現在、IT部門では毎年1200以上のプロジェクトを進めています。これをビジネスとITの整合性を高めるためにビジネス上重要なものにフォーカスして、500プロジェクトに絞り込みます。すなわち、2人で10のプロジェクトを同時に進めるのではなく、10人で重要な2つのプロジェクトに集中的に取り組むやり方に変えるのです。
そこでの優先順位を決める指標としては、法規制への適合、合併への対応、ビジネス成長への貢献度などが考慮されます。ビジネスへの貢献度ということでは、ビジネス部門がROI (コスト・リターン分析)について、定量的、定性的観点でデータを埋めて、ビジネスサイドのマネージャがこれらに基づき優先順位を判断します。
また、IT環境を非常に複雑にしてコストを圧迫する要因の一つにアプリケーションの増殖、肥大化があります。同じような機能の提供を行うのに、複数の種類のアプリケーションが存在している状況では、標準化による種類の絞込みを行いとインスタンスの削減が重要です。合併当初、7000以上あったアプリケーションも標準化、集約によって3500にまで削減されていますが、これを最終的には1500にするようにシンプル化を進めています。 |