンではArchival Storage(超大容量記憶)やプラグインに対応できるだけのモジュールが備わります。そして中国ではHP Labsと中国MOE(Ministry of Education)と共同でDigital Musuem Projectを実施中です。
皆様にもDSpaceコミュニティに積極的に参加していただき、より精度の高いアーキテクチャにしていただきたいと思います。
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