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今回は、日本ヒューレット・パッカード株式会社 グローバルデリバリ統括本部 オペレーションサービス本部 セキュリティオフィス、そしてグローバル認証戦略チームのメンバーでもある尾関よしみ氏にお話を伺いました。
聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと) |
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テクノロジーサービス統括本部
グローバルデリバリ統括本部
オペレーションサービス本部
セキュリティオフィス
尾関よしみ |
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Q:日本ヒューレット・パッカード株式会社に入社した経緯を教えていただけますか?
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私は、大学はアメリカのコロラド州立大学を卒業しました。コンピュータ情報システム科という学科に在籍しておりました。この学科は、何か1つのIT技術を深く追求するのではなく、コンピュータの技術はもちろんのこと、マーケティングなどビジネス全般についても学ぶ学科でしたので、幅広く勉強していました。
コロラドには、近くにプリンタ等の製造を行っているHPのサイトがありましたので、在学していたころからHPについてはよく知っていました。その当時のHPの印象は、大学の中でも成績上位の人が入れる有名企業というイメージがありましたので、まさか自分が入社するとは思っていませんでした。
それが一転入社するきっかけとなったのは、サンフランシスコで開催されたキャリアフォーラムという留学生向けの、日本企業への就職に関する説明会で日本HPについてお話を伺ったことですね。当時私はインターン先を探していたのですが、その説明かがきっかけでインターンとして3ヶ月間勉強させてもらうことができました。
インターンでは、Visual BasicやAccessなどを使って社内システムの開発を行いました。 |
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Q:入社後はどのようなお仕事をされていたのですか?
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社内システム部門に4年半おりました。主にWindowsベースのシステム管理に従事していました。
留学していたということもあって、英語が一つの強みだと思って入社したのですが、職場の皆さんが普通に英語を話せるのに驚きました。英語はあくまでコミュニケーションのためのツールでしかなく、技術的、あるいは仕事を進めていく上でのスキルもあってはじめて活きてくるのだと感じました。仕事は日本だけに閉じているのではなく、アジア太平洋地(AP)域全体で動いていました。共通に開発されたツールを各国に展開するのが主な仕事です。ですから、メールのやり取りも全部英語でした。 |
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それまで国毎にシステムを持っていたスタイルから、シンガポールにあるデータセンターに統合(コンソリデーション)する仕事がやはり一番大変でした。
ちょうどHPという会社としても分社化や合併などが行われた時期で、単なるシステム移行というだけでなく、ビジネスプロセスを全社で標準化するということになりました。それに対して、日本の特殊性が課題としてあがりました。ビジネスのボリュームも大きいですし、日本語の問題もあります。そのような課題を如何にクリアして、新しいシステムを社内業務で使ってもらう時の問題を少なくしていくか、というのが仕事をする上でのポイントでした。
課題だったことを少し具体的にあげると、OSが違うということが大きいものとしてあげられます。基本的に各種ツールは英語版OSをベースに開発されていたので、日本語版OSで動作させようとすると、テスト作業なども含めてどうしてもフェーズが遅れてしまうという問題がありました。
また、ビジネスプロセスの標準化という点でも、現在のプロセスを変更したくないユーザと標準化との間で板挟みになってしまいました。日本国外のデータセンターに統合するということで、回線の遅さもネックとなりました。 |
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システム移行についての課題を挙げていくと、どうしても現場での話し合いというのは平行線になりがちです。ですが、システムを押しつけるのではなく、現場の人に如何にシステム移行のメリットや必要性を理解し、納得していただくのか、ということが移行が成功したカギだと思います。
まず、システムを移行することがトップダウンディシジョンであるということ。これが肝心だと思いました。次にメリットがあることを明確にすること。この場合には、システム統合によるコストダウンが大きなメリットとしてあげられました。そして、会社としてこのシステム移行を最終的に成功させ、事例として外部にアピールしていく必要があるということ。このような背景を、現場の皆さんに事前説明としてお話しして、納得していただきました。
また、技術的な点では負荷テストに重点が置かれました。実用に耐えられるのか、生産性が落ちてしまうことに対するインパクトをきちんと事前に検証しておかないとシステムの移行はできても、成功とは言えません。 |
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Q:そのようなお話を伺うと、なぜそこまで苦労してシステム移行を行うのか、という素朴な疑問が浮かぶのですが?
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それはHPが、ITの先端企業として、常に新しいシステムに挑戦していくという姿勢を持っているからです。特に今お話ししたシステム移行は、会社の体制が変わっていく中での大きな挑戦だったといえます。まず自分たちが挑戦し、成功して、そこから外部に発信していくというのが、HPのソリューションの一つのスタイルと言っていいのではないかと思います。 |
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