これまでのシステム開発では、新しいプロジェクトやITサービス投入が決定されるたびに、構築・テストのためのサーバを新たに導入する考え方が中心でした。
その結果、環境の異なる複数の開発用サーバが乱立し、サイロ化した開発環境となり、課題が多発していました。この状況はビジネスチャンスの損失、開発コストの増大など、経営上の様々なリスクをもたらしています。
サービスレベル維持しながら最適な開発環境を提供するためには、柔軟なプラットフォーム環境が必要です。 その実現に不可欠な、ITリソースを仮想化し、プール化し、使いたいときに迅速に供給する仕組み。 HPアダプティブ・インフラストラクチャによる次世代IT基盤の構築は、現状の開発環境が抱える様々な課題を解決します。
これまでのような、プロジェクトのたびに開発用サーバを新しく用意するというやり方は、 システム開発の期間を長引かせ、タイムリーなITサービス投入を難しくします。 また、複雑な開発環境は、運用管理の負担やコストを増大させるだけでなく、 操作ミスや意図しない開発環境の変更など人為的トラブルの発生頻度を高めます。 システム上の脆弱性を見逃したり、無駄なITリソースが増えたりという問題もあります。 その結果、貴重なビジネスチャンスの喪失、開発コストの止めどない上昇、セキュリティリスクの拡大といった事態を招きます。 こうした事態を回避するには、現状の開発環境を、シンプルで管理性、柔軟性にも優れ、リソースの効率的利用も実現した開発インフラへと変革していくことが不可欠です。 HPアダプティブ・インフラストラクチャによる次世代IT基盤を取り入れたHP SSUサービスは、この改革を支援します。 これは、HPがこれまで培ってきた先進的な仮想化技術を、開発環境構築のために適用する総合的なサービスです。 開発環境の共通インフラ化は、次に控える本番環境の共通インフラ化に向けても重要なステップとなるはずです。
HP SSUサービスは、システムの開発やテストのための環境を、 共有可能で柔軟性や管理性にも優れたシェアドサービスとして提供することを可能にします。 その鍵となるのが、3つの基本的な機能です。 まず第1は、柔軟性やリソース利用率の向上を図るうえで不可欠なITリソースのプール化機能です。 HPがこれまでに開発し、磨き上げてきた広範な仮想化技術を活用することで、 プロセッサやメモリ、ストレージなどのITリソースのプール化を実現します。 これにより必要な時に必要なだけのITリソースを迅速に調達し、利用後は返却するというIT環境が完成します。 この結果、開発環境を準備するために、サーバやストレージを物理的に用意するというこれまでの方法は、利用したいITリソースを選択するだけという方法に変わります。 これが第2の基本的機能である、ITリソースのサービス化です。 そして、第3番目は管理の自動化。この機能により、人為的トラブルを回避し、開発環境を維持管理する負荷が大幅に軽減できます。 こうしたHP SSUサービスによる変革は、開発期間の短縮、開発環境の維持コスト削減、開発業務の生産性向上といった多くのベネフィットをビジネスに提供するのです。