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事業継続・災害対策

シナリオ1:対策の必要性を経営層が認識できない・・・・・・

事業継続・災害対策

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発生してからでは遅すぎる

A社では順調な成長に伴って、納入先や調達先の数が着実に増え、海外拠点とのやりとりの機会も急速に拡大していました。こうした状況に対応するため、IT部門では各部署からの要求に従って業務を担うシステムの増強を繰り返していました。その結果、余裕でシステム需要に応えるだけのキャパシティは確保できていたものの、構成の複雑さが増大。ビジネスのIT依存度の高まりと並行して、システムとしてのぜい弱化も進行していたのです。
発生してからでは遅すぎる

万が一、大規模な災害が発生し、システムに影響が及んだ場合、復旧までの期間が読めない。不安を抱えたIT部門では、経営陣に大規模な災害に対しても事業を継続していけるIT環境の整備を進言しました。しかし、経営陣の反応は鈍く、なかなか必要性を理解してもらえません。その最大の理由は、A社のビジネスに果たしているITの役割とその重要性が経営陣に正しく伝わっていなかったことでした。ビジネスが成長していく中で、A社のIT依存度は経営陣がイメージしていた以上に大きなものとなっていたのです。

経済的損失の推移(想定)
経済的損失の推移(想定)

被害を定性的・定量的に予測する

 
いかなる事態が発生しても、取引先の要求に確実に応えていくことは、まさしく企業経営の基本であり、ときには利害が対立することもある部門間の意見を強いリーダーシップで集約できなくてはなりません。事業継続・災害対策への経営層の参加は絶対条件です。
そこでIT部門では、HPの提供するワークショップのサービスを活用。具体的な大災害としてイメージしやすい地震発生のケースで、起こりうる被害や対策の一般論を経営陣に学んでもらうことにしました。また並行して、A社の現状把握を実施。災害発生により業務フローのどこがどのような影響を受け、どのくらいの経済的損失を被るかを検討するビジネス・インパクト・アナリシス(BIA)、システム同士がそれぞれどのような依存関係にあり、あるシステムの被害がどのシステムに影響を与えるかをチェックするIT依存度分析といった手法を駆使し、討論を重ねたのです。被害のリスクを定性的、定量的に把握できたことで、経営陣の事業継続への意識は確実に高まっていきました。
 
業務フローからの被害予測
業務フローからの被害予測

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