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掌編連載小説 「ヤマタイ・チャレンジに乾杯」

第一話 「ヤマタイ・チャレンジに乾杯」解説編

掌編連載小説 「ヤマタイ・チャレンジに乾杯」

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なぜSOAは変化に強いか。アジリティに寄与するか。

―SOAがビジネスの変化に迅速・柔軟に対応できる理由を、もう少し詳しく教えてください。

 それは、ビジネスプロセスと業務サービスコンポーネントが疎結合(詳細は後述)で連携している点にあります。つまり、SOAではビジネスプロセスと業務サービスは一体化しておらず、ビジネスプロセスが変化しても必要な業務サービスを容易に提供できるのです。しかも、すべてのビジネスプロセスをカバーできますから、ビジネス変化に迅速・柔軟に対応できるわけです。

SOAはアーキテクチャ
なぜSOAは変化に強いか。アジリティに寄与するか。
疎結合と密結合のアーキテクチャーの違い。
HPのSOAはここが違う。

一方、ビジネスプロセスと業務サービスが密結合(詳細は後述)しているERPやSCM(Supply Chain Management)、CRM(Customer Relationship Management)などは、緊密で高速な動作が可能ですが、ビジネスの変化に対応するサービスの追加・変更にはシステムの再構築が必要となり、時間もコストもかかります。

―SOAはEAIやERPなどよりも変化対応力やアジリティに優れているのですね。

 はい。EAI(Enterprise Application Integration)やERPなども業務プロセスを統合することで変化対応力やアジリティに寄与しますが、いずれも局所的です。SCMやCRM、EDI(Electronic Data Interchange)なども同様です。それは、一貫したアーキテクチャで企業のビジネスプロセスをカバーしていないことに起因します(図2参照)。企業のビジネスプロセス全体から見れば、EAIやEDIは業務の一部分を連携するだけであり、ERPやSCMなどはあくまでもビジネスの部分最適システムなのです。

 
図2:
一貫性を欠くアーキテクチャでは企業の全ビジネスプロセスをカバーできない
図2 一貫性を欠くアーキテクチャ
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それらは、一部のビジネスプロセスをサイロごとに切り出した小規模な孤島群に過ぎず、全てのプロセスを統合しているわけではありません。しかも、それらのシステムは、独自のテクノロジとスキルセットが必要であり、容易に連携することはできません。もちろん、ERPやSCMなどの個別システムを、EAI、ミドルウェア、JavaやMicrosoft .NET等を使って連携することは可能ですが、管理ポイントが増えるため所有コストや運用コストが高くついてしまいます。

また、個別システムを組み合わせても、会社のビジネスプロセスを包括することは困難です。新しいビジネスニーズに対応するためには、アプリケーションの追加・変更に加えて他システムとの連携の再構築をしなければならず、かなりの時間と作業が必要となります。

ましてや、ビジネス変化に対応することは難しい。ビジネスが変化するとビジネスプロセス連携の仕組みも変化するため、個別アーキテクチャのシステムでは結合テストが不可欠となり、変化に対応するコストが高くなり時間もかかるからです。変化対応力やアジリティの面では、密結合のシステムより疎結合のSOAシステムの方が優れています。

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