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ビジネス環境の大きな変化と中小企業の経営実態 〜ブロードバンド時代の到来〜

写真まず、一般的に聞きなれた言葉となってきた「ブロードバンド」ですが、こうしたセミナーなどで受講者の方々にその意味をお伺いすると意外にもお答えが出てきません。ブロードバンドとは、動画などの大容量なデータのやりとりを繋ぎっぱなしでできる回線のことです。実は日本は、世界一安く、世界一早いブロードバンド環境を実現している国です。その普及率は平成16年には62.0%であり、平成15年との対比で14.2%増となっています(世帯におけるパソコンからのインターネット接続方法:総務省平成16年通信利用動向調査の結果による)。皆さんはすでに無意識でご利用されているはずですし、ビジネスにそれを活用しない手はありません。

ブロードバンドの普及でインターネットでの映画や音楽配信があたり前の時代。例えば、USENブロードバンド社が行なっている映画やアニメなどのコンテンツサービス「Gyao(ギャオ)」の会員数は現在650万人。この視聴者へのサービスは無料となり、企業からの広告費で運営が成されているわけです。そして、ここでは彼らの嗜好に併せた広告を莫大な費用をかけずに出すことが可能です。これまでのテレビCMなどを使ったマスマーケティングでは不可能であったアプローチが中小企業の皆さんができるようになります。また、書籍をデータ化して販売したり、教育面では予備校や英語などのオンラインレッスンもあたり前となっています。こうした現状を自分のところは関係がないから、必要ないからというのではなく、知識として認知しておくことが必要です。そんな時代が来たということを知りましょう。どんどん変化する時代の中で、インターネットビジネスに限らず、企業が何をやらなければならないかを考えることが重要なのです。
「インターネットを繋げているけれどどうしたら利益に繋がるのか分からない」という方がいらっしゃいます。儲かる方法は企業によって異なりますので簡単に一言で「これ」というのはありません。ただし、「インターネットを利用して見る情報を拡大することで、市場の動向を掴むことができる」ということがはっきり言えます。商売の悪いところを改善するためにもお客様が欲しがっているものと提供するもののギャップは何なのかという判断をするための情報は、今まで見えにくかった。しかし、今ではインターネットを使って得ることができるということです。

インターネットの利用形態 事業所におけるインターネット利用用途の上位

一方で、電子商取引市場の規模も確実に拡大してきています。2002年に二千億円程度の規模だったBtoG(政府・公共)市場は、翌年本格的に立ち上がり、国土交通省が公共工事の電子入札かを実施することで今年には12兆円を超えるものと予想されています。企業間のインターネット取引などもあたり前となり、こうした波はもはや避けては通れません。その中でITを入れただけでは成功しない。効率化するためには仕事のやり方であって、そこには工夫や発想が必要です。
競争力強化に必要な「人、設備、資金」といった経営資源が弱い中小企業にとって“情報不足“であってはもはや市場の競争原理の中では生き残れないとも言い切れます。これらのハンディに加え、時間的な節約や地理的なハンディもITを活用によって十分補えるのです。次にインターネットを使って、少人数での広いマーケットへの営業活動を促進する方法、パソコンによる顧客情報管理によって顧客満足に繋げてサービスを向上させるといった身近な事例を具体的に見ていきます。

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