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グリッド・コンピューティング

【解決策】グリッドにより地理的、組織間の境界を排除する

グリッド・コンピューティング

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理想的なIT供給の形態:グリッド・コンピューティング

企業における広域・広範囲に渡る異機種混在のITシステムは、グリッド技術を取り入れることで「ひとつの巨大なデータセンター」として機能することができます。グリッド技術は異機種混在のITリソースを仮想化・共有し、リソースが必要となる時間・場所で利用することを可能にします。必要となるアプリケーションには、必要なリソースが割り当てられ、使用可能な状態まで準備されます。このようなグリッド・コンピューティングは段階的に、しかし着実に活用されつつあります。グリッドはITシステムに革新をもたらし、将来の主要なIT実装形態となるでしょう。

グリッドの未来は、企業にさまざまなメリットをもたらします。

  • 世界中の自社組織、ビジネスパートナやサプライヤーなど、地域・企業を超えて、リアルタイムな企業間連携を実現
  • ビジネス活動を支えるITリソースを迅速に用意し、新製品の開発や市場への投入までの時間を短縮
  • ITコストの削減や投資対効果(ROI)の向上
グリッドコンピューティング環境のスケーラビリティ
図:グリッドコンピューティング環境のスケーラビリティ

グリッドの適用分野と分類

科学技術計算から広がるグリッドの適用分野

科学技術分野での導入からスタートしたグリッド・コンピューティングは、多くのアプリケーションのグリッド対応によりエンタープライズ・コンピューティング市場への普及を加速させ、様々な産業で応用が進んでいます。グリッド・コンピューティングは、業界標準規格・技術に基づいた、よりオープンな環境で発展をしており、新しい社会産業基盤及び科学技術基盤として注目されています。グリッド技術を提供できる分野としては、単一計算機で実現できない大規模計算処理 ( コンピューティング・グリッド ) 及びデータ処理 (データ・グリッド)、Webサービスの連携により構成される情報サービス(ビジネス・グリッド)、遊休資源の有効活用(PCグリッド)などが挙げられます。

さまざまなグリッド・コンピューティングの形態

コンピューティング・グリッド 〜広域な分散並列コンピューティング環境〜
マイクロプロセッサ技術の劇的な高速化・高性能化と、業界標準IAサーバを利用したクラスタは、科学技術分野をはじめとする大規模な計算処理が必要な分野において多大なコスト構造の変化をもたらしました。従来の大規模スカラーSMPサーバ、並列ベクトルサーバに加え、高性能コンピュータシステムはIAサーバ・クラスタやPC など様々なコンピューティング・プラットフォームの利用が可能になりました。汎用コンポーネント、オープンソースの Linux、並列支援ソフトウェアを組み合わせることにより、コストパフォーマンスとシステムの柔軟性を実現し、幅広い分野で導入・利用が進んでいます。

エンタープライズ・グリッド 〜有機的なサービス連携を可能にするWebサービス〜
eコマースの急速な成長や広帯域インターネットの普及を背景に、企業はソフトウェアをサービスとして提供・利用するモデルを採用しつつあります。このエンタープライズ・グリッドの分野においては、XMLやSOAP、WSDLなどのWebサービスの業界標準規格をベースとして提供・実装されます。グリッドは、異機種混在リソースを仮想化し、SOAを実現する柔軟なITインフラストラクチャを実現することが可能です。以前よりも地理的、組織的な境界を意識することなく、企業内/企業間でITリソース・サービスを共有することができます。そしてグリッドは、需要に応じて迅速にサービス・リソースが提供されるユーティリティ・コンピューティングを実現します。

データ・グリッド 〜さまざまなフォーマット/タイプの分散したデータの統合利用環境〜
複数企業・団体にまたがった、更新頻度の高い大規模データベースなどを対象とした計算処理には、データベース・フォーマットの異種混在、元データと利用データの整合性、セキュリティ、ネットワーク環境の安定度、管理コストの抑制など、多くの課題・障壁が存在していました。これら問題を解決するにはミドルウェア・ソリューションなどを活用してデータ・グリッドを構築し、業務の効率化を実現することが可能です。
また、広域/異機種混在のストレージ環境においては、いかに短期間で構築/カットオーバーするか、設計/構築品質のバラツキをなくすか、変更/メンテナンスの容易さを保持できるかと言うような既存の階層型ストレージ環境の限界ともいえる問題があります。これらに対しては、ブロック型モジュールの組み合わせによるストレージ・グリッド環境という新しいアーキテクチャを採用したソリューションを導入することで、サービスレベルに応じたストレージユーティリティ環境を構築することが可能です。

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