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企業の基幹システムにおけるシステム移行は、システムの更新や拡張をする上で避けて通れない関門です。限られた時間で膨大なデータを問題なく移行させるには、綿密な計画と検証、ハードウェアからソフトウェアまで幅の広い万全の体制が要求されます。
今回は、40時間という限られた時間内でSAP R/3で構築されたシステムの移行を実現した移行のプロフェッショナル、砂押 英幸氏にお話を伺いました。
聞き手:宮原 徹(株式会社びぎねっと)
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コンサルティング・インテグレーション統括本部
技術本部
ITインフラ第4技術本部
SAPソリューション部
砂押 英幸 |
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2002年4月に入社しましたので、現在6年目です。入社以来、ERPソフトウェアベンダーであるSAP社のソフトウェアに関係する仕事に就いています。大学では、電気工学科で強電の勉強をしていたのですが、就職の際にコンピュータが今後重要になっていくだろうと思い、IT系の企業としてHP(入社当時はコンパック・コンピュータ)に就職しました。
何分、コンピュータは専門ではありませんでしたから、入社してゼロから勉強したようなものです。当初はコンピュータ用語も良く分からず、先輩との会話にもついて行けないくらいでした。 |
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Q:SAP関係の仕事をするようになったのはどうしてですか?
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新人研修の後、配属の希望が取られたのですが、当時はとてもERPが流行っていた時期だったんです。その時は、もちろんIT技術は身につけたいと思っていましたが、それ以外にもお客様の業務に関する知識も身につけて、最終的にはITを用いた経営コンサルティングのような仕事ができるようになりたいと思ったんです。ERPソフトウェアを扱うにはお客様の会計や販売、物流などの経営の基幹業務の知識が必要になり、まさに自分がやりたい仕事だなと考えました。
そこでERP関係の配属を希望したのですが、同期の中でERP希望と言ったのは自分だけでした。もっと人気があると思ってたのですが(笑)。 |
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Q:配属後、どのような仕事をされていたのでしょう? |
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希望が通ってSAP社のソフトウェアを扱っているERP部門に配属されました。SAP社のソフトウェアは大きく分けて、ベーシスと呼ばれる基盤部分と、会計・販売・購買・人事等のアプリケーション部分の2つに分かれています。当時私が配属された時はベーシスとアプリケーションのエンジニアが同じ部署にいました。部の方針で最初はベーシスをしっかりと身につけてその後希望者はアプリケーション側にいくということで、私も方針に沿ってベーシスを担当しました。
配属されて最初の頃は、SAPを導入するのが主な仕事でした。導入作業の中にインストール作業がありますが、インストールといってもパソコン上で行うようにインストーラーを実行するだけでよいというものではなく、一日がかりで行います。その前準備として運用を見据えた入念な設計もしなければいけません。配属当時はインストールするだけでも一苦労でした。今やっても苦労しますが(笑)。
また、同時にバックアップ環境の構築も重要な作業となります。バックアップはSAP社のツールを使用する方法やOS機能を使用する方法、バックアップソフトウェアを使用する方法といろいろとあり一つずつ経験を積んで行きました。 |
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普通ならばSAP社のアカデミーと呼ばれる1ヶ月半ほどのトレーニングを受講します。そのトレーニングでベーシスの基礎知識を身につけて、その後先輩について仕事をして業務を覚えていきます。
ところが私の場合、いきなり「行ってこい」と現場に出されました。もちろんトレーニングを全く受けていないわけではなく、数日間のOracleデータベース管理のコースは受講しましたが、それでも当時は「いきなり」という感じでした。まさしくOJT、『現場』で作業をこなすことでスキルを身につけていきました。目の前にやらないといけない案件があるので、必死になって独自に勉強するしかありません。そのような状況にあったことは、結果的にはスキルアップにはよかったのかもしれません。
私の場合は、案件をこなした後に少しずつトレーニングを受けました。初めにトレーニングを受講するとなると、前提知識もあまりない状態でトレーニングを受けることになるのが難点ですが、実際にやったことがあるテーマとなると「あれはそういうことだったんだ」とあらためて理解することができますので、「いきなり現場」にもメリットがあると思います。 |
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