HPは本日、BMW WilliamsF1のチーム本部において、FW26レース・カーの革新的な新形状の構造とエアロダイナミクス・モデリングにおいて重要な役割を演じたことを発表しました。
HP Linuxベースのスーパー・コンピューティング・プラットフォームを使用することでBMW WilliamsF1チームは風洞実験に用いられてきた従来のモデリング技術を補強し、仮想環境で設計、シミュレーションおよびテストを行うことが可能となりました。これにより、WilliamsF1デザイン・チームは、予測的エアロダイナミクス設計プロセスに活用できる時間を最大化し、革新的なFW26レース・カーを開発することができました。
FW26の特長:
- 明らかに短いノーズコーンと牙状の「突起」上に取り付けられたフロントウイング。フロントの独特な形状は2つのキールを持つモノコック・デザインとの関連から開発されたもので、フロントの上部と下部の空気の流れを促進し、リア・ウィングに直接流れるようにエアロダイナミクスが改良されています。
- 車のフロント側面を増大する、より細いサイドポッドの形状により、さらにエアロダイナミクス性能が向上しています。
「HPのテクノロジにより、我々は車の外形を飛躍的に改良することができました」とWilliamsF1の上級CFD (Computational
Fluid Dynamics) エアロダイナミシストであるネーサン・イーグルス (Naethan Eagles) 氏は述べました。「設計時間の短縮、正確で迅速なデータの取得・分析により、より多くのモデルを作成しテストして、迅速に満足の行く結果を出すことが可能になりました。」
2003年にHP Linuxスーパー・コンピュータ・プラットフォームが導入されたことにより、WilliamsF1チームはエアロダイナミクス・シミュレーション能力を3倍に強化し、車のデザインと分析を効率的に行うことができました。詳細なCFDシミュレーションにより、チームの限られた開発時間内に幅広くソリューションを探求することが可能になります。デザインの工程段階を3日から14時間に短縮できます。
「コンピュータ・シミュレーションとバーチャル・カー・モデリングは、デザイン・チームが正確かつ総合的に計画とテストを行って、最適なエアロダイナイミクス性能を実現する手段を提供します。」とHP
EMEAのHPC部門のマネージャであるティム・ブッシュ (Tim Bush) 博士は述べました。「この革新的な新車を実現できたのはHPとWilliamsF1の先進的な技術パートナシップのお陰です。」
HPのシステムは、WilliamsF1レーシング・カーを製作するレース・チーム本部のある英国グローブにインストールされています。
HPの技術提供:
- IT戦略開発、インテグレーションとサポート
- BMW WilliamsF1チーム本部とトラック上、そしてテストにおける24/7のグローバル・サポート
- エアロダイナミクス・モデリングと分析のための、業界標準HP
- ProLiantサーバを用いたLinuxベースのHPスーパー・コンピュータ・クラスタ
- HP-UXを実行するHP Integrity rx5670サーバ
- 2台のHP AlphaServerスーパーコンピュータ (HPC320とSC40クラスタ)
- 第2世代HP ProLiant DL380サーバを搭載した可動データ・センタ
- 最新のタブレット、デスクトップとノートブックをサーバと接続するワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク (WLAN)
- デザインと製造工程に必須な部分を担うプリンティングとイメージング・ソリューション (HP Designjet 1050C
2台、HP Designjet 500PS 1台、HP LaserJet 9000N 1台と各種HP LaserJet、Deskjetインクジェット・プリンタ)
HPはBMW WilliamsF1チームの主要なスポンサーです。HPはカー・デザイン、パフォーマンス・マネージメント、製造、テスト用遠隔データ収集をサポートする製品、テクノロジ、ソリューションおよびサービスを提供し、チームがレースに専念できるように支援しています。
(注)2005年シーズンの終了をもって、BMWウィリアムズF1チームとのスポンサーシップは終結します。 |